あらすじ
“ジアース”を操り、かつて自分を陵辱した男たちに復讐を始めたチズ。だがそんな彼女が目にしたのは、自分をだまし裏切った男の車に乗る、尊敬する姉の姿だった!男をかばい楯になった姉の姿を見たチズは、“ジアース”からふたりの前へと姿を現し…
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チズ
チズの狂いはえぐいものだが、受けてきた仕打ちと年齢と背負ったものを考えると妥当と思える。原作は先生が救い用のない人間だと思えてくる。アニメ版でカンジやダイチと同じくらい大人っぽいと思っていたモジは、やはりそのままのようだ。
胸は痛いがクリアなものが残る
少年少女が、望んだわけでもないのにすべての命の責任を負わされて、それぞれの葛藤を乗り越えながら向き合う。
一人一人のストーリーに胸が痛くなるけど、なんだろう、読み終えたとき必ず、温かな気持ちやクリアなものが残るんだよね…
マンガワンで今更知って、一気読みして、どうしても繰り返し読みたくて結局購入。
今の自分の生き方も省みてしまう。深い。
いろんな伏線が細かく貼られていて、その回収も見事。
この作者さん、すごい。
なるたるも読みたくなってきた。
Posted by ブクログ
3巻からの続きのエピソード。
聖母のような千鶴の姉、私にはちょっと理解できないかも…
お姉ちゃん、素晴らしい人かもしれないけど、醜い部分を受け止めてくれる人が身内にいないのは、それはそれでつらい気がするなぁ。
ここにきて、誰か一人、契約していない人がいる?という新たな事実が判明。
仲間割れの様相を呈してきたぞ…。。
次のパイロットは、千鶴と同様に「特定の誰かを殺す」ことを考えていた少年。けれど誰かを殺しても自分が生き残ることはないと知って、彼は違う答えを選ぶ。これまでのパイロットと違って、清濁併せ持った感じのエピソード。
選ばれる順番というか、一人一人の選択の内容のつながりや展開が秀逸だなと感じ始めた。前の人たちの流れをふまえて次の人のエピソードがあるという感じ。一戦終えるごとに新たな事実が浮き上がるというのも次へ次へという引力になっているのかな。止まらない…