木下斉のレビュー一覧
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リーン・スタートアップに通じる話が多かった。新しいことをやろうとしたら、外から持って来れる「正解」「成功事例」など無い。不断の試行錯誤・仮説検証が、急がば回れの最短距離となる。本気の仲間が付いてくるのも、「相談」ではなく「行動」する人だけ。ゆえに「地方の時代」「ワーケーション」のような、個別性の無い...続きを読むPosted by ブクログ
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大雑把に言えば、「街づくりは会社経営と同じ。覚悟を持ち、真剣にやれば誰でもできる。でも甘えがあるとたちまち大惨事に。」
これを例えば甘えの現れとして補助金頼み、他具体的な目線を10項目提示。
地域で生きる人、役所、若い社会人、学生みながこの心意気と賢さ、タフさ持てたらよい。
社会人入門書、自営業入門...続きを読むPosted by ブクログ -
地域活性化をきちんとビジネスとして行え!をストーリーベースで説く本。ストーリーのお陰でとても読みやすい。主張が極端で補助金を完全に悪者としてしか描いてないところは一面的でマイナス。実際は功罪あるし、地方分権された予算をどう使っていくか?は真剣に考えるべき問いなのでそこも語ってほしかった。Posted by ブクログ
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小説スタイルなのでよく話ができてる感があるのは当然。
後半は役所批判が多くて人付き合いばかりでちょっとだらだら感じる。けれど、現場の人の思いはまさしくこれなんやろ。
事業を自分で起こすときの、失敗集、とみるとこの本はとても示唆的。
自分でもまだいけそう感が湧いてくる。
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補助金に頼って取り組んでるようでは、生き返れない。
ひと同士、民間、行政と全てにおいて温度差があるから難しいよね。Posted by ブクログ -
同調化圧力に与しないことの大切さや、過去の栄光に囚われることなく未来を志向すること、外部に知恵を求めるよりも時間をかけて人を育てること、一緒にリスクを背負い込む覚悟など、まちづくりだけでなく、一般的な組織論にかかわる問題がたくさん提起されていて、とても勉強になりました。補助金を当てにしたコンサル頼み...続きを読むPosted by ブクログ
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本の内容として自身の失敗例も含めてこれまでのまちづくりで何がいけないのかを説明した後、補助金をあてにせず、民間が自立して地域活性化事業を行うという方針で、上手くいっている事例を紹介し、今後のまちづくりの活動に対する提言を行っています。
「まちをまるごと一つの会社に見立てて経営し、利益をあげて地域のた...続きを読むPosted by ブクログ -
まちづくりの第一人者である木下氏の著作。
まちづくり幻想とは従来の常識や考え方にとらわれて、集団がそれを共有し、幻想に基づいた政策を実行しても、地域衰退に拍車をかけてしまうこと。
面白かった点。
新型コロナの拡大で地域へのワーケーションなどが注目されているが、東京都内のマンション賃料は上昇傾向で、...続きを読むPosted by ブクログ -
木下さんの本は好きだし、わかりやすく為にもなる本だと思うけど、補助金を悪と決めつけることが事業計画のスタートにはならない。
物語だから分かりやすい悪人が必要なんだろうけど、行政や補助金を見誤りそう。
地域再生コンサルに害が多いのは間違いないけど。Posted by ブクログ -
学生時代から長年、商店街振興、まちづくりに関わる著者によるまちづくり論。今回も切れ味鋭い内容となっています。
タイトルの「まちづくり幻想」とは、皆が常識だと思いこんでいるものが、実は現実とは異なり、それを信じ、共有してしまうが故に地域の衰退を加速させるという本質的な問題のこと。本当に思い当たることが...続きを読むPosted by ブクログ -
すごく正統派で真っ当なことですが、なかなか誰も言わない、言えなかったことをきちんと書いてくれている本です。
公務員と呼ばれる業種の方と個人事業主の方、地域おこし協力隊などで田舎で活動されている方は特にご覧いただくとよいとおもいます。Posted by ブクログ -
まちづくりをしたい、しようと思う方はたくさんいらっしゃると思います。特にいろいろな地域団体の趣旨は自分の町をよくしたいとの思いの中からそのような活動をしている方が多いのではないでしょうか?しかし、まちづくりとはなんなのかを今一度考えさせられる機会をもらった本がこの本です。地域課題はそれぞれにあり、そ...続きを読むPosted by ブクログ
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多くのまちづくりが失敗しているのは、現実より幻想を前提としていることにある。多くの人の同意を得ること、反対されないことを優先するため、現実は軽視される。そんな現実が書いてある良書Posted by ブクログ
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地方の問題点それを解決していく方法など学びが多かった。
ストーリー調のためよみやすくイメージしやすい。
とにかく尖った企画を。地元だけでなく外と連携しマーケットを全国にPosted by ブクログ -
●補助金を得ることが目的になるな。小規模でも稼ぐ仕組みを。とがった企画を。マーケット。
●人口減少で所得減で供給過多。先行投資はリスク。営業→事業計画がベター。需要を見つける。
●「地方の衰退」「地方自治体の経営破綻」「少子化問題」を混在させるな。東京から地方への人口移動では解決しない。Posted by ブクログ -
地方創生と言われてパッと思い浮かぶ人物のひとり木下斉さん。
少しでも観光戦略部での取り組みに関心があれば読んでおいても損はないかと。「地方創生大全」でもありですし、地方創生本を沢山あります。
狂犬などと言われることもありますが、地域を良くしたいという愛にあふれていることは間違いありません。Posted by ブクログ