【感想・ネタバレ】図書室のキリギリスのレビュー

あらすじ

バツイチになったのを機に、学校司書として働きはじめた詩織。人には言えない秘密を抱える彼女のもとに、様々な謎が持ちこまれる。本に込められた思いと謎を読み解くブックミステリー。

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面白かった〜!

こんな司書さんのいる図書室がある学校に通いたかったなぁ
実際にある作品がたくさんでてくるから読みたい本も増えたし、
本が人と人とを繋いでいく素敵な瞬間を読めたのが嬉しかった。

続きも絶対よむ!

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2025年08月11日

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本を触ると人の思念を感じる事が出来る詩織。
夫が失踪して3年、離婚が成立したのをきっかけに、学校司書として働きだします。

生徒達と本を通して生まれていく交流に心温まり、日常の謎解き要素がたっぷりあるので、一緒にワクワク考えたり、一気に読み進められました。

何より本の楽しみ方の幅広さを改めて知れた事が、
☆5つの理由です。

作者がそのタイトルをつけた理由を考えたり、
関連する本を読んで世界観をより深く理解したり、
1冊の本をじっくり楽しむ方法がたくさん出てきて、
速読気味の私には目から鱗!!

特に、一つの本を色んな役割分担で検証して、深く理解する「リテラチャーサークル」とってもやりたくなりました!!

お話の中に、実在の本が何冊も登場するので、
読みたい本が増えるのもお勧めの理由です。

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2023年12月14日

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ネタバレ

【あらすじ】
バツイチになったのを機に、学校司書として働きはじめた詩織。人には言えない秘密を抱える彼女のもとに、様々な謎が持ちこまれる。本に込められた思いと謎を読み解くブックミステリー。

【感想】

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2017年07月29日

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学校司書のお仕事良いなー!と素直に思った作品。
ここまで図書委員会に力を入れている学校ばかりでは決してないことは分かっているが、是非この直原高校の図書室で働いてみたい、もしくは生徒として図書委員会に入りたかったなと思いました。
出てくる作品のほとんど知らないけれど、興味が湧いてくるし、知らなくてもその世界に少し触れられるので問題なし!

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2022年12月18日

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「なんちゃって司書」になった主人公が高校の図書室(館)で働くお話。生徒たちの若さやキラキラしたものが感じられる内容でした。このキラキラ青春感、小説だからこそ純粋に楽しめるものの1つだなと思います。
残留思念を読み取れる不思議パワーの設定はなくても大丈夫な気もしますが、本を読んで語る楽しさがぎゅっと詰まっている内容でした。

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2022年08月20日

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ネタバレ

ここに出てくる図書委員の子たちみたいに、純粋に本を読んで、それを素直に伝えられる青春時代を過ごしたかったなー。

本に囲まれた職場、羨ましい…

出てくる本たち全て読んでみたいし、詩織のこの後も気になるし、素敵な本でした。

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2022年03月23日

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この物語に出てくる人物、作者、みんな本が好きなんだなと思いました。巻末にブックトークがついていましたが、物語を読んでいるだけで「この本読んでみたいな」と思わせてくれます。

残念ながら学生時代に図書室には縁がなかったので、図書室がこんな場所なら行ってみればよかったなと思います。

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2022年02月05日

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作者の読書に対する造詣の深さが存分に発揮された作品。
高校の図書室って思い出せない。司書さんがいたら、行ってたかな。
お話の中で取り上げられた本を、あと書き的なところで作者が掘り下げてくれて、読んでみたくなるサービスまで。

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2021年11月28日

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ネタバレ

著者さん、本読むの好きなんだろうなあっと思った。
図書室は学校で一番好きな場所だったな。
司書の先生とお茶したこともあったな、あれはしあわせな時間だった。
学校司書の子どもの学びに果たす役割、というのは確かにあるのかもしれないけど、正直私の時代はそーゆー意識は全くなかったなあ。
特にアドバイスとか受けたこともないし、もともと自分が読む本は自分で選ぶたちだったから、そーゆー人を必要としなかった。
けど、この本の中では学校司書という仕事にやりがいを見出していく女性が描かれていて、まあ現実的にはパート司書の方が多いんだろうけど、やろうと思えばやることがどんどん広がる仕事なのかもな、と思う。
しっかし、前任者の辞めた事情に不倫とか、そこは必要ないのでは、と…。
いきなり失踪の元夫とのハナシもイマイチ理解不能でしたが、生徒たちとの関わりの様子は楽しかった。
青春ですなーー
神出鬼没の校長先生は好きだな。

