石黒浩のレビュー一覧

  • 枠を壊して自分を生きる。 自分の頭で考えて動くためのヒント

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    要約:
    自分の頭で考える = 人間。考える = 書く
    過去の話をしない
    目的を持って情報を収集すること
    自分らしさを気にすると人生が縛られる
    何をしたか、ではなく。何をするか

    行動:
    アイデアノートを作って毎日考えを吐き出す
    怒らない。怒った理由に耳を傾けて、自分の欠点を直す
    自分を基準にする

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    2017年05月17日
  • アンドロイドは人間になれるか

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    人と対話するロボットのありようは真剣に模索される時期である。
    そして我々人類のコミュニケーション欲求の根源には、自己保存欲求、種を残したいという(性的な)欲望がある。
    「人とつながりたい」という事と「性的な関係を持ちたい」ということには強い関係がある。

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    2016年11月03日
  • ロボットとは何か 人の心を映す鏡

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    その風貌から一種のマッドサイエンティストを想像していたのだが、著者は「ど」がつくほどに真面目で誠実。
    だからこそ、世界観を根底から覆すような大きな真理を発見するわけではない。
    ものすごい労力をつぎ込んで、想像しうる範囲の知見を得、考えを得る。
    しかしそれはさらに大きな疑問や研究テーマに結び付く。
    そもそも人間という存在が謎で、鏡が迷宮であるならば、落着など永遠に得られないのだ。
    もっともっと根源的な謎が引きずり出される。これが本書の熱いところ。
    視覚、表面、皮膚から、社会や心へのシフト。
    技術論ではない。誠実に積み重ねられた研究からはじき出される謎の深化。哲学論だ。

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    2016年07月15日
  • アンドロイドは人間になれるか

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    マツコロイドでも有名な石黒さんが、開発したロボットの亜話を交えながら、人間について考察した本。あえて、感情移入できるよう作られたテレノイド。アンドロイドに演劇させたり、米朝のアンドロイドを作ったり。コミューとソータは2体のロボットと会話することで自然な会話になるそうだ。「心とは観察する側の問題である」「今のロボットは1、2歳のアカチャンくらいだと思ってほしい」ジェームス・ランゲ説「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」「75%の仕事がロボットに変わる」「中国の空港には上海ガにの自販機がある(人間より機械が信用される)「義手の人の義手を刺すと痛みを感じる」「将棋がAIに負けたとしても競技

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    2016年04月16日
  • ロボットとは何か 人の心を映す鏡

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    人間酷似型ロボット(アンドロイド)研究の第一人者が、自らの研究開発の過程と、そこから生まれた「人間とロボット」についての考察をまとめたもの。2009年発刊。
    著者が2006年に作成した、自身をモデルにした遠隔操作型アンドロイド「ジェミノイドHI-1」は世界中の注目を集め、2007年に著者は英コンサル会社による「生きている世界の天才100人」の26位(同順位には、ダライ・ラマ14世とスティーブン・スピルバーグ)に選出された。
    著者はもともとコンピュータビジョン(カメラから得られた画像をコンピュータで解析し、その画像に何が写っているかをコンピュータに認識させる研究)を研究していたが、コンピュータが

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    2017年03月25日
  • どうすれば「人」を創れるか―アンドロイドになった私―

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    アンドロイドを通して、人間とは何かを考えてしまう。今後益々、人間とは区別つかないアンドロイドが生まれて、生活することになるだろう。きっと、アンドロイド(ロボット)と人間のすみわけが議論になるだろう。その点でみても、石黒さんの考察は参考になる。石黒さんの最新刊も読んでみたい。

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    2016年01月10日
  • どうすれば「人」を創れるか―アンドロイドになった私―

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    <目次>
    プロローグ
    第1章   日常活動型からアンドロイドへ
    第2章   遠隔操作型アンドロイドを創る
    第3章   サロゲートの世界
    第4章   アンドロイドになる
    第5章   ジェミノイドに適応する
    第6章   ジェミノイドに恋をする
    第7章   実体化するもう一人の自分
    第8章   人を超えるアンドロイド
    第9章   人間がアンドロイドに近づく
    第10章   持ち運べるジェミノイド
    第11章   人間のミニマルデザイン「テレノイド」
    第12章   存在感を持つミニマルなメディア「ハグビー」

    <内容>
    ロボット工学の第一人者。しかし、「アシモ」などの二足歩行型よりも見た目に人間に似せた「

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    2014年12月14日
  • ロボットは涙を流すか 映画と現実の狭間

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    ロボット研究をここまで哲学的に見ることができるのが石黒教授のすごいところであろう.たくさんのロボットに関連した映画がネタに出てくるが,映画の見方も一味違う.

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    2013年07月09日
  • ロボットとは何か 人の心を映す鏡

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    精神と肉体は切り離されているのか?という二元論的な問いを考えていた時に、先輩が貸してくれた本。

    非常に面白かったです。
    アンドロイドと言うと、ついつい内容的な部分(こんな新しいことができる!とか)に目がいってしまいますが、外見がこんなに重要だと思わなかったです。

    面白かったのは、自分とそっくりなアンドロイドが、整備のために頭を開かれている時に衝撃を感じるとか、うっかり急停止ボタンを押してしまい、萎んで崩れて行く姿は「人の死」を感じさせるという話。
    物質的には機械だし、自分ではないはずなのに。

    あと、ロボットを遠隔操作している時に、ロボットが人に触れられると、自分が触れられたような妙な感覚

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    2012年07月24日
  • ロボットとは何か 人の心を映す鏡

