【感想・ネタバレ】ヒカルの碁 6のレビュー

囲碁の盤面が織りなすは、白黒つける勝負の世界。
その棋士ひとりひとりには、数多の色に彩られた人生が見えてくる――。

主人公・進藤ヒカルは、囲碁などとは縁遠い活発な小学生。しかし、平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)の霊と出会い、囲碁の世界に身を投じることに。
同じ小学生にしてプロ級の腕前を持つ少年・塔矢アキラや、その父にして名人段位を持つ塔矢行洋(とうやこうよう)。
彼らを始め、数多の棋士達との邂逅を経て、ヒカルはその人生を大きく変えながら成長していく――。

20年ほど前に若者の間で“囲碁ブーム”というものが起きたのをご存じでしょうか?
その火付け役となったのが、この『ヒカルの碁』。
対局シーンでの鬼気迫る表情や額に浮かべる汗、互いの戦略を探り合う思考のせめぎ合いなどを見ていると、思わずこちらも力がこもってしまいます。心理描写を繊細に描くタッチはさすが小畑健氏、囲碁のルールを知らなくても全然違和感なく惹き込まれる…。
中でもメインとなるのが、ヒカルとアキラ、そして佐為の物語です。
子供だった彼らが大人に近づくにつれて、内面や顔つきの変化していく様がとても丁寧に描かれています。あんなに丸顔だったのにこんなにシュッとした凛々しいお顔に…そんなところも少年好きの女性にはグッとくるポイントかも。二人の少年の出会いが囲碁界を変えていく大きな渦となり、生涯のライバルになるまでの長い道のりが本作の軸となっています。
そして、ヒカルの成長を見守る佐為の存在は、彼の良き友人であり、師匠であり、親であるような温かさを感じます。そんな二人の重要な転機となるエピソードがあるのですが…これが涙なくして語れない…。
彼らに限らず、濃密な時間を過ごしたキャラクター同士の関係性があるからこそ生まれる“人間ドラマ”が、本作最大の魅力です!

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感情タグBEST3

購入済み

発進!

2021年06月06日

院生試験に合格したヒカルは塔矢に追いつくために院生での勉強を始めます。そんな中塔矢が新初段シリーズでこれでもか!という力強い対局を打ち、それを目の当たりにしてまた刺激を受けます。

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購入済み

アキラ好きにはたまらない

2021年05月14日

自分は塔矢アキラのキャラがいつもお気に入りです、この巻はたくさん名場景シーンが出ました、ホントに何度見てもワクワクしました!!

#癒やされる #感動する #カッコいい

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Posted by ブクログ 2021年02月07日

第46局「起爆剤」では緒方先生がアキラを奮起させるために、ヒカルが院生になった様子を見せるわけですが、この前後でのアキラの表情の変化が非常に良いです。
そして、決め顔で「近づけさせません」の宣言。良い。

第51局「時々戻りたい場所」の素直に囲碁部に合流できない三谷もいい。ただ、ちょっとかわいそうだ...続きを読むったな。

絵柄
伊角さんは大分顔が幼い、緒方先生は登場当時のもっさい感じから、最後のイケメンな感じの丁度真ん中ぐらいの顔。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年10月02日

ヒカルの碁は、遊びの要素と、囲碁の勉強の要素が、うまく混ざり合って、遊びの要素、子供の心理描写がうまいところに、飽きさせないところがあるのでしょうか。
院生というものがあることは聞いていましたが、院生試験の仕組みを、この本で知りました。
面白く学べるというところが、ヒカ碁の神髄かもしれません。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

今まで漫画に取り上げられなかった分野というだけでも画期的だけれども、碁のルールが分からない読者をも魅了するその構成がさらに凄い(碁がまったく一般的ではないタイでも、タイ語のヒカ碁は大人気です)。ちなみに僕が一番好きなシーンは、「くらいついて来るしかねェな」という森下九段の言葉に、ヒカルがぐっと扇子を...続きを読む握り締める部分(20巻)。

小畑健の画の一番の力は「眩しさ」の表現の仕方だと思いつつ、実はヒカルたちの成長こそが眩しいです。そうそう、数年前にとあるきっかけでお会いした監修の梅沢由香里さんは、絵に描いたような素敵な女性でした〜。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

アキラに追いつくための第一歩である院生試験が始まった。緊張と焦りがヒカルを苦しめるが、果たして結果は!? そして追われる側のアキラも、プロとしての第一歩である王座との対局に臨む!! 巻末には特別編を収録!!

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

いよいよ院生。今までとレベルの違うところでの勝負。かつて見た最強の打ち手もその中では弱小。大きな不安に苦しむ。

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ネタバレ購入済み

本格的

2023年11月29日

段々本格的な囲碁マンガに。ライバルも増え、厳しい対戦が続く。実力もまだまだだが、ここからの成長が丁寧に描かれて行く。

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Posted by ブクログ 2021年09月27日

第6巻から院生として活躍する。囲碁マンガとしては本番であるが、勝負の世界に入った厳しさがあり、漫画の雰囲気が変わる。第1巻から第5巻までの学生生活の中での囲碁への取り組みは囲碁に関心のない読者も入りやすかった。脱落する読者が出てこないか気になる。

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Posted by ブクログ 2017年02月05日

囲碁部が気になってたところだったのでそっちも描いてくれてよかった。
三谷くん戻ってきて、そしてヒカルと和解できたらいいな。

院生になってとうとうプロの世界が近くなってきてすごいな‥。

それにしてもヒカルは実際にいたら仲良くできなそうな子だよね。
まさに一人っ子って気質が‥。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

アキラに追いつくための第一歩である院生試験が始まった。緊張と焦りがヒカルを苦しめるが、果たして結果は!? そして追われる側のアキラも、プロとしての第一歩である王座との対局に臨む!! 巻末には特別編を収録!!

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Posted by ブクログ 2014年02月10日

しつこいがアキラが解せん。
なんであの一局で、自分の方がはるかに上を行くって解釈をしちゃうわけ?解せん。

とは言え、王座戦は魅せたね~。面白かった。

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Posted by ブクログ 2013年10月15日

プロの世界に入る前に院生として囲碁の修行ターン。素人の中では強くなってもまだまだ強さの先は奥深いというところで、当分足踏みかなぁ

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Posted by ブクログ 2013年04月13日

この巻の伊角がすごく幼いww

和谷ってヒカルの面倒見がいいような気がする。
そんな和谷が好きです(・∀・)

人数が減った囲碁部と三谷の嘘が寂しい。
三谷が素直になれたらって思うけど、なかなか難しいよね。
特別編では、筒井さん演技上手そうだなって妄想した!

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