あらすじ
資格を持たない「なんちゃって司書」として直原高校の図書室で働く詩織。サンタクロースは実在するのか? 村上春樹とスヌーピーの関係は? などなど、今日も難問珍問が生徒たちから持ちこまれる。はたして、怠け者のキリギリスは2年目の春を迎えることができるのか!? 恋の気配と共に綴られる、ハートフルブックストーリー第2弾。
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Posted by ブクログ
学校司書の皆さんには必読。生徒たちが推理を働かせて様々なことを結びつけ、新しい発見をしていく。ワクワクしながら読んだ。ただ答えを提供するのではなく、それを自分で調べる方法を手助けする学校司書とは、まさに専門職!待遇改善を強く願う。自分にはこの粘りや根気はないかもしれない。本は多くの可能性を秘めている。人があまり拘らないことにも疑問を感じて、もっと知りたいという好奇心を持ち続けたいと思う。
Posted by ブクログ
学校司書の仕事にやりがいを見いだした詩織、山村とのライバル心(先輩だけど)が段々恋に発展していくのも微笑ましい。
カレー屋さんの「隠し味にピーナツを使ってる」だけ、重篤なアレルゲンなのでそれはないだろ…(食品業界にいたので気になる汗)と。
Posted by ブクログ
シリーズ化されていたとは知らず、3作目を手に取り、慌てて読んだシリーズ2作目
1作目から間が空いてしまったので、うろ覚えの登場人物たち、主人公の女性に不思議な力があることも忘れてたぐらいなので、この力果たして物語に必要か?と思っていたら、今回はその力を前向きに捉える方法を知り、それによってハッピーが舞い込むのだから今回は必要だったのかも
片手で何でも分かる今だけど、情報の集め方、情報のつなげ方、知が広がっていく高揚感、それを司書さんがサポートしてくれる、そのことが図書室の価値の一つなんだなと思う
1年目は自信なく下を向いて働いてた主人公が、前向きに胸を張って仕事をするようになった
苦手だった上司の司書教諭とも上手に付き合えるようになった
人と関わるのも苦手だったはずなのに、相手の気持ちを試すような操るようなセリフを言えるようになった(これはちょっと違和感だったけど)
怠け者のキリギリスが働きアリになる日は近いかも?!
Posted by ブクログ
図書室のキリギリスの続編。
なんちゃって司書(資格のない学校司書)の主人公が仕事にやりがいを感じた前作から、よりもっとこの仕事を充実させたいと司書資格を目指すようになったりとすごく成長が見られる。