あらすじ
オオイミ王率いる「月の客」と戦うため、自ら「月打」を受けた「おとぎばなし」のキャラクター達。その代償は、二度と元の本に戻れなくなること―― 自分たちが消滅しても、他の「物語」を守るというキャラたちの悲壮な覚悟が、優勢だった「月の客」の軍勢を押し返していく…! オオイミの旗艦に突撃する月光、その月光の元を目指すエンゲキブとともに、「おとぎばなし」たちの大反撃が始まる!!
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Posted by ブクログ
赤ずきんは、なんでああなったという感じ満載だし、やってることは、メチャクチャなんだけど、なんかものすごい勢いで感動するのです。
それは多分、作者の本気度のせいなんだと思います。
1つの物語が消えてしまっても、その心はメディアを変えて、姿を変えて蘇る。
物語は、死なない。
凄いメッセージです。
そういえば、白雪姫が何度も殺されたというのは、この物語が今の形になって残るという伏線かな?
と思って調べてみたら、本当にいろんな方法で殺されかけてますね。知らなかった。
Posted by ブクログ
王様と司令とシンデレラと赤頭巾ときんたろさんとわらしべと…生き生きしたキャラクター達が、旅立っていく巻です。
月打をうけたおとぎばなしのキャラクター達が、ほかの世界を守る為に戦う姿が切なく、美しい。
司令と王様の会話シーン、シンデレラと赤頭巾の最期のシーン、とてもよかった。司令と王様みたいなお父さんなら子供たち皆幸せだよ…!
そして、力を使ってやつれてしまってもなお、月光のもとへと向かうエンゲキブ。はやく、月光にあえるといいなぁ。
Posted by ブクログ
「わたしは
わたしの人生から
出ていくことはできない
ならば ここに
花を植えよう」
27巻で引用されている詩です。
これを藤田和日郎風にいうのなら「泥なんてなんだい」だと思うんですよね。
覚悟と決意と前進力。