【感想・ネタバレ】万能鑑定士Qの事件簿 VIのレビュー

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万能鑑定士シリーズの第6弾。万能贋作士・雨森華蓮が相手となるストーリー。MNC74の正体を暴くべく葉山・宇賀神らとともに暴いていくが、いっこうにその偽物は見つからない。様々な手段で騙そうとする雨森華蓮とその謎を解こうとする凜田莉子の闘いがとても面白かった。屋敷で何を鑑定しても本物しか出てこず何が目的なのか、手がかりが何なのかが莉子に気づかせない所が華蓮の強敵ぶりを表わしていると感じた。
目的も今までとは異なり売りつけるためではなく、自分にとって都合の良い鑑定士を製造するためのものである事が明らかとなったところがとても凄い作戦だと思った。普通に考えると、目利き力のある鑑定家が鑑定した方が商品に信頼が生まれるがそのような事は関係なく鑑定家であるという所が重要だという事がこのトリックの肝であった。
最後に、今回も莉子は今までの犯人と同じように莉子の説得に心を洗われていくが、今回は今までとは違い彼女は再犯の予兆を残すものとなった。しかし、エピローグの彼女を読むと彼女はただのサイコパスではない別の一面を見せることとなった。次の彼女が見せる一面は白雨森か黒雨森か、読者としてとても楽しみである。

この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
凜田莉子:佐藤聡美
小笠原悠人:寺島拓篤
葉山翔太:中村悠一
荻野甲陽:平田広明
宇賀神博樹:神谷浩史
雨森華蓮:日笠陽子
天笠絢音:村川梨衣
熊切比乃香:徳井青空
須磨康平:谷山紀章
折橋智哉:前野智昭
八木沢駿介:黒田崇矢
片貝咲良:富田美憂
辻中隆:三宅健太
嶋真央:生天目仁美

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2022年02月13日

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莉子と雨森華蓮の出会う巻。万能贋作師の華蓮が次に手を出そうとしている贋作とは何か?莉子は華蓮の犯罪を未然に防ぐことができるのか。
コミックで読んでいたエピソードだけれど、文章で改めて読むとまたおもしろい。普段あんまり反りがあっていない小笠原のことを葉山が励ますシーンにぐっときた。

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2018年07月09日

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雨森華蓮(とヨゾラ)登場!
そんなものまで鑑定するの鑑定士!
モノは予測できたけど、そーきたか!そうきたのか!!
今までのシリーズの中で一番面白かった!
借りたからにはと読み続けてよかった。
自力で買ってたら一冊目で脱落してたかもしれんし…

華蓮がなぜあんな風になったのか、その背景が気になる。ヨゾラだけが信頼できる相手だったのだろうなぁ。

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2021年02月07日

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〇 概要
 万能鑑定士Q,凜田莉子の最大のライバル,万能贋作者の雨森花蓮が登場する。莉子は,鎌倉の豪邸に招かれ,不可思議で目的不明な鑑定の数々を依頼される。万能贋作者である雨森花蓮が手掛ける最新にして,最大の贋作,MNC74とは何か?

〇 総合評価 ★★★★☆
 凜田莉子のライバルである雨森花蓮が登場。これまでの作品の犯人とは異なり,莉子にやられっぱなしではなく,莉子を上回る知識と存在感。インパクト抜群。万能贋作家として作り出した贋作が,婦人の信頼を得る鑑定士というアイデアは秀逸。ただし,そのアイデアだけの作品で,やや冗長感はある。短編にしていれば,傑作になりえたかも。
 とはいえ,トータルのデキはいい。ただし,途中が冗長な分,真相に気付いてからの展開が短く感じる。トータルで見ると,シリーズ作品としてのデキは高め。★4で。