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2020年08月28日

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なんちゃって司書になった主人公が色んな人や色んな本と関わっていく話。色んな本が紹介されていて、見てみたいと思う本もたくさんあった。

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2020年08月31日

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とても楽しく読みました。

図書室ってこんなに色々な物が詰まった大切な場所だったんだと純粋に感動した。 自分が全く足を運んでいなかったことに後悔。

学校生活を送る子供たちに読んで貰って、教室以外にも素敵な場所があることを知ってもらいたいな。

そして、何かに本気で取り組むことは、自分自身も成長できるし、周囲の人にも影響を与えるんだなぁと改めて思った。
年明けに読めて良かった。

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2019年01月06日

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ネタバレ

前半は本にまつわるちょっとした謎を解決する、プチ推理モノ。
1章ごとに1つの謎が出てきて、かつ1冊を通して主人公の成長が垣間見えるという構成が袖木麻子さんの「ねじまき片想い (~おもちゃプランナー・宝子の冒険~)」を思い出しました。
後半は登場人物たちがブックトークをしているのですが、そのイベントに参加しているような気持ちになれました。

主人公は高校の図書室で働くことになった”なんちゃって司書”。
学生時代から図書室が好きだった私にとってはある意味「憧れの存在」です。
自分の通っていた高校の「司書さん」(←今となっては学校司書だったのか、司書教諭だったのかわかりませんけど)をふと思い出しました。
図書室の間取りも勝手に母校の図書室のようなところを想像しながら読んでいました。
また作品に出てくる登場人物たちと私との共通点がたくさんあったので、余計に自分が高校生に戻ったかのような感覚になりました。

中でも翻訳家を目指している「楓ちゃん」は、今も英語の勉強を続けている私にとっては「仲間」でもあり、「ライバル」のような存在に感じました。
その彼女がブックトークで話していたことがとても印象に残っています。

「もともと受験勉強のために始めた英文和訳なんですけれど、最近は翻訳自体が楽しいです。極端な話、大学に入れなくたって翻訳を続けてたらいいかなって思う。受験なんてどうでもいい、っていったら言い過ぎだけど、受験って目的じゃなくて手段なんだなって実感できた気がします。大学に入って翻訳の勉強ができたらいいと思うし、そのために勉強も頑張るけど、あたしにとって大切なのは翻訳が好きだってことで、受験勉強はその好きって気持ちに気づくためのものだった気がします。」

高校時代、その好きなことをみつけたいってどれだけ思ったことでしょう。
それがわかればその道を目指して、がんばれるのに!って思っていました。
なのでこんな風に語る「楓ちゃん」をとっても羨ましく思いました。
「私もそうなりたかったのに!!」って。

でも人を羨ましがっていても仕方ありません。
自分もそうなりたいなら、今からでも頑張るしかないのです。

私は「楓ちゃん」のように強い動機をもって英語の勉強をしているわけではありませんが、
彼女の目標を達成しようとする姿勢を見習って、もっと努力しなきゃいけないなという気にさせてくれた作品でした。

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2017年09月29日

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素人の学校司書と言いつつ、すごい読書量と豊富な知識を持つ主人公。さらには特殊な能力も効果的に活用して、あっという間に司書としての存在を確立していく。
竹内真さんのサクセスストーリーは元気のない時にパワーがもらえる話が多いので、今回もそれを期待して読んで、それなりに楽しめた。
図書室に来る生徒だけでなく、友人つぐみ、元夫、校長先生、若森先生、永田さんなどとの関係にもう少しふくらみがあるかと期待したけど、本によって成長する高校生が主役ならばこれもありかと納得。
巻末付録として、文中に出てきた作品の解説があったが、残念なことに手に取ったことのある本がほんのわずか…私の読書なんて、本当に一部の一部なんだとわかってはいるつもりだったけど、突き付けられた。

