安岡治子のレビュー一覧

  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【本の内容】
    世間から軽蔑され虫けらのように扱われた男は、自分を笑った世界を笑い返すため、自意識という「地下室」に潜る。

    世の中を怒り、憎み、攻撃し、そして後悔の念からもがき苦しむ、中年の元小官吏のモノローグ。

    終わりのない絶望と戦う人間の姿が、ここにある。

    [ 目次 ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 

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    2015年01月18日
  • 貧しき人々

    Posted by ブクログ

    以前、新潮文庫版で読んで以来の再読。ドストエフスキー文学のモチーフがそこかしこに散りばめられているデビュー作。悪くはないが、その後の作品と比べるとやはり薄味。

    やはり、これからドストエフスキー読むなら「罪と罰」以降の大作から読んだ方が良いと思う。
    厚かろうが薄かろうが、読み始めたら一気に読んでしまうことにおいては、どの作品も同じだし。

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    2012年05月13日