宮家邦彦のレビュー一覧

  • 気をつけろ、トランプの復讐が始まる

    Posted by ブクログ

    気をつけろ、トランプの復讐が始まる。宮家 邦彦先生の著書。気をつけろ、トランプの復讐が始まるは、第二期トランプ政権が始まる前に書かれたもの。第二期トランプ政権が始まってからこれまでを振り返ると、気をつけろ、トランプの復讐が始まるで予想していた内容が多い。宮家 邦彦先生のご慧眼に驚き。気をつけろ、トランプの復讐が始まる、で宮家 邦彦先生が予想していた内容がすべて実現してしまったら恐怖。

    0
    2025年04月20日
  • 世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方

    Posted by ブクログ

    世界史の大転換
    常識が通じない時代の読み方
    著:佐藤 優
    著:宮家 邦彦
    PHP新書 1050

    おもしろかった。外交官の対話です。

    ■包括

    ・現代は、ポスト冷戦が終わり、世界が再びナショナリズムへ回帰している時代ととらえる

    ・近代国民国家たる西側諸国に対して、ロシアや中国を前近代的な帝国とみる
    ・米ソ超大国が対峙する冷戦時代は、各国のナショナリズムを抑えていただけではなく、資本主義の暴走をも抑えていたと説く。それは、資本家階級の利潤を減らしてでも福祉政策や失業対策などに目を向けて、労働者階級に資本を再分配していた時代であったからだ
    ・冷戦を戦うためには、どうしても、大きな政府、大きな軍隊が必要であった。これが冷戦時代の特長である
    ・冷戦が終わり、軍事力の維持・強化は、軍事・兵器のハイテク化で担保する方針に切り替えられて、戦争に投入できる人員が減っていったことは、アフガニスタン、イラクの占領政策、民主化プログラムに大きな影響を与えた
    ・また、社会主義革命の恐れがなくなれば、資本主義は遠慮する必要がなくなり、資本が暴走を始める。
     資本と国家が結びつき、帝国主義となるのです。
    ・1997年のアジア通貨危機がその一例で、タイ、インドネシア、韓国の富を、市場の強者が簒奪した。
     まさに、それが新自由主義であり、グローバリズムでした。

    ・賃金は利潤の分配ではなく、商品を生産するための対価として支払われ、利潤の分配を受けるのは、資本家だけになっていく。

    ・労働力商品の価値とは
     ①労働者が1カ月生活をするための費用
     ②労働者階級の再生産のための費用(結婚、家族、出産、教育)
     ③技術革新のための費用

    ・近代後、4つの大転換点を経験している
     ①第1次グレートゲーム 産業革命、パクス・ブリタニカの時代
     ②第2次グレートゲーム ロシア、ドイツ、日本、アメリカがイギリスに挑戦していく時代
     ③第3次グレートゲーム 冷戦時代
     ④第4次グレートゲーム 冷戦後の現代

    ・第4次グレートゲームとは、アメリカという一国主義を排し、多国間主義、ルールのない弱肉強食の時代であり、いま以上に厳しいサバイバルゲームである

    ■中東

    ・オスマン帝国滅亡、トルコ革命から、中東の相克・葛藤が始まった。
    ・対する欧州(EU)の価値観
     ①ユダヤ・キリスト教一神教の伝統
     ②ギリシア古典哲学
     ③ローマ法
    ・アラブの春が失敗した理由は、近代市民社会のような政治的成熟のない国に、欧米型の自由化による民主化プロセスを求めたため
    ・オスマン帝国の分割に関する密約、サイクス・ピコ協定(英・仏・露)が中東を不自然に分割してしまった
    ・国境を線で規定すること自体、近代欧州で生まれたここ、150年程度の思想です
    ・イスラム教の預言者ムハマンドが長生きしたばかりに、ムハマンドの言を採用した、コーランは、人間の理性、自由裁量の入る余地が極めて限定されている、宗教を作りだしてしまった
    ・アメリカの誤算、イランのように一度世俗化して、高度の消費文明を享受している国がイスラム原理主義化することなどありえないと高をくくってしまったことだ
    ・ロシアはシリアを通じて、中東覇権を有利に進めようとしている
    ・イランが核武装すれば、いずれ、サウジアラビアも核武装をする
    ・アメリカにとって、最悪のシナリオは、サウジアラビアが、ロシアから核兵器の技術を供与され、核兵器の開発をロシアの技術で行うことである。中東の核拡散が現実の脅威となっている

