的場昭弘のレビュー一覧
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アタマを良くする努力をしることは、より良く生きること。その想いを強くした。
私は会社で組合員として働いている労働者である。もちろん労働組合に属しており、その恩恵を受けている。しかし、何だかよく分からない、面倒臭いなどとあまり関わってこなかったし、考えたりもしていなかった。
世の中に構造問題と時に騒がれその解決を叫ぶ人がいるが、そもそも自分も資本主義社会という装置の中に歯車として組み込まれており、その全体の構造に思いをはせることなく流されてきた。その思いを強くした。
不正、表に出ずに水面下で勝手に決めることは言うにおよばず、公益を無視した不作為にも目を向け声を出すべきだと思った。
先日の選挙であ -
Posted by ブクログ
的場昭弘著、超訳「資本論」を読んだ。
あの佐藤優の著書の中で何度もでてくるマルクスの資本論だ。
いつか読まなくてはと思い、5月に購入したものの、目を通すのに3ヶ月かかった。
理由は、他の読みやすい本にすぐになびいてしまうことと、
仕事がここのところ忙しかったからだ。
仕事柄、私はもちろん労働者であるが、所属部署の関係で経営・使用者側に立った規程や文書を起案することが多い。社長だったらどう判断するか、どう書くか。といったことを日々気にする。だからなんとなく、唯物的なマルクスは、縁が遠くて、真逆の考え方だとい“先入観”を持っていて、これまで読んだことはなかった。
あるとき、マルクスをかじったと思 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
教育を受けた若者が、定職もなく街にあふれ、庶民のなけなしの預金は減る一方。
景気が伸びても、給料は上がらず、物価だけ上がった。
悲しいかな、これが、資本主義の本当の顔である。
『資本論』をいったん遠くに放り投げた日本人は、いま再び拾い上げ、ページを開く必要に迫られている。
この書には、剥き出しの資本主義が、驚くべき洞察で描かれている。
資本主義の実態は、二一世紀になっても何ら変わっていない。
今回、待望の『資本論』第1巻の超訳をお届けする。
どうか、大著のエッセンスを味わってほしい。
[ 目次 ]
『資本論』第1巻(商品と貨幣 貨幣の資本への転化 絶対的剰余価値の生産 相対的剰