木下斉のレビュー一覧

  • 地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

    Posted by ブクログ

    ◯問い
     地域再生に行政の支援は必要なのか

    ◯答え
     ・補助金による支援は必要ない
     ・地域支援も今の時代に合わなくなったらやり方変えるかやめる。その際従来の考え方の人たちとなぜ対立するのかに着目する。
     ・人材養成、情報発信、他地域や企業団体とのつながりづくりでは支援できる余地ある
     ・中長期的に見て支援することで投資回収できそうだったら支援する

    ◯根拠
     ・補助金は短期的にはインパクトあるかもしれないが、予算切られたら終わり。地域を補助金に依存させることは行政の罪
     ・地域も高齢化や人口減進む中、ニーズ多様化している。従来のやり方は継続できない。
     ・企業や団体とつながり作りやすいのは

    0
    2023年12月31日
  • まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか

    Posted by ブクログ

    成功事例や補助金頼みのまちづくりが多く本当の意味で地域に活力が生まれるというケースは少ないという印象だったので、納得感があった。

    まずは自分たちが地域をどのような地域にしたいのか、自分たちで試行錯誤してできることから小さく始めていくことで少しずつ地域に活力を与えることができるのだろうな。

    地方鉄道の活性化の議論が語られることが増えてきているが、同じことだと思う。鉄道は残さなければならない。そのためには観光を活性化させて外の人を連れてきて利用を増やす、補助金を入れる、観光列車を導入するなど。本当にそれが持続的で活力ある取り組みにつながるのか、懐疑的なものが多い。

    地域として本当に鉄道でなけ

    0
    2023年12月17日
  • 稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則

    Posted by ブクログ

    不動産オーナーが中心となって進める。
    物件を閉めたままにしているのはその不動産オーナーの生活に余裕がある証拠。
    当事者意識をもって行うのが大事。

    0
    2023年12月03日
  • 地方創生大全

    Posted by ブクログ

    ・利益を意識すること
    ・予算、補助金ありきではなくて、自走する仕組みを作ること

    ・モノをパクらず発想をパクる

    ・計画と実践を連続的に同じ人間が行うこと
    ・戦略に反しても良いということ(民間企業として自治体に相対するときはそうもいかないが)

    ・対症療法の繰り返しでなく、根治を意識すること
    →現時点で、まだそこまでいけてないという感覚
    利益追求がある民間として、どういう寄り添いができるか?

    ・個人として、箔をつけること。どこで付加価値を出すか?

    0
    2023年09月28日
  • 地方創生大全

    Posted by ブクログ

    読み終わった、テンポよく読めたは読めたけど、後半になるにつれ少し難しかった(私の想像力が追い付かなかった)
    言っていることには全面同意。耳が痛い。
    ただ、長くいる業界が違うので(福祉畑)、県がまるっと不要かといえばそうではないなと思ったり。少なくともまちづくりの分野ではほぼ役割を果たしていないことは改めてよく分かった。
    また、プロセスはだめなまま水際対策にだけバシャバシャお金を突っ込んでるというのは、福祉も共通だと思った。
    とにかく、対症療法しかできないのを変えなきゃいけないな。

    0
    2023年07月08日
  • 稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則

    Posted by ブクログ

    地域の金融にまで視点に入れて、地域振興・活性化を進めていくという発想が面白かった。まさに地方で暮らしていて、一見すると人が増えて活気が溢れているように見えるが、地元住民の生活水準があまり向上していない。外の企業がたくさん入ってきているため、地元に落ちるお金が労働者としての賃金しかなく、多くが地域外に流れているからだと気付かされた。

    0
    2023年03月05日
  • 地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

    Posted by ブクログ

    補助金がダメな理由が納得できた。冴えないサラリーマンが地元に帰って地元を活性化していくというストーリーで分かりやすくよかった。しかし、事業で失敗したのが市と組んだときのみで純粋な失敗がなかったのがご都合主義を感じた。