    ■中央アジア

    ・スターリンの「民族別境界画定」は中央アジアにおける、サイクス・ピコ協定だ
     テュルク系民族の地、トルキスタンを、ロシアと中国は分割し、5つの民族、国に分かってしまった
    ・ロシア革命でレーニンは、強くなりすぎた、中央アジアのムスリムを弾圧した
    ・分割して統治せよ クリミア、タタール人たちを、中央アジアに強制移住させ、複雑な民族問題をさらに複雑にした
    ・ソ連の崩壊で、中央アジアに空白が生じた
     ウイグルの民族活動家は、トルコとの一体感が強い
     トルコとの連帯巻が比較的強いのはトルクメニスタンで
     ウズベキスタンではかなり薄くて
     キルギズあたりに来ると、そうとう希薄化されている感じがします
     タジキスタンは自分たちをペルシア系民族としているから、トルコに対する親近感はありません

    ■ロシア

    ・ロシア・グルジア(ジョージア)戦争で使用されたレトリックがウクライナ危機で引き継がれ、過去に起きたチェチェン、アゼルバイジャン、アルバニアなどので宗教、民族紛争が現在の欧州、ロシア、中東問題に結びついている

    ・引き継がれたレトリックとは、「制限主権論」
    ロシアの安全保障を確保するためには、近隣諸国の主権は制限されるというもの
    ・プラハの春を阻んだ、ブレジネフドクトリンの焼き直しだ

    ・ロシアがクリミアを併合した理由は、経済的合理性ではなく、「ユーラシア主義」という世界観からだ
    ・日本語でいうロシア人とは、ロシア語では、ルスキーと、ロシヤーニンの2つがある
     ①ルスキー:血筋と言う意味のロシア人
     ②ロシヤーニン:王朝に忠誠を誓う臣民としてのロシア人
     歴史的には、ロシヤーニンが重要な意味をもっていました
     ロシアは必然的に帝国となる運命であり、ロシアは欧州やアメリカ、アジアとは異なった論理と発展法則をもっているというのが、「ユーラシア主義」です。中国でいう、中華思想に相当します

    ・ロシア正教である、キリル総主教は、バチカンと和解した
     ロシアにいる、土着した、内なるイスラム教とは対話を重視しているが、アラビアに起源をもつワッハービに対しては、ロシアから排斥すべきという立場を鮮明にしている

    ■欧州

    ・ブリュッセルのイスラムコミュニティ
     かれらは市民としての自由が保証されているが、いまなお、キリスト教白人社会に差別・疎外されている
    ・自らをベルギー社会の一員であるとは考えてはいない
    ・反セム主義 セム族には、ユダヤだけでなく、アラブも入ります。反アラブ、反ユダヤということです
    ・反セム主義の対極にあるのが、ナチスの人種主義です。「アーリア人は生まれながらにして優秀である」
    ・第二次大戦下のノルウェーでは、ナチのSS親衛隊の将校を集めては、ノルウェーの金髪女性と結婚させ
     優秀なアーリア人を生産するという、人間牧場をつくっていた
    ・イスラムとは、生活そのもの、であるから、宗教と生活とは切り離すことができない、労働力不足を補うために、トルコを中心に移民を受け入れたドイツも実際にベルリン郊外に行くと、彼らを同化させたとはいいがたい現実がある

    ・今や、アメリカや欧州は、イスラムとの併存がより困難になる方向に進んでいる

    ・国境のない欧州という理想は、いまや風前の灯だ
    ・長い19世紀と、短い20世紀という考えがある
     長い19世紀とは、1789年のフランス革命から、1914年の第一世界大戦勃発まで
      啓蒙、進歩n時代、理性によって認識できる合理的な世界と言う意味である
     短い20世紀とは、1914年の第一世界大戦から、1991年のソ連崩壊までをいう
      啓蒙、進歩、理性がもたらした悲惨な結果を見て、人々はいままでのあり方でいいのか、もう一度、見直しが必要だとの見直しの時代

