【感想・ネタバレ】おこぼれ姫と円卓の騎士 8 伯爵の切札のレビュー

あらすじ

デュークがキルフ帝国でもらした台詞が忘れられないレティだが、一旦頭を切り替え、次の王の専属騎士(ナイツオブラウンド)勧誘に動き出す。候補は、若くして未亡人となった女伯爵マリアンネと、流行には敏感だが幼女趣味(ロリコン)の伯爵子息ウィラード。しかしマリアンネには“個人的な事情”であっさり断られ、ウィラードは多忙で捕まらない。ようやく交渉できたと思いきや、ある条件が出され……!? 最強女王伝説、第8弾!

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巻を増すことによりいっそう目を離せない展開が多くなっていきます。
前回は騎士達の行動による部分がメインでしたが、今回はレティがメインの活躍をみせてくれます。

『初めは銀のスプーンを。次は陶磁器の小さなカップ。そして家庭用のスープ皿。明日はきっとサラダ用ボウル──日に日に貴方への恋心が溢れて、零れないよう大きな器に変える。私は食器棚を漁る日々』
すごく情熱的な詩で印象に残りました。

もう一つ
「……人の感情はスープに似ていると私の恋人は例えたことがあります」
「一度嫌いと思ったら、塩を入れても砂糖を入れても香辛料を入れても、更にスープがまずくなるだけで、美味しくはならないと。そうなったら全部捨てて、作り直すのが一番早いそうです。それに倣って、全てを捨ててから彼女への想いを『親愛』として一から育て直す……つもりですね、今のところは」
「けれど私は未練がましい男です。きっと全部は捨てず、どこかに残りのスープを取っておくのは間違いありません。そして時々、しまっておいたまずいスープを取り出して、味を確かめるんです。ああ、やはりまずいなと」
「まずくなっても、きっと大事なものはあります。私の大切なものは、私が管理する権利があります。これぐらいはいいでしょう?」
捨ててしまうのではない。しまっておくだけ。そして時々、蓋を開けてみる。
こんなこともあったのだという、思い出にするために。

この台詞すごく心に響きました。
いつかこんなふうに言えるような恋愛ができたらいいなと思います。

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2022年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一通り出てきていたキャラが騎士になったんで、次は?って思っていたら、ロリコン伯爵と未亡人伯爵の二人。おいしいです。

二人を騎士にするための条件は、潜入囮捜査みたいなもので、運良く1個解決したら、両方騎士にできるから、かなりやる気なレティ。鳥籠に入っているレティとか、メイドの格好をしたレティにボタン付けされてて、変な気持ちになってるデュークとか、いいわぁ。

ただ最後のデュークとのチェスのシーン。その前の円卓の世界では自分の思うとおりでOKっていうから、デュークとのラブ度UPなのかと思ったら、いやに思わせぶりなことを言ってます。デュークが自分に気持ちがあるのを見越して、もしかして、別の男性と結婚するって話になるのかなぁ。
オトキュンみたいな話は難しいと思うけど、そろそろデュークとレティも意識し出して欲しいなぁ。

次巻も楽しみです。

0
2014年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ8巻。
今回も面白い内容で楽しく読めました。
ウィラードさんの最後のシーンの言葉が
素敵だなと思いました。
想い出は全て捨ててしまわなくても、
自分の中でそっと取っておいて
過去に振り返ってもいいですよね。
レティさんとデュークさんの関係も動き出しそうで.
でもそっちに決断したのか…と
ちょっとそわそわで切ないラストでした。
今後どうなっていくのか
ますます気になります。

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2022年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ8巻目。

今回は新しいナイツオブラウンドが2人加わります。ただし、2人とも一筋縄ではいかない。そんな2人(ロリコン伯爵と美貌の未亡人)を騎士に迎えるために、2人が条件としてレティに提示したのは、ある少女を救うために変装してあるオークションに参加することで・・・。

新しい騎士は今までも登場してきたあのロリコン伯爵(笑)と、若き美貌の未亡人ですか!!そんな面白い2人が仲間になるのかとワクワクして読み始めました。けれど、2人とも個性豊かな分、騎士になるのにも一筋縄にはいきませんね(笑)
今巻の見どころはメイドと人形に変装したレティと大王イカでしょうかww
レティにボタンをつけ直してもらっている所とかちょっとキュンキュンしたのに、ラストではレティが何やら決意を決めてるし、この先どうなるのか気になります。恋愛要素は増えていくのかなぁ・・・

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2014年02月04日

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