【感想・ネタバレ】ヒカルの碁 16のレビュー

あらすじ

前回のプロ試験で合格を逃した伊角が、親善試合のため中国へ。彼はその地で、中国棋院の猛者達を相手に修行を開始する。一方、佐為が消えてから囲碁を避けていたヒカルが、帰国した伊角の願いで久々の対局に臨み…!?

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囲碁の盤面が織りなすは、白黒つける勝負の世界。
その棋士ひとりひとりには、数多の色に彩られた人生が見えてくる――。

主人公・進藤ヒカルは、囲碁などとは縁遠い活発な小学生。しかし、平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)の霊と出会い、囲碁の世界に身を投じることに。
同じ小学生にしてプロ級の腕前を持つ少年・塔矢アキラや、その父にして名人段位を持つ塔矢行洋(とうやこうよう)。
彼らを始め、数多の棋士達との邂逅を経て、ヒカルはその人生を大きく変えながら成長していく――。

20年ほど前に若者の間で“囲碁ブーム”というものが起きたのをご存じでしょうか?
その火付け役となったのが、この『ヒカルの碁』。
対局シーンでの鬼気迫る表情や額に浮かべる汗、互いの戦略を探り合う思考のせめぎ合いなどを見ていると、思わずこちらも力がこもってしまいます。心理描写を繊細に描くタッチはさすが小畑健氏、囲碁のルールを知らなくても全然違和感なく惹き込まれる…。
中でもメインとなるのが、ヒカルとアキラ、そして佐為の物語です。
子供だった彼らが大人に近づくにつれて、内面や顔つきの変化していく様がとても丁寧に描かれています。あんなに丸顔だったのにこんなにシュッとした凛々しいお顔に…そんなところも少年好きの女性にはグッとくるポイントかも。二人の少年の出会いが囲碁界を変えていく大きな渦となり、生涯のライバルになるまでの長い道のりが本作の軸となっています。
そして、ヒカルの成長を見守る佐為の存在は、彼の良き友人であり、師匠であり、親であるような温かさを感じます。そんな二人の重要な転機となるエピソードがあるのですが…これが涙なくして語れない…。
彼らに限らず、濃密な時間を過ごしたキャラクター同士の関係性があるからこそ生まれる“人間ドラマ”が、本作最大の魅力です!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ヒカルの碁で一番好きなキャラは伊角です。私も感情のコントロールがものすごく下手なので「感情のコントロールに性格は関係ない。習得できる技術だ」ってのにはすごく衝撃でした

1
2009年10月04日

Posted by ブクログ

伊角が中国棋院で武者修行するストーリーがメイン。
所属する囲碁研究会の研修と言う名の旅行で訪れた中国棋院で年少の子達に歯が立たず、自分の碁を見つめ直すためにプロ試験前まで居残って修行する決意をする。
伊角を自分の部屋に寝泊まりさせてあげる揚海が良い味だしている。揚海は一流のプロ棋士でありながら最強の囲碁ソフトを作成するためにプログラミングに励んでいる人物だ。
17巻では別の人物がコンピュータが碁で人間に勝つにはあと100年かかると言っていたが、2016年にはGoogle傘下の企業が開発したアルファ碁にトップ棋士が惨敗して久しい。
技術の進歩は凄まじいものがある...

本巻は10巻に続き『イスミの碁』第2巻だ!

