竹内真のレビュー一覧

  • 図書室のキリギリス
    本を触ると人の思念を感じる事が出来る詩織。
    夫が失踪して3年、離婚が成立したのをきっかけに、学校司書として働きだします。

    生徒達と本を通して生まれていく交流に心温まり、日常の謎解き要素がたっぷりあるので、一緒にワクワク考えたり、一気に読み進められました。

    何より本の楽しみ方の幅広さを改めて知れた...続きを読む
  • 自転車少年記―あの風の中へ―

    自転車愛に溢れている物語

    初めて補助輪を外して自転車に乗れた時の感動、新しい自転車を買った時のワクワク感、友だちと一緒にサイクリングに出かけた時の未知なる冒険への高揚感、彼女と二人乗りして走るトキメキ感。小さい頃に誰もが経験した感情を大人になってもずっとキープしてる登場人物たち。八王子から糸魚川までの300キロの道のりを1日...続きを読む
  • 自転車少年記―あの風の中へ―
    私自身、自転車好きで通勤や、休日も移動手段として乗っているので、この小説を古書店で見つけたときは、直ぐに買って読み始めました。昇平、草太、伸男の幼なじみの三人が千葉の風が丘から東京へサイクリングにいくところから物語が始まります。3人各々のその後の人生と関わりが書かれていて、読後は爽やか感じが残り、気...続きを読む
  • 図書室のバシラドール
    久々のシリーズ新作。面白かった。
    司書資格取得のためにスクーリングを受ける詩織。
    ここで出会ったノノちゃんが可愛くて魅力的。
    もっと登場してほしかったな。
    ビブリオバトル、高校生たちが立派で拍手拍手。
    チャーシュー論争から始まったあの流れは一気に読み進んだ。
    どの話もすごく面白かった。
    メロスって、...続きを読む
  • 図書室のバシラドール
    バシラドールって何?これは、最初の話ですぐに明かされるのだけれど、目的地に行くためではなく旅そのものを楽しむ旅行者というような意味らしい。二番目はビブリオバトルの話で、最後は、学校の先生による講演会の話。どちらも、本を勧めるという点では共通している。自分が読みたいかどうかはともかく、本を勧める話って...続きを読む
  • 自転車少年記―あの風の中へ―
    自転車には非常に興味があって、高校時代には200キロ程度のサイクリングにも行ったりしたし、30代のしばらくはクロスバイクで自転車通勤もした。だが最近は他の趣味に時間を取られて、きちんと自転車に乗る暇がなく、せいぜいママチャリでジムに行く程度。

    でも、自転車って乗ったら絶対オモロいと思うねんなぁ。人...続きを読む
  • 廃墟戦隊ラフレンジャー
    大学の劇団の活動の一つだったラフレンジャ―。その仲間が10年後に再開し、ちょっとした遊びのつもりで、廃墟になっているショッピングモールに潜入。学生時代と10年後が交互に語られて、正義って何だろうなんてことも考えながら、悪と戦う話。いろいろ出てくるエピソードが面白くて、痛快な気分になる一冊。ヒーローっ...続きを読む
  • 図書室のキリギリス
    【あらすじ】
    バツイチになったのを機に、学校司書として働きはじめた詩織。人には言えない秘密を抱える彼女のもとに、様々な謎が持ちこまれる。本に込められた思いと謎を読み解くブックミステリー。

    【感想】
  • 図書室のキリギリス
    なんだかもう、夢中で読みました。

    本に触れるとそこに残った思念や感情を
    読み取れる学校司書。

    この怪しい設定は、少しも怪しくないかたちで
    とても効果的なスパイスとして、あちこちに
    振りかけられている。

    本にまつわるミステリーの数々も、
    成長してゆく生徒たちも、詩織も、
    何もかもが素敵だった。
    ...続きを読む
  • 自転車少年記―あの風の中へ―
    自転車を通してつながった人たちと、毎年の自転車イベントが大きくなるようにそれぞれの成長も伺うことができたり、自転車でつながった人同士がつながって、雪だるま式に話が大きく広がっていく、そんな一冊でした。
    こういう経験て、PartyTimeにしろマンガナイトにしろ奥多摩トレックリングにしろ似たようなとこ...続きを読む
  • 自転車少年記―あの風の中へ―
    最後は涙が出た。
    僕も今から自転車に乗ればこんな感動が待っているんだろうか?という気にさせられる。
  • 自転車少年記―あの風の中へ―
    『自転車少年記』の続編。こちらが文庫なので手に取りやすい。本編はどうして文庫化しないのかなぁ…
    自転車に乗りたくなります。
  • 自転車少年記―あの風の中へ―
    ぃゃ〜良かった☆単行本「自転車少年記」の途中から始まる新しい物語。視点が違うだけでこんなにも新たなストーリーになるとは。ステキなお話!
  • 自転車少年記―あの風の中へ―
    さわやかな話で読みやすかった。自転車のことをよく知らずに読んでも解説が分かりやすいし、何より人と人の関わり方が魅力的だから読みやすいと思う。でも単行本をもとに凝縮、付け足しされているので、先に単行本を読むことをお勧め((笑
  • リノベご飯のレシピ帖 シャケの焼漬からこねつけバーガーまで
    図書室のキリギリスシリーズと同じ作者のおいしい小説なので読んだ。「図書室の〜」と同じように主人公の過去が重く小春も家族に問題を抱えていたが解決できそうでよかった。個人的にはもっとリノさんの過去(ぼやかしちゃ駄目だと思う)や寮生(名前しか出ていないキャラもいた)の掘り下げが見たかった。ご飯の描写は美味...続きを読む
  • 文化祭オクロック
    文化祭で突如始まるラジオ放送。謎のDJネガポジの正体は? その目的は?
    文化祭の賑やかさと高校生たちの想いがミックスされて楽しい。普段地味な人物に光が当たるのも文化祭の魅力。
    裏に潜む悪意の重さとのバランスもよく、素敵な青春ミステリに仕上がっています。
  • 図書室のバシラドール
    本を読みながら他の本の魅力を知れる本。

    司書さんって一度は憧れる。

    あんまり関わったことがないからあれだけど
    こんな司書さんいたら楽しいだろうな〜って。
  • 図書室のキリギリス
    学校司書のお仕事良いなー!と素直に思った作品。
    ここまで図書委員会に力を入れている学校ばかりでは決してないことは分かっているが、是非この直原高校の図書室で働いてみたい、もしくは生徒として図書委員会に入りたかったなと思いました。
    出てくる作品のほとんど知らないけれど、興味が湧いてくるし、知らなくてもそ...続きを読む
  • シチュエーションパズルの攻防

    渋い!

    随分、渋い探偵役を、持ってきたなぁ(笑)
    一応、語り手は、20歳の大学生の男の子だが、彼が、叔母さん(お店では、従弟という設定)の経営するバーで、アルバイトをしながら、大人の中で、人間関係ー男女間の機微ーを、学ぶ?知っていく?という話。探偵役、辻堂先生の謎解きも、面白かった。軽すぎず、重すぎず、ちょ...続きを読む
  • 図書室のキリギリス
    「なんちゃって司書」になった主人公が高校の図書室(館)で働くお話。生徒たちの若さやキラキラしたものが感じられる内容でした。このキラキラ青春感、小説だからこそ純粋に楽しめるものの1つだなと思います。
    残留思念を読み取れる不思議パワーの設定はなくても大丈夫な気もしますが、本を読んで語る楽しさがぎゅっと詰...続きを読む