    ■アメリカ

    ・ごく普通のイスラム系市民が突如としてテロの実行犯となりえるアメリカの現実
    ・自由で民主的、世俗主義的環境で生まれ育ったアメリカ人のなかから、テロリストが生まれるという現実が可視化された
    ・アメリカの伝統的エリートは、WASP(白人のアングロサクソン系プロテスタント教徒)であり、さらに貧困層の白人系アメリカ人:労働者層のプアホワイトも現在のアメリカは建国の理念とは異質の人々によって従事られているという被害者意識をもっている

    ・ハーバードでロースクールへ通うためには、5000万もの費用がかかる
    ・現実にアメリカのエリート大学のほとんどは超富裕層の子どもしか入れない。エリート大学を卒業すれば、年収2000万から3000万からスタートできるが、普通のアメリカ人には就職口がない

    ・そもそもアメリカの中東原油依存は2割程度しかない。現実問題として、エネルギーの安定確保が中東関与の動機である
    ・アメリカが中東から一定量の原油輸入をしているのは、戦略物資である自国の原油を温存する狙いである

    ■中国

    ・北京はイスラムを力で抑え込めると考えているが、それは勘違いです
    ・ほんとうに中国はイスラム教、イスラム教徒との付き合い方がわかっていませんね。
    ・中国のアキレス腱は、台湾や朝鮮半島だけではなく、中央アジアの状況次第では、新疆ウイグル自治区の動向もちゅうごくの安全保障にとって重大事項となる

    ・中国の歴史とは、漢民族と、周囲の国の勢力変遷図といってもいい
     中国は、西のチベット、ウイグル、内モンゴルも手にした

    ・フィリピンからアメリカ基地がなくなった、空白の期間に、中国は南シナ海に進出した

    ・日本は海洋国家ですから、これを絶対に認めることはできない

    ・日本が開戦の詔勅になかに、国際法を遵守するという言葉がはいっていないように、当時は、欧米人がつくった国際法は白人がつくったものだから守らなくてもいいと思った
    ・同じように、現在の中国も、国連海洋法条約を批准しているけれども、欧米に押し付けられたものだから守らなくてもいい、中国式でいけるところまで行くと考えているはずです

    ・そもそも中国人は共産主義の発想を理解していないのではないのか。
     人のものは、自分のもの、自分のものは、自分のもの、の人たちが社会主義などできるはずはない。

    目次
    はじめに 世界を一周しながら変化の本質を読む
    第1章 ポスト冷戦の終わり、甦るナショナリズム
    第2章 ISを排除しても中東情勢は安定しない
    第3章 中央アジアは「第四次グレートゲーム」の主戦場
    第4章 「国境のない欧州」という理想はテロで崩れるか
    第5章 トランプ現象に襲われたアメリカの光と闇
    第6章 中国こそが「戦後レジームへの挑戦者」だ
    終章 「ダークサイド」に墜ちるなかれ、日本
    おわりに 第一級の分析家との仕事に感謝する

    ISBN:9784569830711
    出版社:PHP研究所
    判型:新書
    ページ数:237ページ
    定価:820円(本体)
    2016年06月29日

