あらすじ
〈“灰色狼の末裔”に告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する〉不思議なその広告を見たヴィクトリカは夜、学園を抜けだし山間の小さな村にやってきた。時が止まったようなこの地で、またも起こった惨劇。それは、かつて彼女の母・コルデリアが巻き込まれた事件と呼応するかのように続いてゆく。そして、最後にヴィクトリカが見抜いた真実とは……!? 直木賞作家がおくるダーク・ミステリ待望の第2巻登場!!
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Posted by ブクログ
GOSICKシリーズ。学生時代に一番読んでいた作品。ずっと本棚から外せなかった作品。大人になって第1巻から読み直して、今回で2巻目。
2巻目で早くもヴィクトリカの出生につながる話になっている。ほんの僅かではあるが。
母、コルネリアの想い。灰色狼の一族にまつわる伝説の謎。それらに少しずつ触れていくので、シリーズ全体の中でも重要な巻になっている。
ところどころ描かれる、不気味な場面の真実が語られないのもまた不気味…謎解き部分の真実は時を超えて母の名誉を守る行動となっていたが、それでも母はすでにおらず…ヴィクトリカの切なさを憂いてしまう。
1巻から着実に2人の絆は結ばれて、今後のことにも思いを馳せるまでに至ったのは微笑ましい。
今後何があって、この2人なら大丈夫であろう…と信じる気持ちを確かに与えてくれた。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
「“灰色狼の末裔”に告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する」不思議なその広告を見たヴィクトリカは夜、学園を抜けだし山間の小さな村にやってきた。時が止まったようなこの地で、またも起こった惨劇。それは、かつて彼女の母・コルデリアが巻き込まれた事件と呼応するかのように続いてゆく。そして、最後にヴィクトリカが見抜いた真実とは…!?直木賞作家がおくるダーク・ミステリ待望の第2巻登場。
【感想】
Posted by ブクログ
事件の舞台が新たな村であり、その村の描写が素晴らしかったです。
村人のキャラクターも濃く、1作目より賑やかでした。
ミルドレッドをそこまで登場させる意味はあったのか、もっと彼女に意味を持たせたほうが面白かったのではないかなと思いました。
2作目らしく、ヴィクトリカが一弥を不器用ながらも慕っている様子が随所に表現されていて微笑ましかったです。
Posted by ブクログ
ヴィクトリカの母親コルデリアの無実の罪を証明できてよかったよかった。
本編とはあまり関係ないけど、占いで久城とヴィクトリカが実は同じことを聞いていたのがほっこり。
2021年5月5日
Posted by ブクログ
ヴィクトリカと久城のコンビ2作目。
この二人のコンビの微笑ましいこと。自然と笑みがこぼれます。
物語は微笑ましくはいきません。
今回はヴィクトリカの母の冤罪を晴らすため、ヴィクトリカは小さな村へと行きます。勿論、久城が黙って見送るはずがありません。二人が向かった村は時代に取り残されたような閉鎖的な村で、そこでまた新たな事件が…という話。
事件については特に驚く展開ではありませんでした。
が、ツボだったのは村の儀式で久城とヴィクトリカが同じ質問をしたこと。
素っ気なくみえてヴィクトリカも久城のことを大切に思っているのね。だから久城が落ちそうになった時、必死に手を伸ばして助けようとしたのでしょう。
質問の答え、占いは叶わないという結果でしたが、もしかしたら二人次第で未来は変わるのではないかと思ってしまいます。
謎に包まれたヴィクトリカですが、今作でお母さんについて少し明らかになりました。次作以降が楽しみです。
Posted by ブクログ
というわけで、すぐさま第2弾にも手を伸ばし、
イッキに読んで、一弥とヴィクトリカの今後に
思いを馳せる私でした。
アニメもちょっと見てみたい。
Posted by ブクログ
野兎走りの次に覚えてた話。
トリックとか動機とかミステリとしては緩いけど、ヴィクトリカが可愛いしサクッと読む分には丁度良い^^
いつもは開いてるけどシオドアの気分次第で時々閉まる程度の鍵なら到底密室とは呼べないのに、視野が狭い上に頭が固くて前時代的なセルジウスが結論を出すのが性急過ぎたせいでコルデリアが無実の罪で追放されたなんて遣る瀬無いな。
同じ我が儘でもヴィクトリカのは可愛いと思えるのにアブリルのは何か無理…
それに人の郵便物勝手に開けたり生垣の枝鉈でへし折ったり色々有り得なくて嫌い…そういうキャラも必要なのはわかるけど(ー ー;)
Posted by ブクログ
個人用読書メモ
・名もなき村「セイルーン王国」の事件の話。灰色狼と呼ばれる人々が暮らす村。
・ヴィクトリカの出自がこの村であることが明らかになる。
・ヴィクトリカの母・コルデリアは殺人の冤罪でこの村を追い出される。
・母親の無実を証明した。
Posted by ブクログ
再読。ヴィクトリカのツンデレぶりが可愛らしい。久城一弥のヘタレぶりも可愛らしい。ツンデレとヘタレのコンビは探偵ものでは意外に定番の関係なんだな。
Posted by ブクログ
GOSICKシリーズの2作目。
ヴィクトリカの過去が語られる。
「灰色狼」と呼ばれる母親の過去の汚名を晴らすため、旧態前とした村起きた新たな殺人事件を解決するため2人が奮闘する。
暗く思い雰囲気は変わらないが少しずつ一弥との距離が近づく感じと掛け合いは結構好き。
超テレビっ子な自分は、こんな何もない村にいたらすぐに脱走するだろうな(笑)
Posted by ブクログ
背がこれ以上伸びないと知って落ち込んでいる(これはこれでかわいい)のかと思いきや、一弥と同じ質問をしていたヴィクトリカがかわいかった。