学研教育出版のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こどもの本総選挙でランクインしていたため購入。
ショートショートをまとめたもののため、すぐに読み終えることができた。
9割の話が欧米の小咄を原案にしたもの。
「意外な結末」とタイトルにあるように、どんでん返しのオチがあり、ブラックユーモアやハートウォーミングな結末になる。
話の内容は、例えるなら、2chのまとめサイトにある「ブラックジョークな話を聞かせてくれ」「オチが分かるとゾッとする話」のスレッドでまとめられたような話と言えば、インターネット歴が長い人なら伝わるだろうか。
現に、収録されている話に非常に似たオチのコピペを過去にまとめサイトで複数読んだことがある。
既読感がある人がいる -
Posted by ブクログ
この本は、いくつかの物語に分かれているが、その中で一番心に残ったのは「ポケットのあいつ」という話だ。男の人の同りょうのポケットの中にししゅうの顔の人間がいて、ポケットで暮らしている。とうとう、その同りょうだった人もポケットの中の世界に行きたくて行ってしまうのだが、男の人もうらやましくなっていくという何とも不思議な話だった。他にも「窓の外」というおじいさんとある少年との話や、「成功率15%」という話があった。「成功率15%」という話は、でたらめなお医者さんのゲーっとする話だった。この本の話のようにこんなに不思議なことは起こらないとは思うが、最後には意外な結末に話を終わらせる物語を書いた方の想像力