    0
    2024年06月17日
  • 劣化する民主主義

    Posted by ブクログ

    夫れ兵の形は水に象る。水の行は高きを避けて下きに趨く。もし世界に普遍的な真理があるとするなら、今混乱する世界はいずれ成るべくして幾つかの想像可能な結末の一つに落ち着くであろう。それは水が高いところから低いところへ流れていくのと同じく、重力という普遍的な真理に逆らうことが出来ないからだと思う。その結末の一つには当然の事ながら人類の破滅も含まれている。何故なら地球も広大な宇宙空間に存在する寿命のある一つの星に過ぎないからだ。ただそう簡単に人類は破滅せず、破滅の方向に向かいながらも(良い意味で)しぶとく生き残る。そう考えなければ世の中に蔓延る週末思想の下で自暴自棄に陥ってしまうが、人類はそんなに愚かでは無い。だから子孫繁栄を願い少子化の進む先進諸国は人口減少に何とか立ち向かおうとする。
    話は本書の内容とは大きく逸れたが、現在の世界が直面する課題は数多く存在する。課題として捉えるには知識と思考能力が必要だから、人が何かを望み希望を持ち、明日以降も幸福な生活に期待をするなら、それを阻害する要因を捉えて、如何に解決していくか課題感を持つのは当然だ。世界の抱える課題は地球規模で見ればSDGsに代表される様に解決された未来・ゴールへ向かう様な「生きる」上での全体課題、そして国という概念や地域、民族が抱える個別の課題に分かれる。本書は主に後者に関して重要課題の背景と今後進むべき道筋、そして未来を示唆していく。とは言えグローバリズムの下で極度に繋がり影響し合う世界では、特定の地域で発生した事象が簡単に周囲に伝播していくし、それを回避や受容といった様々な手を駆使しながら国家運営していかなければ、容易に「国」という形は崩れていく。本書はそうした過去から世界が直面してきた危機を「勢い」「偶然」「判断ミス」をその要因として捉えて、現在もそれは世界中で発生している事に警鐘を鳴らす。勿論それだけではなく、人々が思考の労力から逃れ、考えなくなった社会が出来上がりつつあることも原因の一つとして捉えている。つまりは自己愛に満ちた世界で自分(達)だけの幸せを追求するような指導者の到来は、やがては世界を更なる危機へ導き破滅を加速させる事に繋がる。その一例がトランプの登場に現れたのではないか。自分の頭で考えずに、目先の利益に誘導され流されて行った結果がトランプ大統領の出現であり、世界のトップを走る国でそれが発生したのだから衝撃は計り知れない。
    まずは自分の頭で考える事。そして自分の力で変えていこうとする意識を持たなければ、いつまで経っても政治任せ、官僚任せ、悪い結果にだけ文句を言う無責任に支配されていくだろう。そうならないためにも、本書のような考えに触れ、自分はそうならないと鼓舞している。

    0
    2023年10月21日
  • 劣化する民主主義

    Posted by ブクログ

    たった数年前に出版された本ですが、ウクライナ戦争が起こってしまい、米大統領も代わり、国際状況は目まぐるしく変化していることを感じます。
    国際状況の変化により、日本の安全保障が変化を迫られている現状を中心に書かれています。大変勉強になりましたし面白かったです。加えて文章も若干のユーモアを加えたとても読みやすいものでした。
    平和や安全は決して無償で担保されるものではなく常に危機感をもって対処していく必要がありますね。

    0
    2023年05月18日
  • 通説・俗説に騙されるな! 世界情勢地図を読む

    Posted by ブクログ

    TV「そこまで言って委員会NP」に出演されている著者が書かれた本ということで購入。
    歴史学、地政学を踏まえた視点で、国際情勢の現状を、”世界の今”を知ることができる。各国が抱える問題について、悪魔と天使がささやくというユニークな構成だが、何をもって悪魔というのか、天使とするのかは、読み進めるまでやや混乱し、判断も微妙な感じもするが・・・筆者の解説と採点が、実に明確に書かれている点は潔い。正直、すべてを理解できたわけではないが、近隣諸国とりわけインドについての見解は斬新で興味深い。知らないことが多すぎた。これを機に大局観を持って世界情勢を考えていきたいと思う。今日は日曜日。「そこまで言って委員会NP」見なくちゃ。

    0
    2023年04月30日
  • 世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方

    Posted by ブクログ

    ■中東にイスラム教以外の共通の価値観があるとすれば,それは「部族」。中東の人々は部族を基礎単位として暮らし部族の目で世界を見ている。したがって政治的だけでなく文化的,宗教的にも国境=境界線という発想は乏しい。
    ・国境を線で規定すること自体近代欧州で生まれたここ150年程度の思想
    ・ソ連が成立する1922年まで中央アジアに国家はなかった。当然,近代的な民族意識はなく遊牧民には血縁に基づく部族意識,農耕民には定住するオアシスを中心とする地理意識があり両者に共通するのはイスラム教スンニ派という宗教意識だった。

