あらすじ
マッチ売りの少女を連れて、『アラビアンナイト』の世界へと逃げてきたチルチル。目的はただ一つ、不幸な物語の中でしか生きることの出来ない少女を幸せにしてやること。そのためには手段を選ばないチルチルは、『アラビアンナイト』の世界で、強大な魔法の力を得ることに成功する。一方で、「最強月打」に打たれたチルチルに「月光条例」を執行すべく、数多くの執行者たちが『アラビアンナイト』の世界へ迫る! チルチルは彼らを退け、マッチ売りの少女を幸せにしてやることが出来るのか!?
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Posted by ブクログ
だだ泣きの1冊。
でも、人の慰めになるためだけに、不幸なキャラクターを存在させるのだとしたら、やっぱり、人間の業は深いなぁと思ったりしました。キャラクターが生きていれば生きているほど。
月光の正体は見えてきても、今いるチルチルの正体は、まだ見えてきません。
そこに、物語の作者である宮沢 賢治がどうかかわってくるかも。
この話が終わったらラストかな?
Posted by ブクログ
マッチ売りの少女とチルチル。不幸な物語の主人公が幸福になってはいけないのか、物語の中のキャラクターの幸せとは、月光の正体がわかり、物語は更に怒濤の展開で次巻が待ち遠しすぎる。
Posted by ブクログ
チルチル=月光なのは明かされましたが、なぜ二人はそれぞれ存在しているのかはまだ描かれておりません。それはチルチルが本当に望んだ事と、最後の打出の小槌で願った事が形になっているのかな?
そしてマッチ売りの少女の悲しい物語の中へ帰るという選択。その理由がちょっとしっくりこなかった。自分が子供の頃に読んで「マッチ売りの少女に比べたら幸せだ」とは思わなかったからかも。