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Posted by ブクログ
面白いという感情には、えてして黒いものが含まれているものだ。
普段は気づかないし、気付きようもないけれど、人間の心がいかに複雑なものかわかろうというもの。
だて、私の感情にはどんな黒いものが含まれているだろうか?
「神父と死刑囚」
カトリックが多いイタリアのイメージで読んだ。
神父の黒い服がどうしても「あの」イメージとつながる。
希望とは儚いもの。
されどたったそれだけで人生を変えられるもの。
どんな結末であっても、希望を持ち続けていた方が人生は楽しく幸せに違いない。
「あたま山」
古典落語の名作だ。
読めば読むほど、エッシャーの世界のような「ありえない世界」に迷い込む。
そういえば小さい頃、さくらんぼの種を飲み込んでしまったら、親に「お腹から木が生えてくるよ」と言われ、恐怖で大泣きしたものだ。
幸いなことに桜の木は私のあたまから生えることはなかったが、あたまの中は毎日お祭りだ。
それが苦になることもあるが、さすがに本作の主人公のようにはなるまい。
「自信の根拠」
なぜこの人はこんなに自信たっぷりなのかと思うことがある。
それはそれで幸せなのだろうから、(自分に迷惑がかかってこなければ)外野がとやかく言うことではないのだが。
そんな人々に現実を知ってもらうのも一つの手かもしれないが、たいていそれは徒労に終わる。
だったらそんな無駄なことはしないで放っておくのが一番だ。
と、他人のことならちょっと斜に構えてそんなことも言えるし、失笑程度で終わるのだが、果たして自分のことは笑いに変えられるだろうか?
そう考え始めると、考えるごとに黒いユーモアの世界に絡め取られてしまう。
Posted by ブクログ
この本は、いくつかの物語に分かれているが、その中で一番心に残ったのは「ポケットのあいつ」という話だ。男の人の同りょうのポケットの中にししゅうの顔の人間がいて、ポケットで暮らしている。とうとう、その同りょうだった人もポケットの中の世界に行きたくて行ってしまうのだが、男の人もうらやましくなっていくという何とも不思議な話だった。他にも「窓の外」というおじいさんとある少年との話や、「成功率15%」という話があった。「成功率15%」という話は、でたらめなお医者さんのゲーっとする話だった。この本の話のようにこんなに不思議なことは起こらないとは思うが、最後には意外な結末に話を終わらせる物語を書いた方の想像力はすごいと思った。
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ビジネス・実用
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