まぁでも、数少ない楽しみで細々続いている趣味の読書なので、こんなことで嫌になったりあきらめたりはしなくていいか…など、何を中途半端に影響受けてるの?と笑われそうな読後感を持った本だった。

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2017年09月15日

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詩織の成長が微笑ましい。
高校生たちもいい子達だし。
校長先生も面白くて好き。
でも、前任者さんと事務長の関係って、お仕事関係だけだったの、結局?
読み取ったこととの関係ってどうだったのか、ちょっとよくわからなかった。

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2017年05月04日

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「本がある空間」が大好きな私にとって、司書は憧れの職業です。本の紹介というより、読書の楽しさを教えてくれるこんな司書さんに、私も出会いたかったな。

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2016年12月05日

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この書籍のジャンルがわからない。けど本好きにはたまらないなぁ。個人個人と本の繋がりと本から発生する無限のストーリー、そのワクワク感を感じ取ることができました。本がもっと好きになりました。

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2016年05月14日

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私にとってこの本はフィクションでありノンフィクション。

すごくリアルで、そうなんだよ!ってポイントと、いやいや、純粋に図書室を本の世界として扱ってくれない児童・生徒や教員は絶対数いるんだよっていうフィクション要素が入り乱れて、結果おもしろかった。

リアルなポイントの一つとして、「本の影響で変わっていく生徒を見るのは嬉しいもの。」という部分。この仕事のやりがいの中でも比重の大きい要素だと思う。

自分が関係のない職種なら星は一つ減っていたかもしれないけど、改めてこの仕事の幸せを感じられたので読んで良かった。

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2016年03月16日

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ネタバレ

本から世界が広がっていくというのを改めて実感しました。それぞれの本には作者が伝えたかった想いがあって、私達読者はその想いに触れて心を動かされているんだなと思いました。登場する本には知らない本も多くありましたが、物語の中で重要な役割を担うその本を読んでみたいという気持ちが高まりました。人と本を繋ぐことの出来る学校司書の仕事をする詩織が輝いて見えました。

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2025年12月22日

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著者の本への愛が伝わってくるストーリー。詩織が永田さんを探すところはちょっと無理やりな気がしたが図書室に集まってくる生徒たちの変化がかわいい。(特に大隈くん)

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2024年10月08日

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学生の頃、図書室や図書カード、司書の先生の存在は自分にとって大きかったから、話がスラスラ入ってきた。

主人公のもつ、物から人の残留思念がわかる不思議な力は、普段ひとり対本で静かに交わされる思いをわかりやすく表現するためかな、と思った。

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2022年04月10日

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学校の図書室という場所がとっても懐かしい
自分のやりたいことに向かって迷いなく進める人はかっこいいと思う

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2021年08月21日

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エピソードはそれぞれ面白かった。
でも、まとめると主人公の詩織さんがどんな人か、あまりピンと来なかった。

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2021年04月04日

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「こんなお仕事してみたいなぁ」
と、まずこの本を読んで思った。

主人公、詩織の仕事は高校の図書室の司書。
カメラマンの夫が姿を消し数年。
定職に付かなきゃと思っていたところに、同校の音楽教師である親友のつぐみが紹介してくれた仕事だった。

このような仕事があったんだ、と初めて知った。私が読書に目覚めたのは大学生になってから。高校時代は何を隠そう、ほとんど本なんて読んでなかった。だから、高校時代までの図書室の記憶があまりない。司書は、教職免許はいらないらしい。

司書は図書室で貸し借りの仕事や、本の管理はもちろん、図書委員の生徒たちと、読書会やブックトーク(生徒たちがお気に入りの本についてスピーチをする)、ブックテーブル(一冊の本についてグループで語り合う)、ブックマーク(それぞれが好きな本を紹介する一文を作成して栞に書いて一斉に並べて掲出する)を企画したり、その仕事は幅広い。
大好きな本を通して、人と人を繋げる。素敵な仕事だ。

