あらすじ
フリートヘルムが、ウルク帝国の砂漠で消息不明――。知らせを受けた未来の女王レティーツィアは、兄の行方を探しに“砂漠の女神”神話が残る南の大国へ。ところが道中【奇妙な砂嵐】に遭い、騎士達と離れ離れに!――「この国は、何かがおかしい」違和感を抱きつつも、どうにか帝都に到着したレティは、ウルク帝国の皇子に助力を求めるが……!? 最強女王伝説第12弾!
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Posted by ブクログ
フリートヘルムが行方不明になり、レティは騎士達を連れて砂漠の国ウルク帝国へやってきました。
砂嵐で離れ離れになったレティがデュークに再会したときに、抱き付いたのはおおっ!って思いましたけど、やっぱりまだ友達止まりかなあ。
女神の謎も面白かったけど、ウルク帝国の病が大元にあったというのは予想外でした。
フリートヘルムも病にかかり、カリムの元にはゼノンが再登場。
ゼノンが出てくると、なんかまた一筋縄ではいかない予感がします。
次巻も楽しみです。
Posted by ブクログ
優秀すぎる兄たちのおこぼれで次期王位が転がり込んできたと言われるが、自分が王になることを知っていた王女レティの物語シリーズの12作目。
今回は、異母兄である第一王子フリートヘルムが、南方の大国・ウルク帝国の砂漠で消息不明となったことを聞き、レティが兄の行方を探しに向かう。その道中でレティたちも【奇妙な砂嵐】に遭って騎士達と離れ離れになったり、奇妙な連続通り魔事件があったり、流行病があったり、もうなんか色々おかしいことが起きている。ウルク帝国のカリム皇子のキャラが濃い。フリートヘルムがたくましすぎる。レティが無邪気に笑顔を見せるのかわいいし、レティの強引な侵入とカリムの扱いは愉快。レティの騎士のクレイグがするくだらない話も愉快。
一部が解決し、残りは次巻に持ち越し。最後はものすごく不穏な感じになってるから、次も色々ありそう。