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お金がない、無関心、旧態依然の組織…環境を嘆くだけでは始まらない。まずは自分から変わる必要がある。まちを経営するという観点で18年闘い続けてきた著者が、まちを変えるために必要な思考と、身に付けるべき7つの技術、そしてまちの活動に参加する段階から継続的な事業マネジャーになるまでの成長プロセスを解説する。
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Posted by ブクログ
・ 長い時間をかけて読みました。 コミュニティデザインに取り組んで、夢のような空間を作り上げている、北広島市「ふれて」のスタッフ小野崎ひとみちゃんから、借りました。 ・ コミュニティデザインを実践するうえで、大切なことを体系化してくれた本です。 ・ 地域で活動を続けるために、稼ぐことの必要性、...続きを読むリーダー論などが書かれています。 ・ 地域づくりで定評がある、木下斉さんの覚悟が読めました。 付箋だらけになったな。 ・
地域でいかに稼ぐかということが書いてある。 一人でのボランティア、団体でのボランティア、一人での事業、団体での事業という段階を踏んで経験を積むと良い。 モチベーション維持も一つの技術。 収入からまず利益を引いて、その残りが経費という考え方。
商店街支援、まちづくりの論客である木下氏の以前の著書です。とはいっても2016年発行ですので、内容は最近のものです。 「地方創生大全」と比較し、実際にまちに入り、どのような活動でいるべきか、何をすべきかを具体的に順序立てて説明しています。そのため、このような立場である人、これから携わっていくかたにと...続きを読むっては、マニュアル替わりになる1冊です。 ▼成長プロセスのステップ ・属性:活動→事業 ・時間軸:単発→継続 ・責任:メンバー→マネジャー ▼まちを1つの会社として見立てた場合の要素 ・まちへの流入増加 ・まち内部での取引拡大 ・まちからの流出削減 ▼基本的な技術 ①計画 ・情報力(情報を集め、検証する) ・論理力(複眼的に分析する) ②事業立ち上げ ・構想力(自分のビジョンを描く、絞った戦略を立てる) ・実現力(プロジェクトを効率的に管理する、やる気を引き出し、良い結果を導く) ③継続 ・組織力(みんなで取り組むからこそ失敗する) ・営業力(対象を絞り逆算で開発する) ・数字力(経営に関わる数字を見分ける) ▼共感されるビジョン ・挑戦するに値するという「意義性」 ・達成できるかもしれないという「実現可能性」 ▼まちづくりにおける戦略策定で重要なもの ・顧客 ・競合 ・供給 ・規制 <目次> はじめに 第1章 思考編 1.自分から始める時に必要な思考 (1)受け身にならない。常に対案を作る (2)みんなではなく、自分がどうしたいのか (3)準備病から脱却し、まずはやってみる (4)「悩むこと」と「考えること」は違う 2.グループで取り組む時に必要な思考 (1)「自分たちでやる」から、「人に任せる」へ (2)説得ではなく、結果で見せる (3)「ないもの」で諦めず「あるもの」で勝負する 3.革新的な事業に地域で取り組む時に必要な思考 (1)いい人になることは二の次にする (2)再挑戦こそ本当の挑戦 (3)稼ぐことと向き合う 第2章 実践編 1.成長プロセスのイメージ 2.成長プロセスの基本ステップ 3.ステップ別解説 1 単発活動メンバー:自分のウリを持って取り組みに貢献しよう 2 単発活動マネージャー:面白い企画を立てて参加者を率いよう 3 継続活動メンバー:自己管理しながら要領よく動こう 4 継続活動マネージャー:変化にも対応できる継続力を養おう 5 単発事業メンバー:稼ぐための営業力を身につけよう 6 単発事業マネージャー:複数事業を展開し、新たな事業モデルを創り出そう 7 継続事業メンバー:事業の連鎖を生み、構造問題の解決を図ろう 8 継続事業マネージャー:事業手法を体系化し、外とのネットワークを広げよう 第3章 技術編 1.基本的な技術を身につける 2.情報力 情報を集め、検証する 3.情報力 複眼的に分析する 4.論理力 因果関係を整理する 5.論理力 複数の要素を構造化する 6.構想力 自分のビジョンを描く 7.構想力 絞った戦略を立てる 8.実現力 プロジェクトを効率的に管理する 9.実現力 やる気を引き出し、良い結果を導く 10.組織力 みんなで取り組むからこそ失敗する 11.営業力 対象を絞り逆算で開発する 12.数字力 経営に関わる数字を見分ける おわりに
著者の経験による街おこしの方法を述べた本。 特に、以下の部分が心に刺さった。 ・人の話を聞きすぎる問題。街の取り組みをスタートするうえで重要なことは、まず、自分がどうしたいかを考えること。 ・まちづくりで大事なのは、主観のぶつかり合い。「あの人の夢に共感し、ぜひともに推進したい」と思ってもらえる人...続きを読むこそが、上に立つべき立場にある。
地域での起業をする人に向けて書かれたハウツー本。案外自分でもすでに実践していることがほとんどだが、これが体系的にまとめられたことに大きな意味があるのだと思う。著者もこの本の中で言っているが、往々にして地域の人々は頑なか、そうでなければ破壊主義者に陥りがちだが、そのどちらでもない第三の道を示す標となる...続きを読む一冊である。自分がプレイヤーに回る/回った時に自戒的に再読したい。
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