木下斉のレビュー一覧
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『まち』の衰退に対して問題意識を持ち、今後も生活の場所として持続させるために何らかの行動が必要だと感じている全ての人に向けた一冊。
『まち』を新しい時代に対応できるカタチにつくり変えるための“教科書”。高度成長の時代と同じ発想のままでは、「まち」という大切な場所が廃墟になってしまう。これからは、昔の...続きを読むPosted by ブクログ -
結論は地方創生のためには自助努力で補助金に頼らず、民間の組織と同様に努力することが必要ということ。
頭でっかちにならずにスモールスタートで改善を続けていくしかないのでは。
個人的に心に残ったのは、環境や時代や政治のせいにしていたらダメということ。古い体質を捨てて進むしかない。Posted by ブクログ -
読みやすい。自分ごととして地域創生に取り組めとのメッセージ。アンチパターンが載っている。
で、どうすればいいかは書いてない。そういうものだとは思うが、もやもやする。Posted by ブクログ -
民間主導の都市開発も含め、制約をうまく生かし逆張り戦略でいまの地位まで上り詰める福岡市の経緯を見るには読み物として面白い書籍でした。よく福岡市が取り上げられる理由を知るには良い本です。
ただ当初のフレーミングによるものだと思いますが、最強の地方都市かどうかはよくわからないのが正直なところ。
都市...続きを読むPosted by ブクログ -
全体を俯瞰すると、民間主導での都市開発が概ね結果を出したケースについて、当然にそうであろうという内容であった。特にサプライズはない。福岡市の発展要素が整理されていることは参考になるものの、他の都市との比較における位置付けに関する見解が弱い。福岡市なのか福岡都市圏なのか、この議論はもっと整えたほうが...続きを読むPosted by ブクログ
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福岡市は人口増加し、人口増加率が高く、若者の人口が多いということで、最強の都市として扱われている。
その要因として、民間主導のまちづくり、周りと違うことをやることによる競争優位などが言われている。Posted by ブクログ -
「まちづくりに携わっている人々はふたつに分かれる。ひとつは戦後50年近く続いた経済成長と成熟を体感してきた世代と、もうひとつは、バブル崩壊後の20年あまりの縮小と低迷の時代しか体感していない世代である。ふたつの間には大きな意識のギャップがあって、活性化のイメージもバラバラなので、意見がまったくかみ合...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトル通り、地方創生に関して詳しく考察されている本。地方創生を行うにあたって合意形成を進めていくことが、如何に個性を無くして行くのか。ただ、地方で立ち振る舞うには周囲の合意形成が重要であり、尖って進んでいくにはかなりの困難を極めると思う。Posted by ブクログ
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まったくの正論であると同時に、暗澹たる気分にもなる。筆者の言葉をそのとおりに実行する人なんて、たぶんほとんどいないだろうから。
成功失敗を問わずまちづくりの事例をたくさん集めて紹介していくって本、著者にはどんどん量産してほしいな、と思う。Posted by ブクログ -
まちづくりとなると、何か新しいものを作らないとと
思いがちだけど、コストカットも大事だなと。
今ある企業がコストカットしていけば、次の投資に生かせるし。
ただ、地方になるとこれまでのつながりでなかなかコストもとかいうところもありそう。
取引先にとっても+となるような提案を考えることが大事なんだけ...続きを読むPosted by ブクログ -
手作りで始めた地域改革が補助金の麻薬一発でダメになるということなど、
タブーになっていたことを赤裸々に書いていてとても面白い。
繰り返しが多く、もう少し綺麗にまとめることができたと思う。
これは出版社の責任。素材を活かしきれてないと思ったので、星三つ。
10の鉄則の見出しだけでも十分に価値があると...続きを読むPosted by ブクログ