自分も似たような黒歴史があったなぁと思い出して、ちょっと共感して恥ずかしくなったりしながらも面白くてついつい読んでしまうような作品です。高校入学したらモテまくりのリア充になれると考えていた主人公、黒木 智子(くろき ともこ)。しかし、現実はそんなに甘くなく、自分から話しかけることをしない黒木は入学早々からボッチになってしまいます。どうにかリア充になろうと奮闘することもあるのですが、それが逆に空回りしてシラケちゃったりして、見てるこっちが恥ずかしくてもう見てられない///となるときもありますw あまりに人と会話しなさ過ぎて危機感を感じて自分の弟に絡みに行くシーンがあるのですが、そのときの黒木のダル絡みっぷりは笑ってしまうくらいうざい絡み方なので、ぜひ読んでみてください! 2013年にはアニメ化もされているので、そちらもぜひに!
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Posted by ブクログ
もこっちの夏休み!すごいポジティブというか、空回りしても切り替えが早いというか…、本当に見てて楽しいです!きーちゃんがやって来るお話が大好きです。
Posted by ブクログ
作品評価からは少し外れるが、本人が「モテたい」のに「他人との会話もままならない」という状況は、かなりクるものがある。
願望があってそれが達成されないという軋轢はフラストレーションである。
他人からよく見られたいと思うからミスを過剰に恐れる。結果的に自意識が肥大して、行動に制限をかける。自意識ゆえに、そう制限されてしまうのを他人のせいにする。かくて近寄りがたい人間が形成されてしまう。
思うに願望というものは、しばしば人を目的から遠ざけてしまうものなのかもしれない。
逆説的だが、「別にモテなくてもいいや」というなら、こうも歪まなくたって済むのは間違いないのだ。結局のところ、人間素直がいちばん、ということだろうか。
しかして、モテたいんだろう。なら頑張れ、もこっち。