〇 サプライズ ★★★★☆
 花蓮が行ったMNC74とは,婦人に信頼される鑑定家を作り出すこと。この真相はなかなか面白かった。

〇 熱中度 ★★★☆☆
 MNC74とは何の贋作作りか?という魅力的な謎でひっぱるが,少し冗長感はあった。

〇 インパクト ★★★★☆
 偽の鑑定家作りというアイデアはインパクトがある。雨森花蓮というキャラクターもインパクト抜群

〇 キャラクター ★★★★★
 莉子を上回る才能を感じる雨森花蓮というキャラクターの存在感は抜群

〇 読後感 ★★★★☆
 雨森花蓮から八木沢へのデザインのプレゼントがあったというエピローグは読後感をよくしている。

〇 希少価値 ☆☆☆☆☆
 人気シリーズなので,希少価値はない。
〇 メモ
〇 八木沢駿介が,「特殊な流通経路を掌握していて,大量の商品政策を発注する準備がある」として,雨森花蓮に呼び出される。
〇 八木沢は,H&Mに行き,自分が倉庫で一部を切り取ったワンピースが陳列されていることを知る。八木沢は,雨森から,2億円分の発注の依頼を受ける。
〇 八木沢は納品をするが,代金の入金がない。八木沢は夜逃げをする。
〇 八木沢の秘書片貝咲良は,万能鑑定士Q,凜田莉子に連絡し,八木沢の行方を探す。莉子は八木沢が高知にいることを見抜く。
〇 辻中隆と嶋真央というアパレル関係の鑑定人が呼ばれ,花蓮から鑑定の依頼を受ける。悪質なコピーだと鑑定されたことを踏まえ,花蓮は服を燃やす。
〇 莉子達は,高知で八木沢を見つける。H&Mで花蓮が使ったトリックを暴く。
〇 八木沢は被害届を出し,莉子は,警察から雨森花蓮についての情報を得る。花蓮は,既に捕まっている詐欺仲間にも詐欺の計画を開始したというメール(MNC74を発動した)を送っていた。
〇 莉子が花蓮の目にとまるように,マスコミに売りだす。
〇 莉子が花蓮からの依頼を受ける。鎌倉に来て鑑定をしてほしいとのこと。
〇 莉子はMNC74が何の贋作作りかを暴くために鎌倉に行く。
〇 雨笠絢音と熊切比乃香の二人が莉子を迎えに来る。
〇 たくさんの上流階級の婦人の前で,莉子への鑑定依頼が始まる。花やプラスチックフィルム,野菜など
〇 ディナー会場でも鑑定が続く。バイオリン,イクラなど
〇 手提げ金庫からたくさんの紙幣を出し,何枚の紙幣を出したかを当てるように言われるが,莉子はこれを外す。
〇 ディナーの立食パーティを抜け出し,莉子は須磨康平と折橋智哉という二人の鑑定家と出会う。
〇 小笠原が,警察の前で,コーラについての知識をひけらかすが,恥をかく。
〇 翌日も莉子に対して鑑定の依頼が続く。その中でアクセサリを皿に入れ,音で当てるという座興のようなものがあり,莉子はこれを外す。
〇 最後の鑑定として,婦人たちの持ち物からどの婦人の持ち物かを当てるように依頼される。莉子は20人のうち,3人しか当てられなかった。
〇 小笠原が「キヤノン」と記載すべきところを「キャノン」と記載された登記簿を見て偽造に気付く。
〇 莉子と花蓮の対面。莉子は,花蓮に何をしたのか尋ねる。花蓮は,ここで目的を達したという。莉子は,何があったのか分からない。
〇 花蓮の一味は逃亡。婦人たちの素性ははっきりしない。鑑定家たちがどこにいるかも分からない。捜査は暗礁に乗り上げる。
〇 莉子,テレビで「シード選手」ということばを聞き,真相に気付く。
〇 莉子,折橋と竹添志保という女性(鎌倉の婦人たちの1人)が会っているホテルに行き,二人に会う。
〇 莉子は鎌倉で行われた自分が失敗した座興のトリックに気付く。MNC74は婦人たちに信頼される鑑定家を作り出すというものだった。須磨はシード選手として扱われトリックを知っていた。
〇 山中湖の湖畔で,須磨が主催する即売会が行われる。これこそが花蓮の行った詐欺。莉子と警察が踏み込むが,花蓮は逃亡
〇 莉子の推理で松島湾に来る。
〇 花蓮はトリックを使い,雨笠絢音と熊切比乃香を仲間割れさせる。
〇 花蓮がいるマンションに莉子が現れる。ヨゾラという猫の習性もあって,花蓮の居場所が莉子にばれた。莉子は花蓮に勝ち,花蓮は逮捕される。
〇 留置所から八木沢にしゃれたデザインの型紙がプレゼントされる。

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2017年07月02日

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シリーズ第6弾。安定の面白さ。
万能贋作者との対決。華蓮って性格悪いなあ。。。でもこういう犯罪を犯す人って頭がいいのよね。もっと社会のためになることにその頭脳を生かせばいいのに、、と思うのだけど。

