あらすじ
「日替わり、牛スジ麻婆」「韓国風海苔巻き、初登場!」「定番の鰯のカレー揚げ」「締めは、茶がゆか親子丼」……姑の一子と嫁の二三、通いの万里の三人で営む「はじめ食堂」は常連客でいつも賑やか。そんなある日のランチタイム、お客の様子が、どうもおかしい。馴染みのOLの一人が、そっと耳うちしてくれた。「ネットにはじめ食堂の悪口が──」あることないこと、ネットに大量投稿されているという……。家庭的な美味しい料理とたっぷりの人情で、大人気の「食堂のおばちゃん」シリーズ、第六弾、ますます絶好調!
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Posted by ブクログ
今回の新キャラは、近所にできたハニームーンというパン屋を営む萌香とたいがの姉弟と、月虹というバーを営む真辺さん。
はじめ食堂の面々はこの二つのお店を気に入っているので、今後も登場するかな。
万里のスカウト引き抜き話から、はじめ食堂のネット誹謗中傷まで、はじめ食堂的には相当大きな事件が起こったけど、犯人は同じ人なので、一つの出来事の延長線上というか、小さくまとまった感はある。
牛すじ麻婆とはなんぞや?と思いましたが、最後のレシピを見てなるほど、麻婆はいろんなものに合うのね。
牡蠣麻婆なんて超美味しそうじゃありませんか!
本当にこの作者さんは食べ物とお酒にくわしいね。
この本の中では、時代が平成から令和に移ったところだったが、現在2025年の米値上がり問題をはじめ食堂はどうするのだろう…時事ネタ。
おにぎり2個とおかず付きで150円って、いつの時代の話よ?と思ってしまった。
はじめ食堂、いつも「安くはないが高いとは言わせない」と書いてあるけど、安すぎるんだよね。親子丼と小鉢二つサラダ味噌汁漬物付き700円(500円親子丼と定食セット200円)って、安すぎだよね…?
Posted by ブクログ
私が『食堂のおばちゃん』に出会ったのは2018年のこと。
その年のうちに第4弾まで読み終えて
第5弾『真夏のやきそば』を読んだのは2020年。
あれから4年半ものご無沙汰で…
でも、「はじめ食堂」は変わらず営業していて
一子(いちこ)と二三(ふみ)、
そして万里はさらにパワーアップして美味しい料理を出していた。
第6弾でははじめ食堂のメニューが国際色豊かになっていく。
この本が発行されたのは2019年で
2020年開催予定だった東京オリンピックも目前だったしね。
はじめ食堂は美味しい料理がいただけるだけでなく
ちょっとしんどい心に
優しく寄り添ってくれる場所でもあるのよねぇ。
はじめ食堂も数々の困難に見舞われるんだけど。
そのたびに力を合わせて
常連さんたちに支えられて乗り越えていく。
第6弾で「はじめ食堂」を巻き込んだ災難に対して
一子の言葉
「だから災難に遭ったときは、原因を考えちゃダメ。
『どうして私がこんな目に?』
なんて考えても時間の無駄。
元々理由なんかないんだから。
そして、一番いけないのは自分に原因を求めること。
『私が悪かったからこんなことになった」なんて、
絶対にいけません。
災難は空から降ってくるんです。
雨に降られたのは人のせいじゃなくて、
雨が降ったからです。
人は悪くありません」
そして二三の言葉
「私たちがこれからやるべきことは対策よね。
傘を買うか、借りるか、雨宿りするか…」
うん!
傘を買ったり、借りたり、雨宿りしたり。
その時々に選びながら
今日もぼちぼち行きましょう~
巻末には「はじめ食堂」人気メニューのレシピ付き^^