感情タグBEST3
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このシリーズは、いろいろな作者がそれぞれ違ったストーリーを書いています。お話の最後に意外な結末がまっていて、おもしろいです。自分で意外な結末を予想するのもおもしろいです。
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私は、76ページの、「サーカスのライオン使い」が1番好きです。失敗すれば命を落とす危険もあるライオン使いをやっているアンジーが、凄い。アンジーが、したがわせられない動物などいないのも、凄い。
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国内外のショートショート集。「あたま山」も改めて読めて面白かった。猿の手じゃないけど、3つの願い事系の話は落ちがブラックで、その後ケンカになりそう。
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読書欲が著しく低下していたため、丁度良かった。
これでオチが思い出せるだろうか。
どんな死刑囚でも大人しくさせる神父「神父と死刑囚」
博士から一本とる助手「ゲームの行方」
帰宅までもう一歩「ランプの魔神と3人の願い」
賢く可愛い悪魔の弟「姉の心配」
願い事は慎重に「夫の願い」
苦情の伝え方「注文の多いお客」
父の愛情が裏目に「自信の根拠」
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面白いという感情には、えてして黒いものが含まれているものだ。
普段は気づかないし、気付きようもないけれど、人間の心がいかに複雑なものかわかろうというもの。
だて、私の感情にはどんな黒いものが含まれているだろうか?
「神父と死刑囚」
カトリックが多いイタリアのイメージで読んだ。
神父の黒い服がどうしても「あの」イメージとつながる。
希望とは儚いもの。
されどたったそれだけで人生を変えられるもの。
どんな結末であっても、希望を持ち続けていた方が人生は楽しく幸せに違いない。
「あたま山」
古典落語の名作だ。
読めば読むほど、エッシャーの世界のような「ありえない世界」に迷い込む。
そういえば小さい頃、さくらんぼの種を飲み込んでしまったら、親に「お腹から木が生えてくるよ」と言われ、恐怖で大泣きしたものだ。
幸いなことに桜の木は私のあたまから生えることはなかったが、あたまの中は毎日お祭りだ。
それが苦になることもあるが、さすがに本作の主人公のようにはなるまい。
「自信の根拠」
なぜこの人はこんなに自信たっぷりなのかと思うことがある。
それはそれで幸せなのだろうから、(自分に迷惑がかかってこなければ)外野がとやかく言うことではないのだが。
そんな人々に現実を知ってもらうのも一つの手かもしれないが、たいていそれは徒労に終わる。
だったらそんな無駄なことはしないで放っておくのが一番だ。
と、他人のことならちょっと斜に構えてそんなことも言えるし、失笑程度で終わるのだが、果たして自分のことは笑いに変えられるだろうか?
そう考え始めると、考えるごとに黒いユーモアの世界に絡め取られてしまう。
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中学生が喜んで読んでるやつねー、とばかにしてはいけません。
世界の名手が書いたショートショートが揃い踏み。
江坂遊、田丸雅智、落語の「あたま山」まで。
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この本は、いくつかの物語に分かれているが、その中で一番心に残ったのは「ポケットのあいつ」という話だ。男の人の同りょうのポケットの中にししゅうの顔の人間がいて、ポケットで暮らしている。とうとう、その同りょうだった人もポケットの中の世界に行きたくて行ってしまうのだが、男の人もうらやましくなっていくという何とも不思議な話だった。他にも「窓の外」というおじいさんとある少年との話や、「成功率15%」という話があった。「成功率15%」という話は、でたらめなお医者さんのゲーっとする話だった。この本の話のようにこんなに不思議なことは起こらないとは思うが、最後には意外な結末に話を終わらせる物語を書いた方の想像力はすごいと思った。