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    ロボット研究の第一人者による新書。2009年刊。
    より“人間らしい”ロボットを模索するうちに、「人間とは何か」という根源的な問いを意識するにいたった著者の、研究と思索が 明快に詰め込まれた書。

    なぜ人間は、人型のロボットに対して飽くなき探求を続けるのか。そこには、技術開発を通じた“人間理解”への欲求があるのだと氏は論ずる。

    ロボット研究における人間らしさ(特に見た目や動作を中心として、知覚・感情・発達といった部分まで)を追求する取り組みが興味深い。→ジェミノイド(人間もどき)、ロボット演劇、ロボット化社会予想

    ・体を持たないコンピュータに真の認識が可能か
    ・なぜ人間型ロボットなのか
    ・人

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    2012年11月14日
  • ロボットとは何か 人の心を映す鏡

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    ≪目次≫
    プロローグ  ロボットは人の心の鏡
    第1章     なぜ人間型ロボットを作るのか
    第2章     人間とロボットの基本問題
    第3章     子供と女性のアンドロイドー人間らしい見かけと仕草
    第4章     自分のアンドロイドを作るー(人間らしい存在)とは
    第5章     ジェノミノイドに人々はどう反応し、適応したか
             -心と体の分離
    第6章     「ロボット演劇」-人間らしい心
    第7章     ロボットと情動
    第8章     発達する子供ロボットと生体の原理
    第9章     ロボットと人間の未来
    エピローグ  ロボット研究者の悩み

    ≪内容≫
    人間型ロボット(アンド

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    2012年02月22日
  • ロボットとは何か 人の心を映す鏡

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    ロボットを通じて、「人」を研究する。そのためには誤解や多くのタブーも存在する事を改めて実感。哲学的な部分も多いが、ロボット研究の最近の状況も知ることが出来る。

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    2012年01月14日
  • ロボットとは何か 人の心を映す鏡

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     2009年までのロボット技術の今が語られた本。出来ることと出来ないことが明確に分かっておもしろい。ロボット≠人間、片方を知ることでもう一方の輪郭が見えてくる。

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    2012年04月08日
  • ロボットとは何か 人の心を映す鏡

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    ロボットを通じて人間の存在について考えさせられた。心があるかないかは表面的なことからしか分からない。。

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    2011年07月04日
  • ロボットとは何か 人の心を映す鏡

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    人間でないものを通じて人間を理解しようとする試みとしてのロボット研究のありようを,解説している。僕が院生の頃書いたレポートで展開した思考実験に似た記述を見つけた時は,失ってはいけない魂を再確認できた感があります。福岡伸一氏のような技巧的な文章は特に見当たらないですが,研究者の姿勢であるとか,その哲学を持つに至る来歴とか,学ぶことが多い一冊だと言えます。

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    2011年04月01日
  • ロボットとは何か 人の心を映す鏡

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    [ 内容 ]
    英国コンサルティング会社SYNECTICSの「生きている天才100人」調査で日本人最高位の26位に選出(2007年)。
    石黒研究室が参加する「Team OSAKA」は、「ロボカップ世界大会」サッカー競技ヒューマノイドクラスで4連覇を達成(2004~2007年)。
    自身のアンドロイド「ジェミノイド」とともに、欧州最大のメディアアートの祭典「アルスエレクトニカ2009」でフィーチャードアーティストとして展示を行う(2009年)。

    [ 目次 ]
    プロローグ ロボットは人の心の鏡
    第1章 なぜ人間型ロボットを作るのか
    第2章 人間とロボットの基本問題
    第3章 子供と女性のアンドロイド

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    2010年11月26日
  • ロボットとは何か 人の心を映す鏡

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    感想を書いてしまうと、話の核心をついてしまいそうなので
    (ネタばれしてしまいそうなので)
    敢えて書きませんが
    この本を読むと、ロボットに対する考え方が変わると思います!!
    私もこの本を読んで、将来ロボットは心も持てるようになるかもしれない・・と思いました。
    ただ、皆さんがハリウッド映画などから想像されている形とは違うでしょうが。

    また、科学だけでなく、工学、心理学、哲学・・・と分野の境を越えて
    人間の根源的な問いを研究されている石黒先生の姿は
    昔のデカルトやダヴィンチのように思えて、すごいと思います。

    一読の価値はあり!!

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    2010年08月30日
  • ロボットは涙を流すか 映画と現実の狭間

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    アンドロイド製作者の話を、初めて読みました。
    やはり、アンドロイドをつくっていくうえで、人間とはなんなのかという考えに行き着くのが自然なことだと思いました。

    「怒りたくても怒れない。怒っている人を見ると不思議になる。」といった、共感できるところも多く、さらに石黒浩さんのことを知りたくなるきっかけになったと思います。

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    2010年07月21日
  • ロボットは涙を流すか 映画と現実の狭間

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     遠隔操作で動かせるロボットを作っている博士の本。

     ロボットとは何か?というより、「人間と(人間が使うものとしての)ロボット」の関わりを重視している。
     コレを読むと、ロボットはモノなんだなぁとしみじみ感じる。ロボットが何が出来るか、ではなく、人がロボットに何を投影するか、という視点が興味深い。
     面白かった。

     

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    2010年06月07日
  • ロボットとは何か 人の心を映す鏡

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    読みながらうなずけるところがたくさん。
    研究の難しいことはわからないけど、すごい可能性を感じさせてくれる。
    機械と人間の境界がますます曖昧になっていく。

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    2010年06月06日