あらすじ
捜査を拒む“神の島”。聖域に挑む捜査チーム! 沖ノ島の港湾工事現場での不可解な水死事件。そこは一般人の上陸を許さない宗像大社の神域で、島での出来事を語れない“御言わず様”の掟ほかの因習が“ST”を阻む。捜査続行不可能か? “伝説”シリーズ第三弾。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
現場を見ずに事件を解決してしまって、STらしい面白い解決方法だった!
最初、出張までの細かい描写がされてて、ページ足りる?って思ったけど、全然足りた!!!
お決まりで、翠さんの手を菊川さんが握るところが好き
Posted by ブクログ
・隠岐の島の湾岸工事をしていたダイバーが死亡する
・福岡県警からの要請を受け、STメンバーが出張する。どうやら神との戦いになるとのこと
・福岡に到着したSTメンバー。しかし現場である沖ノ島には許可がないと上陸できない上、「不言様(おいわずさま)」という古くからの慣習のせいで地元民は島で起こったことをなかなか話そうとしない。この時点で警察としての捜査機能が大きく損なわれ、探偵小説のような証言と状況からの推理が必要になってくる
・現在は建設会社の顧問をしている警視正にまでなった警察OBの圧力で、福岡県警は積極的に捜査しようとせず機能不全に陥っている
・犯人は第一発見者の作業員。現場監督は口裏合わせの共犯
・ダイバーが沖ノ島に転がっている国宝級の物品と盗掘し、建設会社経由で海外に売りさばこうとしていたことが殺害動機。作業員と現場監督は沖ノ島を神聖視し強い信仰心を持っていたので、ダイバーの行動が許せなかった
・二人が口裏合わせをし、状況を捏造した証拠写真を提出していた
・警察OBは最初会社を守るために警察の捜査を嫌がっており被害者と建設会社の関係を隠していたが、犯罪は見逃せないとダイバーを斡旋・盗掘品を海外に売りさばいていた会社役員を警察に突き出した