あらすじ
千花が幼い頃、隣家の庭に不思議なポストがあった。そこに手紙を入れると、なぜか空の上の「あの人」から返事がくる。結婚を控え故郷を離れようとしている千花は、もう一度だけ優しい手紙を読みたくなって。知らぬ間に見守ってくれていた温かなまなざしの物語、「小鳥の手紙」。春の風早の街を舞台にした二話と、話題作『百貨の魔法』の番外編を収録。大切な探しものが見つかる不思議なコンビニたそがれ堂、大人気シリーズ第7弾!
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Posted by ブクログ
積ん読より(購入済み)。
ヤバイ、やっぱりジーンとくるよ。ほっこりと泣ける。
百貨の魔法の番外編も読めて、大満足。
しかし、年をくったせいか、涙腺ボロボロだな~(笑)
Posted by ブクログ
待ちに待った、コンビニたそがれ堂シリーズの七冊目。
収録作品は、『雪柳の咲く頃に』、『小鳥の手紙』、そして番外編の『百貨の魔法の子どもたち』。
全体を通して、子どもを見守る周りの大人(今回は特におじいさん)のやさしさ、あたたかさが、読んでいてとても嬉しいです。子どもには、こういう拠り所のようなものが必要ですもの。
『雪柳の咲く頃に』では、一生懸命にたどたどしく話す猫さんが愛おしくて涙が出ましたが、ラストのねここ大活躍が楽しくて和みます。
『小鳥の手紙』は、ひょっとして…?と思ったのがあたりでした。
もともととてもいい子だったけれど、千花は、あの一年があったから、きっとここまで素敵な女性に成長したんでしょうね。
『百貨の魔法の子どもたち』は、あの、とても素敵な星野百貨店にいる魔法の白猫と、コンビニたそがれ堂の共演です。
エピソードがリンクする部分もあって、『百貨の魔法』を読んでいると、楽しさが倍増です。
店長さんの、粋な計らいがまた、素敵です。そうか、だからあれを買ったのかぁ。
Posted by ブクログ
コンビニたそがれ堂第七弾。「雪柳の咲く頃に」魔神が食べられちゃう話はどこかで聞いたことあるようなと思ったが楽しかった。「小鳥の手紙」は巣箱を使って早くに亡くなったお母さんへ手紙を書いた子どもが返事がもらえる話。優しい素敵な話だった。「百貨の魔法の子どもたち」はステンドグラスにはまっている猫にお願い事をするために百貨店に忍び込む瑛太が喧嘩していた友だちと出会って二人で目的を果たす話。わくわくして楽しかった。
Posted by ブクログ
心優しい人たちの話に心あたたまります。
また番外編はたそがれ堂と百貨店がとてもステキにまじっていてまた違った感じでよかったです。
本当にこんなふうに魔法にあふれる街に住んでみたくなります。
Posted by ブクログ
雪柳の咲く頃に
淳
図書委員。中学二年。父とふたり暮らし。
少女
図書委員。中学二年。一学年上の彼氏がいる。
ねここ
たそがれ堂の店員。最近、アルバイトから昇格した。
小鳥の手紙
福嶋千花
郵便局で働いている。結婚が決まって、九州の離島に引っ越す。
加奈子
郵便局で働いている。
綿貫栞子
駅前のタワーマンションに一人で暮らす、著名なジャーナリスト。
千夏
栞子の亡くした娘。
百貨店の魔法の子どもたち
守岡瑛太
星野百貨店地下一階にある店のパティシエ。
瑛太の息子
六年生。
小田切想
小児科医。小田切医院の院長。瑛太の幼なじみで親友。
えのじい
榎木先生。元小学校の校長先生で、定年退職をしたあと、家で塾を開いていた。