学研教育出版のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"これを読む少年少女は、結婚についてどのような印象を持つのだろう。
本書にはあまり幸せな結婚は登場しない。
ろくでもない結果を招くものばかり。
意外な結末ばかりの短編を集めたシリーズで学ぶべきこととは何だろう。
単なる暇つぶし?もひとつ。
短時間に情景を読者に浮かべる語り部、文章を学ぶこと?
イマジネーション、発想を広げること?
シニカルな世の中を学ぶところ?
多くの小話が、教訓を与えてくれているが、中にはいたたまれない終わり方をする話もある。
本書が発行された時代の空気を表しているのかもしれない。
あまり深く考えずに、素直に読み込む人が一番の幸せ者だと思うのだが。" -
Posted by ブクログ
「とっかえべえ」
どこから来たのかこの男。薄汚れたはんてんに、大きな樽をぶら下げて、あっちへふらり、こっちへふらり、そこで叫んだこの男、「とっかえべえ」。
頼んできたのは市井の人々、大男には「とっかえべえ」、奥方様にも「とっかえべえ」。
さてさてそのあと頼んできたのは小さな童。
母を想ってとっかえべえ、父と我が身を変えとくれ。
健気で優しいわらしゃんど。
一回限りのとっかえべえ。
親子の愛はとっかえねえ。
とっかえとっかえとっかえべえ。叶えられるのは一度きり。
とっかえとっかえとっかえべえ。
「高価な魚釣り」
私の弟は魚釣りが好きで、よくルアーや雑誌などをプレゼントしたものだ。
そしてそれら -
Posted by ブクログ
面白いという感情には、えてして黒いものが含まれているものだ。
普段は気づかないし、気付きようもないけれど、人間の心がいかに複雑なものかわかろうというもの。
だて、私の感情にはどんな黒いものが含まれているだろうか?
「神父と死刑囚」
カトリックが多いイタリアのイメージで読んだ。
神父の黒い服がどうしても「あの」イメージとつながる。
希望とは儚いもの。
されどたったそれだけで人生を変えられるもの。
どんな結末であっても、希望を持ち続けていた方が人生は楽しく幸せに違いない。
「あたま山」
古典落語の名作だ。
読めば読むほど、エッシャーの世界のような「ありえない世界」に迷い込む。
そういえば小さい -
Posted by ブクログ
古今東西の名作達を短くまとめた本書。
どれもこれも、こんな結末になるとは、というものばかり。
児童書の棚にあるからといって読み飛ばしてはもったいない。
『100ドルを借りにきた男』
これはオープニングにふさわしい。
人を傷付けない、ユーモア溢れる作品。
なぜこの男はたった100ドルを借りにきたのか?
男の担保に注目。
『神様の病気』
悲しみを微笑みに変える物語。
子供の言葉に勇気づけられる。
子供は純粋であるからこそ残酷な面も持ち合わせているが、それがまさに表裏一体だと感じさせる。
『犯行動機』『任務』はそれぞれ法廷での物語。
特に後者はやり手がはまるワナをブラックな笑いにしている。
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Posted by ブクログ
暇つぶし以外の何ものでもないのだが、これは確かに「暇を潰してくれる」。
オチを予想しながら読み進め、大抵はそのとおりの結末に行き着くのだが、たまに予想を裏切られるのが心地良い。
ブラックユーモアをきかせた話がほとんどなので、「癒やされる」ような本ではない。けれど、そこそこ面白くて、とにかくサクッと楽しめる。こういう本を、私は嫌いじゃない。気取った本よりも気楽でいい。
にしても、昨今の「タイパ」「スマホ中毒」「無限スクロール」「ドパガキ」など、手軽にインスタントな満足を得られるコンテンツが好まれる潮流を思えば、この本はもっと売れていても不思議じゃない気もする。例えば、本屋さんの目立つとこ