安岡治子のレビュー一覧

  • 白夜/おかしな人間の夢

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    ネタバレ

    『白夜』
    不幸比べから始まり、どっちなのよ⁈という流れになり、やっぱりそっち行くんかよ!という結末。
    ナースチェンカは、白痴のナスターシャのような、どっちやねん女だった。

    『キリストのヨールカ祭りに召された少年』
    かなり短いストーリー。号泣した。貧しく、母親がいなくなり、少年もまた孤独死。死んで母親と再開する。

    『百姓のマレイ』
    貧しいと心が荒んだりする。でも、ロシアの民衆にもこのような心の持ち主がいたんだとドストエフスキーは伝えたかったらしい。

    『おかしな人間の夢 幻想的な物語』
    『一八六四年のメモ』
    この二つの短編は思想哲学的なものだけで面白いものではなかった。

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    2018年03月10日
  • 地下室の手記

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    ネタバレ

    地下室に引きこもった人が書いた恥ずかしい記憶の一部。

    自意識過剰。そして性格がとても悪い。
    愛を知らず考えがねじれている…
    自分の中でこれだけ破壊してるのだから、辛いだろう。

    かわいそうだけど、あまりにも極端なので少し滑稽だった。

    なんでそんなこと言うの!大丈夫??って何回思ったか。

    せっかく愛を出されても愛の受け取り方がわからず、酷い態度に。

    自分を馬鹿にする人たちから「こいつはすごいな!」と思われたい一心。周りにそれを認めさせたいのだけど、上から目線で必死になって言うものだから、余計にバカにされ、反感を買い、本人は惨めになる。

    自分の居場所が見つからないし、これ以上恥ずかしい思いをしたくないので、地下室にこもる。

    認知療法して、自分をバカにしない人たちの中で生きていければいいんだろうけど、地下室にこもってしまったのなら、それはちょっと難しそう。

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    2018年01月05日
  • 貧しき人々

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    どんなに辛いときでも、声を掛け合える人がいると頑張れるよね。落ち込んでるときには遠慮して人と距離をおきがちな自分にとっては羨ましい限り。手紙でなら、暗い姿を見せずにすむし、距離感もはかりやすいかもしれないな。

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    2017年01月14日
  • 白夜/おかしな人間の夢

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    ドストエフスキーは「罪と罰」は小学生の頃、所謂子供向けダイジェスト版で読んだ。「白痴」は高校生の時分に父親の本棚の文学全集から引っ張り出して読んだ。辻原登さんの「東京大学で世界文学を学ぶ」で「白痴」を恐ろしい小説と取り上げていたので40年振りに読もうと思い、反射的に本屋で手に取った。

    読み始めて、あれ、ムイシュキン侯爵の話じゃないと気付く。年かな~。白痴にも白夜の情景があったような気がして勘違いしたかな~。う~ん。

    さて、「白夜」。孤独な主人公が泣いていた少女と出会う。人付き合い出来ないくせに、彼女に喋りまくる主人公。二人の心が同調しているのは判るけれど、ドストエフスキーってこんなメンドイ人だったのか。面白くないわけじゃないけれどねえ。これを今の作家が書いたら、ボロクソに云われるんじゃないかな。
    第3夜でこの話読んだことがあるような気がした。高校の時代に白痴を読んだとき、この小説も読んだんだろうか。白痴に似たエピソードがあったんだろうか。

    「おかしな人間の夢」などの短編。ドストエフスキーってやたら深刻な顔をして、難しい大作を書いた人という印象だったから、意外に思う処があった。
    「おかしな人間の夢」自殺を考え、ピストルを前に、ふと眠りこけて、見た夢.地球じゃない星で会った敬愛に包まれた人々。アーサー・クラークのSFを思い出したが、読み進める内に、大〇隆〇の理想世界のイメージに似ているなと感じた。キリスト教徒のイメージする理想ってこういうものなのだろうか。共感する部分もあるが、判らない部分も半々。
    妻が死んだ後の手記もある、互いに傷つき合う存在だったと解説にあった。詳しくは判らない。

    これからドストエフスキーをどれだけ読むかわからないが、その時にきっと本書のことを思い返すだろう。

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    2016年11月04日
  • 白夜/おかしな人間の夢

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    健気、ここにいます。
    「白夜」の主人公みたいな人を健気というのではないでしょうか。

    解説で訳者の方が述べているように、この作品たちは、(ドストエフスキーらしい)重苦しく、暗い印象より白夜という言葉から連想されるような薄明るい光に照らされている印象です。(決して春の昼間の陽射しのようではないけれど。)そのことで特に表題作の「白夜」の読後感は優しく、健気な主人公はいとおしい。

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    2015年09月09日
  • 地下室の手記

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    あまり面白さを感じられなかった。これに限って言えば、面白さを求めるものではなかったのかもしれないけれど、結局自分が求めているのは面白さなので、それが求められないのであれば読まなければ良い、となる。
    主人公の語りが、ずっと滑稽に見えていて、ちぐはぐだと感じていたけれど、解説を読んで初めて、表現する何かであることに思い至った。
    そう言われてみると、そういう気もする、というレベルでなく、きっと描き出されようとされたものがとても正確に描き出されていた。
    150726

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    2015年07月27日