    0
    2023年01月24日
  • 地方創生大全

    Posted by ブクログ

    地域創生コンサルタントの著者による、地域における創生ビジネスの進め方。ニーズを把握し、魅力あるサービス、製品と提供すること、きちんと利益の出るエコシステムを作ること、計画変更は柔軟に行うこと、撤退基準を明確にしておき、だめならやり直すこと。民間企業ならあたりまえのことなのだが、これらが地域行政では行われていないという。しかも、国からの補助金を目当てにした単発プロジェクトばかりだという。本書はビジネスの基本を説く書であり、そして、現実のお役所仕事の駄目さを赤裸々にオープンにする書でもある。
    以前、講演会を聞かせてもらったこともあるが、本書にあるように、まっとうなビジネスの基本、考え方を、地域創生

    0
    2022年12月15日
  • 地域再生の失敗学

    Posted by ブクログ

    「地方消滅」のレポートに対する一つの回答を示したような本だった。
    これまで長い間掲げられては失敗してきた「地方再生」はどうすれば成功するのか、成功しなかった時の次善策は何か、と言うことを地方行政を民間の目線から見ることの大切さなどから示してあった。
    今行われている街おこしはどれくらい効果があるのか気にはなっていたので、その答えを知れたのは良かった。

    0
    2022年09月26日
  • 地域再生の失敗学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一部通用しない部分(これはCOVID-19)のせい
    がありますが一応それのカバー方法は出てきます。

    ただしそれは地方の…にはならないのが残念。
    この本をベースにカバーできる方法を
    というのがベターなところでしょう。

    ある「シンボル的なもの」が時にブームになります。
    一見すると地域貢献に思えるでしょ?
    だけれどもその地域にお金が落ちるかというと
    一番落ちてほしい部分には落ちないのです。

    あとはある種の納税もそう。
    結構極論で「廃れる」言っていましたが
    その提供するサービスが以前取り上げられたことのある
    「アレ(ルールに抵触)な奴」が当たり前だったり
    その地域の色濃いものではなかったりすれば

    0
    2022年08月12日
  • 地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

    Posted by ブクログ

    国や地方からの補助金に頼ると補助金獲得が目的化してしまい、補助金打ち切りと同時に廃業となってしまう。
    自分たちで事業を、回すというマインドがなによりも大事。補助金はあくまて補助。

    0
    2022年07月16日
  • まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか

    Posted by ブクログ

     つまるところは人の問題である。いかなる課題も失敗する理由も人的ミスによるものだが、成功に導くのも「人」である、と実感。行政だけでなく、会社などあらゆる組織にも置き換えられる。結局「人」を大事にしない事業や組織はダメになるよなぁ。一市民レベルでもできること…地元企業・店舗を応援することか。よし、転職しよう。

    0
    2022年06月29日
  • 地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

    Posted by ブクログ

    audiobook.jp の聴き放題に来ていたので聴いてみた。

    内容はタイトルの通り。地域再生について。1人称視点の物語仕立てで描かれる。

    主人公は、良い大学を出て、東京の良い会社で働いていた男性。実家の用事で地元に帰省した際、ひょんなことから地域再生に関わり始める。

    地域再生に関して、主人公はこれまで培ってきた自分の能力が通じないことを実感。挑戦心を掻き立てて、東京の会社を退職。フルタイムで地域再生に関わり始める。

    地域再生の内容は本格的。地元のイベントの出店してみたり、法人化してみたり、古民家シェアハウス事業を始めてみたり。具体的な内容が出てくるので、とても勉強になる。

    しかしも

    0
    2022年06月28日
  • 福岡市が地方最強の都市になった理由

    Posted by ブクログ

    以前は「転勤するなら福岡」だったが、今や「移住するなら福岡」。職住近接のコンパクトシティ代表格。その福岡市の強さの源泉を木下斉氏が分析・解説。九州といえば維新の雄である薩摩藩の鹿児島県、鎮西鎮台を有した背景から第五高等学校を構えた熊本県が廃藩置県後の主役であった。その後工業化の波に合わせた国策である官営八幡製鉄所の北九州市と比べて、福岡市は目立たぬ地味な自治体であった。流れが一変したのはアジアの貿易・交通の要(朝鮮戦争含む)として、その地理的優位性が注目され時代の要請に応じた民間主導のコンパクトシティを作り上げたことにあろう。高度経済成長期やバブル期での右倣えの没個性的なまちづくりに走ることな

