竹内真のレビュー一覧
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東天高校文化祭初日、正体不明のDJネガポジによるラジオ放送が始まる。
DJは誰なのか、どこから放送しているのか。
それらを明かさぬまま毎時定期的に放送は続く。
初回放送時のトークゲストで、元野球部エースの山ちゃんはDJにノセられて
壊れて動かくなって長い月日が経つ大時計塔の針にボールを投げて直し、
再び動くように努力することに。
斉藤優里は山ちゃんをノセる「ダシ」に使われたことに腹を立て
DJを探しだしてひっぱたこうと思うのだが、なかなかうまくいかない。
そんな彼女だったが、ミステリ好きの文芸部・古浦の協力を得て
少しずつ謎の真相に近づいてゆく。
一方、物理部の寺沢祐馬は、DJ側の人間で -
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ネタバレ「競技としての自転車」により興味を持てた一冊。
ストーリー展開が割と単純なため、中盤以降は読み進めながら先の展開が「読めて」しまうことを考えると、どちらかというとあまり小説を読み慣れていない人向けの物語かも。
ただ、主人公やそれをとりかこむ周囲の人々が、みんなそれぞれのスタイルで前向きに生きているため、たくさんエネルギーが貰える物語であることは間違いない。個人的には、単純ではあるがこういう展開は好き。
あらゆる本を読んでいて思うが、「自転車」は個人技のように見えて、実はとてつもなく団体競技なのです。この物語では、少年期から子供が出来るまでを描いていることから、主人公にとっての「支え」が成長 -
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旅の途中、シアターを読み終わってしまい急きょ手にした本。
実はもなにも自転車らぶな私。
京都いたときも移動は基本チャリ
今も通勤はチャリ
実家に帰ってなかなか乗る機会は減ったけどやっぱりあの体全身で風を切る感じか好きです。
話の中の自転車はまあ本格的なんだけど
やっぱり自転車っていいなあって思いました。
自転車を通しての男の子の青春小説。
昇平と草太が4歳のときからはじまり最後は29歳!
どこにいても必ず自転車が彼らの成長には欠かさずあり
自転車とともに大きくなるさわやかーなお話です。
昇平のゆるーいたまにあつーい性格も
草太の芯がしっかりした静かな性格も
にくめず二人の友情に羨ま -
Posted by ブクログ
シリーズ化されていたとは知らず、3作目を手に取り、慌てて読んだシリーズ2作目
1作目から間が空いてしまったので、うろ覚えの登場人物たち、主人公の女性に不思議な力があることも忘れてたぐらいなので、この力果たして物語に必要か?と思っていたら、今回はその力を前向きに捉える方法を知り、それによってハッピーが舞い込むのだから今回は必要だったのかも
片手で何でも分かる今だけど、情報の集め方、情報のつなげ方、知が広がっていく高揚感、それを司書さんがサポートしてくれる、そのことが図書室の価値の一つなんだなと思う
1年目は自信なく下を向いて働いてた主人公が、前向きに胸を張って仕事をするようになった
苦手だった上