    0
    2016年12月10日
  • 語られざる中国の結末

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中国がこれからどうなるか、いくつかのシナリオを提示。但し、著者は中国が西太平洋の覇権を握る可能性は極めて低いと考えてる。中国人の心の裡を解き明かしているところは、なるほどなぁと思った。西欧にやられたトラウマが現在の中国人の行動に深い陰を落としてるらしい。一番最後の辺りの『「保守の進化」が日本の命運を分ける』という部分については、個人的に、納得出来ない。著者は、日本のこれまでの西欧受容が中国のこれからにとって参考になる、と言いたいらしい。しかし、日本が西欧を比較的スムーズに受容出来たのは、文明の生態史観的に言うと、日本と西欧が平行進化を遂げていたため、西欧と同等なものの萌芽が既にあったからだと思う。

    個人的には同意出来ない部分があるけれど、是非読むべき本だと思う。

    0
    2013年10月30日
  • 中東 大地殻変動の結末 イスラエルとイランをめぐる、米欧中露の本音と思惑

    Posted by ブクログ

    中東のニュースに触れるたび、何がどうなってこうなってるの?って思っていたので、少し学ぼうと本書を手に取った。
    結論から言うと、今の拗れてしまっている中東の状況は分かったような分かっていないようなという感じ。本1冊読んだだけでは、到底理解できない歴史がそこにはあるということだけは分かった。そして、いくつかの一般常識的な事柄も学んだ。
    一つは、イランが「アラブ諸国ではないこと」。常識中の常識であろうが、恥を忍んで自分の無知を曝そうと思う。アラブ諸国は、アラビア語を話す国々のことである。よって、ペルシャ語のイランはアラブ諸国ではない。(このことは本書に直接記載はなかったと思うが、私が本書を読んで調べて知ったので、本書を読んで知ったことの一つとする)
    二つめは、イラン(ペルシャ)、イラク(メソポタミア)ということ。これもきっと常識でしょう。
    三つめは、1978年にイランでイスラム革命が起きたこと。パーレビ国王の世俗主義政策に宗教勢力が反発し起こった。それにより、欧米型世俗主義が徹底的に取り締まられイスラム主義が当地の基本となり、政教一致政治が始まった。これも常識なのでしょうが、イランの政治体制を知るうえで必須の出来事なので、これを知っただけでも本書を読んだ価値があると思う。

    歴史が苦手な私でも、現在の状況から遡ることで、歴史的な事実を知ることができた。

    本書の刊行は、2025年12月のため、ホルムズ海峡封鎖についてはもちろん触れられていないが、ハメネイ氏の暗殺を含め著者の予測が現実のものとなっている。
    また、おわりにの最後の一文「2025年9月22日 石破首相辞任表明を受け行われる自民党総裁選告示の日に」という結びの言葉を読んだときに、刊行時より状況が動いていることに改めて気付き、なんだか薄気味悪さを感じた。日本の行く末が心配である。

    0
    2026年09月20日
  • AI時代の新・地政学(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    発売後8年を経過した2026年に初めて読んだが、今でも的外れで無い筆者の慧眼に感服した。タイトルが「AI時代の…」はちょっと読み始めの期待とは違っていたが、筆者の経験に基づく分析は今こそ的を射ていると感じる

    0
    2026年03月24日
  • グローバルサウスの地政学

    Posted by ブクログ

    そろそろこの手の勉強もしなければと思ったところで買ってみた!
    筆者の考えが率直に書かれており、よかった!

    0
    2024年12月12日
  • 通説・俗説に騙されるな! 世界情勢地図を読む

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本を読むことで、国際ニュースへの理解が深めることが出来ます。
    著者の外交官の経験を交え、通説、俗説について中立的な分析がされています。
    イラクに赴任されていたことから、特に中東の国々の説明が見事で、多くの日本人が理解しにくいこの地域の宗教、地政学、対立構造の要点がよく分かります。

    0
    2023年08月16日
  • 世界史の大逆転 国際情勢のルールが変わった

    Posted by ブクログ

    元外交官の佐藤優と宮家邦彦による世界史についての分析。

    2019年と今となっては若干古いものの、特に佐藤優の鋭い分析は勉強になった。

    0
    2022年05月18日
  • 世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方

    購入済み

    ウクライナをきっかけ

    ウクライナ危機をきっかけに読み直す。あらためて氏の洞察力に感嘆する。歴史を学ぶことこそ知者であろう。

    0
    2022年03月19日
  • 世界史の大逆転 国際情勢のルールが変わった

    Posted by ブクログ

    「世界史の大逆転」という視点で佐藤優と宮家邦彦が世界情勢を語った一冊。地政学や思想史、、様々な角度から世界を読み解く。特に民主主義が独裁につながる可能性や、グローバル経済の中で製造業従事者の非白人を切り捨てた結果トランプが登場した一連の流れ、アメリカ内政に影響を受ける北朝鮮関係など、とても興味深い内容だった。