最初は本に興味がなかった生徒も、自分に合う本とそれぞれ出会い、少しずつ考え方も変わっていく。
この頃に出会うと、人生にも大きな影響があったりする。
そんな生徒たちを見守る詩織もとても温かくて、素敵な女性。

この物語は、「本にまつわる日常の謎ミステリー」とも言える作りになっている。校長が本を寄贈する際につけたペンネームの謎や、他校の本が混ざり込んでいたという謎を生徒たちと詩織が推理して解いていく。
ワクワクの要素も詰まった一冊。現役高校生が読んでも面白いだろう。

詩織には「残留概念」なる特殊能力がある。物に触れると、そこに込められた強い気持ちがわかる時がある、というものだ。この物語にこの要素いるかな?ヘンにファンタジー要素入れなくてもこの物語はしっかりとそれぞれの気持ちがわかるし、成立しているのでは、とも個人的に少し思った。

物語には、沢山の本が登場する。読んでみたいと思った本はメモした。
特に、私のお気に入りキャラクターでもある大隈くんの選んだ「クマよ」「旅をする木」は私も読みたくなった。

こちら、シリーズで続編も出ているとのこと。
これからも読もうと思います。

今回の勝手にキャスティングはこちら!
詩織→波瑠ちゃん
若森先生→上川隆也さん

いかがでしょう。

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2021年01月27日

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ブログで紹介されてたから。
チカラが出てくるなんて。思わず読むのをやめようかと。 でも、面白かったとは思う。

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2020年12月11日

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とある中学校の司書になった女性のおはなし。

実在の本がたくさん出てくるときいて読んだのですが、
どれも読みたくなりますねえ
おもしろい連作だった!

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2020年07月02日

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アリとキリギリスが海外だとアリとセミなんですね。
リアル過ぎて怖いです。
ハートフルな感じが来ますね。
本を読むのを美化し過ぎて無いかな。
読書は呼吸みたいな自然な感じさせるです。
自分はそう感じますね。

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2020年06月21日

Posted by ブクログ

心あたたまるお話
主人公の特殊能力の設定は要らないような?気がしたが、全体的に優しい世界で安心して読めた
実際の学校司書さんのお仕事はどんななんだろなあ

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2019年07月01日

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初めての竹内真さん。資格がないなんちゃって高校の図書室司書の主人公と図書委員が素敵な本を紹介してくれます。星野道夫さんの写真集みたくなりました。

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2019年05月13日

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仕事が変わってちょっと本を読むスピードが落ちた。
この本はランキングを物色して、皆さんの評判が良さげだったので買ってみた。
夫が失踪し離婚が成立したのを機に、学校司書として働きはじめた詩織。元々本好きなこともあり、丁寧な引継ぎ書を残してくれた前任者を探し訪ねたり、生徒が持ってきた本のことを調べたりする内に、司書の仕事にやりがいを覚えるようになって…というお話。
お話の中で色々な本が紹介され、本を読みながら他の本を読みたくなったりする。
出てくる人は皆善意の人々で、お話もうまいこと進んで、全体に些か薄味な感じはするものの、それでも最後のブックトークは生徒たちの心情が伝わってきて、なかなか良かったと思う。

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2015年11月23日

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夫が失踪し独身になった詩織さん30歳が高校の図書室のなんちゃって司書になって。。。。というお話。
図書委員の高校生たちや校長先生、前任の学校司書など魅力的な人々が登場します。そして高校生たちの中で行われるブックトーク活動。その中で様々な本が紹介されて行きます。
ただ、多くの要素を込めすぎ、全体の印象が希薄です。竹内さんの「本の紹介」を物語化することを目的にしたような、ストーリーより本の紹介の方に力が入って居る感じがします。さらには主人公の詩織さんの持つ特殊能力などと言うものも混ざりこんで。これは無くても良かったんじゃないかな。
もっと紹介本を絞り込んで、その分ストーリーをしっかり描き込めば、もっと楽しめるし、その上でシリーズ化して紹介本を増やして行けばよかったのに、そんな気がします。

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2016年05月15日

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