    0
    2022年06月22日
  • まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか

    Posted by ブクログ

    1.地方創生に興味を持っていたころに買っていたことを忘れていたので読みました。

    2.地方創生が失敗する根源は「地元の人」にあることを気づかせてくれます。成功体験を真似することは良いですが、補助金目当てに成功しないプロジェクトへ予算をばらまき、案の定失敗します。そうして、「まちづくりは失敗するもの」というマインドが形成され、新規移住者に無言の圧力を与えてきます。
    このようなことが当たり前に行われているから日本の地方創生は失敗が大半です。大切なことは地元の人たちがまちづくりに対して真剣に取り組み、自分の保身と常識を捨てて門徒を広くし、地域経済を潤すことで人口が増えていくということです。

    3.思

    0
    2022年06月13日
  • 地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

    Posted by ブクログ

    これからの日本の発展を考える上でも、ものすごくタメになる示唆に満ちた内容です。民間人が自分達の街を自分達の手で如何にして魅力ある、人を惹きつける、稼げる街にしていくか、そして持続的発展に繋げていくか、根本的なところでガツンとやられた気分です。

    0
    2022年05月31日
  • 福岡市が地方最強の都市になった理由

    Posted by ブクログ

    このたび九州旅行に行くことになり、フェリーの中で予習を兼ねて読んだ。

    福岡には3回訪問したことがある。それぞれ新幹線と飛行機でアクセスしたが、コンパクトに交通機関が纏まっていて驚いた。ちなみに、私は会社で新潟支社にいたことがあるが、新潟から最も近い支社は、東京ではなく九州支社だった。その理由も納得できる。

    今でこそ九州の中心都市、アジアに近い世界都市として、福岡は揺るぎ無い地位にあるが、戦前は長崎や熊本よりも人口が少なく、重要拠点ではなかったことを知って驚いた。

    行政手動ではなく、強い信念を持つ個人(民間)達が、型破りな戦術を次々と実行して、福岡市を発展させてきたことを知った。当時、他の

    0
    2022年04月30日
  • 地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

    Posted by ブクログ

    必要なのは、才能じゃない。「始める勇気」だ。
    補助金に頼らず、自分達ができること、できる範囲で事業をつくり、運営していくこと。失敗をしても、めげずにどういう風に軌道にのせて進めていくのか、一部ポイントを解説しながら物語が展開されていて、読みやすかったし自分ごとのように感じられた。

    0
    2022年03月25日
  • 地域再生の失敗学

    Posted by ブクログ

    マクロ経済学の専門家が、今注目を浴びる5人の事業家・研究者・政治家たちと地域再生について徹底討論したものをまとめた本。各章、基本的に対談相手の講義を受けた後、対談に入るというスタイルになっている。

    0
    2022年02月27日
  • 地方創生大全

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、地方創生の全てが詰まっていそうな本。
    ただ地方創生だけなく、全てのビジネスにも通ずる1冊だと感じた。

    というのも本書を構成している5つの視点が、以下のようにどんなビジネスでも問題になっている切り口だからであると考える。
    ・ネタの選び方
    ・モノの使い方
    ・ヒトのとらえ方
    ・カネの流れの見方
    ・組織の活かし方

    この視点をもとに、ゆるキャラや特産品、地域ブランド化、ふるさと納税、人口増減問題、観光問題といった問題を様々な事例を紹介してくれている。
    特に公園コンセッションの事例はすごく面白かった。街づくりとはアセットマネージメント(不動産経営)である。

    どんなビジネスにおいても、責

    0
    2022年02月20日