あらすじ
歴史的大著が、新書シリーズ(全3巻)に!――なぜ、資本主義は格差社会を作り出すのか?若者が定職もなく街にあふれ、庶民のなけなしの預金は減る一方。景気が伸びても、給料は上がらず、物価だけ上がった。悲しいかな、これが、資本主義の本当の顔である。この巻であばくのは資本主義最大のカラクリである利子と信用。『資本論』をいったん遠くに放り投げた日本人よ、いま再び拾い上げ、ページを開け!画期的超訳、その第3弾、クライマックスの完結編!
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Posted by ブクログ
マルクス=エンゲルスの『資本論』第3巻の解説書です。
やはり各章ごとに内容が簡潔に要約されているのですが、『資本論』第3巻はマルクス自身の構想が十分に展開されないままに残されたということもあり、章ごとの内容についての解説を読んだだけでは全体の見通しが立たないきらいがあります。このシリーズのほかの巻についても言えることなのですが、とくに本巻はその印象を強く感じました。この点に関しては、別の解説書で補う必要がありそうです。