0
2025年10月04日

匿名

ネタバレ 購入済み

流石

伊角さんはいつも良い役割を果たしてくれて有難いです。本誌連載時の人気投票では伊角さんはトップを取っていた気が…
流石です伊角さん。

#エモい #ドキドキハラハラ #深い

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2025年01月04日

Posted by ブクログ

いやもう、展開に泣いちゃうよね。
佐為はミームとしてヒカルの中に残り、
今後もその囲碁は進化し続けるっていうわけですよ。

ヒカル行きつけの碁会所の女将さんはほんとイケメン

0
2021年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プロ試験を落ちた伊角が中国へ。
囲碁の世界の広がりをしることが出来る。

日本、中国、朝鮮の3地域に根付く遊興競技が、世界の文化に成る日を願う。

0
2013年04月17日

Posted by ブクログ

佐為編のクライマックス。
伊角との対局でその棋譜の中に、佐為の存在を確信するヒカル。
たとえ人の命は消えても、人の想いがある限り、その人の中に生き続けるのではないか。
大切なメッセージを受け取った気がします。

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2010年08月14日

Posted by ブクログ

今まで漫画に取り上げられなかった分野というだけでも画期的だけれども、碁のルールが分からない読者をも魅了するその構成がさらに凄い(碁がまったく一般的ではないタイでも、タイ語のヒカ碁は大人気です)。ちなみに僕が一番好きなシーンは、「くらいついて来るしかねェな」という森下九段の言葉に、ヒカルがぐっと扇子を握り締める部分(20巻)。

小畑健の画の一番の力は「眩しさ」の表現の仕方だと思いつつ、実はヒカルたちの成長こそが眩しいです。そうそう、数年前にとあるきっかけでお会いした監修の梅沢由香里さんは、絵に描いたような素敵な女性でした〜。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

前回のプロ試験で合格を逃した伊角が、親善試合のため中国へ。彼はその地で、中国棋院の猛者達を相手に修行を開始する。一方、佐為が消えてから囲碁を避けていたヒカルが、帰国した伊角の願いで久々の対局に臨み…!?

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

伊角さんの中国修行、碁をやめようとするヒカルの苦悩、そして二人の対局―――佐為の存在を再確認するシーンは思わず涙です。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

全23巻

ヒカルが成長するまでは結構本気で読んでました。
囲碁は勉強しても理解出来なかったけど、面白く読めました。
以後は和谷と伊角さんばっかり見てます。
全部揃ってません…。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

この表紙を本屋で見たとき 興奮して思わず隣りにいた母を殴りました(そして怒られました)伊角さんもがんばってます

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2009年10月04日

ネタバレ 購入済み

碁盤にいる

なるほど、別れはやってきたが、碁の世界に留まる限り、彼は永久にそこにいるということか。うまい落とし方。

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2023年12月12日

Posted by ブクログ

伊角さんの中国修行。
これでだいぶメンタル鍛えられたかな。
今度こそプロにあがってきてほしい。
そして、ヒカル。
女々しくてイライラするよ…。誰か喝入れてやってくれ。

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2017年03月12日

Posted by ブクログ

前回のプロ試験で合格を逃した伊角が、親善試合のため中国へ。彼はその地で、中国棋院の猛者達を相手に修行を開始する。一方、佐為が消えてから囲碁を避けていたヒカルが、帰国した伊角の願いで久々の対局に臨み…!?

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

楊海(ヤンハイ)
いら立ち あせり 不安 力み 緊張 プレッシャー‥つきまとう感情に振り回されるなっ
キミにとって一番大切なことだ石だけを見ろっ
これは自覚と訓練でできるっ
元々の性格なんて関係ない修得できる技術さこんなもん
修得できるー技術⁉︎
そんなふうに考えたことはなかった
感情のコントロールが?

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2014年10月11日

Posted by ブクログ

中国で負け続けながらもプロの世界を諦めないために、ここで勝つしかないって思える伊角さんは強いと思う。
心のコントロールが下手でも強くなる素質はちゃんと持ってるんじゃないかな。
ヤンハイさんが言ってた「石だけを見ろ」って言葉は印象的だった。

碁を打たないヒカルにアキラや和谷をはじめとした周りが叱咤してるのがなんかすげぇと思いました。
期待されてるんだな…と思って。
三谷が大会出るってやる気になってるのが2年前のヒカルみたいで。
この巻の最後の場面が泣けるんだよなぁ。

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2013年04月20日

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