あらすじ
“ミステリ中毒”の皆様へ――。たしかな効き目の処方箋(せん)がここに! 推理のゴールデンタッグが、「不可能犯罪」を解き明かす! 海水浴にでかけた燈馬(とうま)&可奈(かな)。ステキな夏の思い出を……と思いきや、沖にそびえる奇岩(馬岩)をめぐり、封印されたはずの“事故”が、“匿名(とくめい)の手紙”と不吉な殺人を呼び起こし……!? 40年前の記憶をたどる「寄る辺(べ)の海」編、そして「冬の動物園」編を収録!!
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Posted by ブクログ
「水原さん 僕達は神様じゃない だから真実を知るときも受け入れるときも
努力が…そして覚悟が必要だと思いますよ」(p38『寄る辺の海』
15歳でMIT(マサチューセッツ工科大学)を首席卒業し日本の高校に入りなおした変り種燈馬想(とうま・そう)と運動神経抜群なお元気少女水原可奈との痛快ミステリ。
ちなみに「QED」とは数学の証明用語で、燈馬が数学者でもあるためか、数学や物理など理数系の用語がやたら出てくるのも特徴です(ええ、半分以上わかりませんとも!・笑)
徐々に進展していく燈馬と可奈の関係も見所。台詞は『Serial John Doe』と迷いましたが、謎を暴く探偵の性というか自戒としてこの台詞で。
他にも『褪せた星図』『学園祭狂想曲』『凍てつく鉄槌』『夏休み事件』もオススメ!