    0
    2019年02月28日
  • AI時代の新・地政学(新潮新書)

    Posted by ブクログ

     著者の数年にわたるレポートの集積。率直にトランプ勝利を見通せなかった事を認めている点は好感が持てる。
     その道に携わっている専門家が見通せない世界情勢。アメリカ一極集中の減退とともに不確実性が増している故か。本書はポピュリズムの蔓延に着目して論じている。
     元々本書で言うポピュリズムの原因は、グローバリズム。それに伴う格差の増加。アメリカニズムと言われたようにアメリカ発のものであるのは、壮大な皮肉であろうか?あの、何でもアメリカナイズしてしまいそうな、そんな同時多発テロ頃のアメリカの存在感を思えば、隔日の感がある。

    0
    2018年11月23日
  • 語られざる中国の結末

    Posted by ブクログ

    中国の今後を予測するたぐいの本は、通常中国が米国と衝突するや否やについてをテーマにすることが多いのですが、中国が米国と衝突したあと、日本は中国とどのように付き合うべきかについて考察している本というのは珍しい。(もっとあって良いと思うけど)ただ、新書では無くハードカバーでたっぷり書いて欲しかった気もする。中国が未だに西洋文明との接触を飲み込めていないとの分析は良かった。

    0
    2018年10月14日
  • 世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方

    Posted by ブクログ

    当然ながらたまに論理展開で「そうだろうか?」と思う点はパラパラあります。例えば宮家さんは中央アジアの土着のイスラムのアイデンティティを薄く見ている節があって、ISやアルカイダが入ってくれば思想的に侵食されると捉えている感がある。しかし個人的に思想の「原理主義性」と、思想の浸透度は直接はリンクしないと思います。
    また佐藤さんは、日本においては左翼よりも右翼の方が危険なレベルにまで過激化する可能性があると捉えている。しかし引き合いに出しているSEELDsとネット右翼の対比に全く説得性はないし、日本赤軍など過去に凄惨な殺人沙汰を起こしたのはむしろ左翼ではなかったか。

    ただ、そこそこの地位まで上り詰めた元外務官の2人が語り合うのだから出てくる情報は深いです。
    中東、中央アジアあたりは知らないことだらけでした。

    直感的に感じるところでは、宮家さんはどちらかと言うと保守性が強くて、中国やアラブで流行った革命連鎖をだいぶ冷めた目で見ている。一方で佐藤さんは社会主義、と言うよりはロシアへの思い入れがなんとなく感じられる(まあ、外務官は程度の差はあれ任地惚れするみたいだし)。
    なのでおそらく2人は意見相反する部分も結構あるんじゃないかと思うのだが、そういった記述は見られないのでお互い相手を慮っているんじゃないか。
    2人の「主張」に興味があるなら対話モノではない方がいいかもしれない。

    0
    2017年06月26日
  • 日本の敵 よみがえる民族主義に備えよ

    Posted by ブクログ

    元外交官の宮家氏が今後の日本の外交について語った一冊。

    言ってることは元外交官だけあって現実に忠実な反面、特に真新しい分析や視点はないのが残念。

    0
    2017年04月23日
  • 世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方

    Posted by ブクログ

    元外交官でインテリジェンスの2人が語る今後の世界の動向について。

    日本以外の世界の潮流について知ることができた。

    0
    2017年02月12日
  • 哀しき半島国家 韓国の結末

    Posted by ブクログ

    文字通り、コリア半島の行く末を占った一冊。

    マンジュ(満州)を中国の一部と考えず、コリアとマンジュを古代の歴史から振り返って、今後のチャイナ(中国)とのパワーバランスの観点から分析している点が新鮮だった。

    0
    2017年01月15日