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2016年07月22日

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雨森華蓮がどんな”万能”かわくわくしながら読んだ。巧妙だ。。最初の町工場のところではそんなうまい話があるかと思っていたが、経営者からすれば藁をもすがる思いだったんだろうな。鎌倉の豪邸での一夜にはハラハラした。グッジョブ、女好きの鑑定士さん。

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2020年08月21日

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う~ん、ありえない~飯田橋の倒産寸前の縫製工場に5万点の発注があった。HMへ秘密裏に納められるという。しかし、入金はなく、しかも著名な鑑定家がトラックで偽物と鑑定して灰にされたらしい。犯人は雨森華連、逮捕には著名な鑑定家を引き込むしかないと判断し、週間カドカワで特集を組んだら、食いついてきた。キャノン所有の保養所に呼び出され、様々な雑多なモノを鑑定させられたが、なぜ・こんなテストが繰り返されるのか莉子には理解できなかった。鎌倉まで来ていた小笠原は、警察が資料として持っていた豪邸の登記簿が偽だと気がついた…~偽物即売会で5億の荒稼ぎかぁ、これで雨森華蓮と知り合いになったのね

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2019年10月18日

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雨森華蓮との不可思議な対決。目的のわからない不思議な鑑定を続けさせられる莉子。最後に逆転できるのか?

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2018年11月16日

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万能贋作者・雨森華蓮VS凜田莉子

莉子のように自分だけしか知らない知識で状況を打破したい小笠原だったけれど、一度の失敗によって、本当に重要な場面で信用してもらえなくて不憫だった。頼りなさそうだけれど、莉子を助けに行く姿勢はかっこいい。
華蓮も、自分の能力を違う方面に活かすことができていたら、もっと幸せな人生を送れたのだろうか。

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2017年05月09日

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某お笑いコンビを彷彿させる女性二人組が少々五月蝿かったけれど、万能贋作者との対決は面白い。MNC74がアレだったとはね。最後、家族を失った黒猫ヨゾラが可哀想。キャットフードの良し悪しを鑑定する「黒猫ヨゾラの名鑑定」なんてスピンオフができないかな(笑)。

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2016年03月31日

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万能鑑定士は1巻と2巻だけが続いてて、
そのほかはどれからでも読めるということで6巻!

9巻は映画化してたから読んで、
6巻は主人公の「凜田莉子」のライバル万能贋作者「雨宮華蓮」がでてくるというので読みたかったの!
で、
結果的には凄いものを贋作したなぁー。
と、
思ったのと最後が、
最後の「雨宮華蓮」がさぁ。。。

まぁ、
そこそこにおもしろく読めますよ!

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2015年07月12日

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なんかすっきりしないなぁ
そして莉子のキャラが再びよく分からなくなった…まじで?とか言うタイプなの!? 他にも今回の莉子の口調が分からないとこがあって混乱

本編は華蓮が追い詰められるまでのテンポは悪くないんだけど
感情移入しちゃうタイプだからか莉子の先をいく連華にただただイライラさせられた
そしてそこからのあの早すぎる最後の展開についていけない

華蓮にはまんまと逃げおおせてみせて欲しかったとこがあるのと
彼女の本質が莉子の言うように善人だったのはなんか分かるけど、いい人過ぎない?ってのとでなんかすっきりしたようですっきりしない

でも華蓮は意外と嫌いじゃないから、出来たらまた、今度は味方ないし助っ人として出てきてくれたら嬉しいかなー


人の本質は善人だとは私も思うし、
華蓮が莉子と出会い、彼女自身を見てもらえて変われたように、悪い方向にいってしまっても、道を正せる機会は誰にでもあるとも思うけど、
同時に外的要因によって人はいくらでも変わり得るものであり、どんな出会いもいい方向に影響しないことだってあり得るともまた思ってしまう
こう思ってしまうあたり、私ってばどうなのとも思うけど苦笑

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2014年11月16日

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莉子さえも手玉に取る贋作師ということで頭脳戦が楽しめるかと思いましたが、説明しないんだから莉子の先を行けて当然という人物でしかありませんでした。
広く知られているような雑学が事件解決に動き出すきっかけになっているので、せっかく莉子のように知識が豊富で頭が切れる敵が出てきたのにその能力に疑問を持たずにいられませんでした。
そろそろ雑学のネタが尽き始めたのかな?

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2014年09月14日

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