あらすじ
監獄〈黒い太陽〉に幽閉されていたヴィクトリカは、母コルデリアの身代わり計画により脱出。ロスコーとともにソヴュールを離れて海の彼方へ。徴兵された一弥は、彼女を想いつつ戦場の日々をひたすらに生き延びてゆくが、ある日の敵襲で……。アブリルに、セシルに、グレヴィールに、古き世界に大いなる喪失と変化が訪れる。その先に待つものは? そしてヴィクトリカと一弥に再会の日は……!? 大人気ミステリ、感動の完結編!!
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Posted by ブクログ
このシリーズ、好きすぎる。
終わって欲しくなかった。
ずっとずっとこの世界で生きる人々の生活を
垣間見ていきたかったなぁ、と寂しい気持ちです。
特にこのラスト上下巻は泣けました。
Posted by ブクログ
お互い戦争に巻き込まれる久城とヴィクトリカ。
ヴィクトリカは実の父親でもあるブロワ侯爵の陰謀によって。久城は抗えない徴兵によって。
コルデリアとブライアンの悲しい運命。
でも無事にハッピーエンドで良かったなー。
アニメとはちょっと違う感じだった気がするけど。
ちょくちょくアヴリルとかアンブローズとか入るけど、再び会うことはあるのだろうか。短編のほうでなんかあったりすんのかな?
8巻はもはやミステリーでは全くないけど、完結編としては、まあまあ良かったと思う。
Posted by ブクログ
ラストまで読んでほっとした。
同時に、もう読めないのかと思うと寂しい。
シリーズ途中までは、海を挟んで離れ離れになった二人が(さらに、戦争という生死も分からない状況で)どうやって再び会うことができるのだろうか、と思っていた。
あんなに小さなヴィクトリカが(1巻では切符の買い方さえ知らなかった少女が!)海を渡ってまで会いに行くことを想像できなかったので、きっと戦争が終わって一弥が探しに行くんだろうと予測していたのだけれど、全く違った展開。
二人が無事会えるのか、その先は?とドキドキしながら読み進めた。
アブリルやセシルやゾフィのその後が気になるけれど、とにかく主役二人が幸せになってくれて嬉しい。
「未来へ!」というメッセージがあふれた最終巻、堪能した。
Posted by ブクログ
再読。世界大戦という嵐をくぐり抜けて、ようやく再会したヴィクトリカと久城。その再会場面の描写が素敵。「……君、退屈してた?」というこれまでの二人の重ねた時間を凝縮した一言に涙する。未来へ踏み出すラストシーンは晴れ晴れとしていた。
Posted by ブクログ
想像できなかった何かが起こってコルデリアも一緒にいたほうのブライアンも救出、ハッピーエンド!
になるわけではもちろんなく。
娘の未来に自分の命の全てを懸けたコルデリアの想いが熱かった。
グレヴィールが最後の最後でいい兄貴になった。もう知恵の泉はいないけど、幸せになってほしい。
アヴリルちゃんは最後の最後で辛かったんだけど…。その後の描写がないのでどうなったか気になる。新章で冒険家として再登場したりするのかな?
それぞれ指輪とペンダントを持ちながらお互いを想う久城とヴィクトリカ。
指輪とペンダントは失ってしまうけれど、久城はそのおかげで命を落とさずに済んだし、ヴィクトリカも娼婦として働かされるのを回避出来た。
ラストの再会シーンは彼ららしくてとても良かった。
15個目の謎は無事解けました。
エピローグでは新大陸で探偵社を営んでいるヴィクトリカと久城。
まさかの「私の妻」発言。
新章も気になってきた。
Posted by ブクログ
ゴシックシリーズの完結編。
離れ離れになる久城とヴィクトリカ。
他の登場人物もそれぞれの道を進んで行きます。
毎回、謎解きが面白いのですが、今回は謎解きはなくドラマ的な展開です。
終わり方も素敵で大好き。