高坂正堯のレビュー一覧

  • 文明が衰亡するとき

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    大変面白かった。
    話の流れがわかりやすく、サクサク読めるものであると思う。
    「こういう特徴があると衰亡する!」みたいなわかりやすい基準を求める人には向かない気がする。
    あくまでローマやベネチアはこんな感じだった、それに対して高坂先生はこう考えている、という感じで、視野を広げる、歴史を学ぶことを求めている人には向いていると思う。言い換えれば思考の「材料」を提供してくれているとも言えよう。
    特に米国パートは、現在との対比が面白いと思う。40年前はこう考えられていたのか、米国ってなんだかんだ強い国なんだなと私は感じた。

    絶対的な何かはないが、少なくとも国際政治においての「嗅覚」は磨かれると思う。

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    2026年09月28日
  • 歴史としての二十世紀(新潮選書)

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    非常に面白かった。
    私は細谷先生の『危機の30年』での引用(本書だとp.47の「ロシアに大国をやめろと強制できない」)に興味を持ち購入した。
    わかりやすく、斬新かつ説得力ある解釈でこれが「知の巨人」か、と感じた。
    細谷先生の解題を読み、危機の30年の主張の核となる点もちらほら記述されていたことから、本書が危機の30年を分析する上で必要不可欠なものであったのだろうと感じた。
    世界史をもっと学ぼうと思う。

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    2026年06月24日
  • 平和と危機の構造

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    高坂正堯先生が1994年10月〜12月にかけて放送された、NHK講座テクストをもとに1995年11月に公刊された作品です。個人的にはテレビなどを通じてリアルタイムで知っていた出来事をもとにした考察が多く、取り上げられている内容や考察をより身近に感じることができました。そしてその内容は30年近くが経過した現在でも通じることが多く、参考になるとともに考えさせられる内容だったと思います。また、最後の12章のタイトルが「固定観念を避けて」で、この中で語られている、「固定観念を持つことのデメリット」に考えが及ぶとき、自らのあり方もよく考えて、固定観念にとらわれないようにしないといけないと思い直すのでした。

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    2025年03月22日
  • 平和と危機の構造

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    これ、30年前の内容?という驚き。普遍的な知性、ってこういうことかと納得。トピックスはやはり30年前なので古いが、書いている内容はトピックスよりもっと根本的なことなので支障なし。表現は平易なので読解に苦しむことはほぼなし。難しいことを難しく表現しないこともすごい。ちゃんと指針も示す。すげー。

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    2025年01月05日
  • 歴史としての二十世紀(新潮選書)

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    講演内容を書籍化したからか、複雑に絡む内容が理解しやすかった.「戦争の世紀」で軍事教練が”戦場で逃げない人間を作り出す訓練‘’ だと説明されていたが、大事な指摘だと感じた.「共産主義とは何だったのか」が最高に楽しめた.団塊世代の小生らは、共産主義に何かしら興味を持って過ごしてきた過去がある.80年代以降、下火になってきた理由が詳細に述べられており、納得できる明快な解説だと感じた.「繁栄の25年」で農民が狡猾さと善良さを合わせて持っているという記述、朝鮮半島からの引揚者であった母が、家を借りる時に農民にかけられた言葉をしきりに言っていたことを思い出した.「引揚者のくせに!」.1947~1972年の空前の経済成長が詳細に語られていたが、その時期に少年時代を過ごした小生は、身近に感じたことが述べられており、懐かしかった.

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    2024年12月15日
  • 国際政治 改版 恐怖と希望

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    読み応えのある新書でした。

    初版は1966年。約束60年前。
    冷戦期で、我が国は高度経済成長の真っ只中。
    今とは国内状況も国際環境も大きく違っている。

    軍備・経済・国際機構の三つの切り口から国際平和実現のための方策にアプローチする。
    結論は、現実主義に立脚しつつ、国際平和実現のための希望を捨てずに居続けるというところ。

    濃密な内容をうまくまとめることができないので、もっと勉強します。

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    2024年08月26日
  • 歴史としての二十世紀(新潮選書)

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    戦後日本を代表する国際政治学者。冷戦終結期の1990年に行われた幻の講演の書籍化。20世紀も既に歴史の領域。その走りとも言える視点は今読んでも斬新。
    1996年62歳で亡くなったのが残念。
    読むと賢くなった気になれる本。

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    2024年06月02日
  • 歴史としての二十世紀(新潮選書)

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    1990年の講演内容ですが、これからの我々の社会を考える上で重要なヒントが多く述べられていると思います。

    いくつか今の気分で疑問に思う点がありましたのでメモしておきました。

    1. 政治とお金と人格は分ける事を認めないと自由は成立しない。とありますが、やっぱりお金に汚いだけの無能な政治家は嫌だなと思います。今の社会ではより倫理観を求められるので、優秀なら何しても良いのか?とも思えないですし、理想を追い求めた共産主義の失敗を考えれば難しい点ですね。

    2. 大学まで進む人口が三分の一も必要あるか疑問。とありますが、本書で共産主義が否定された当時でも資本主義が本当に良いのか悪いのか考えなければならないとしており、大学くらい出ないとちゃんと本を読んで考える人間にはなかなかなるのは難しいと思います。東京都の高校無料化や国の大学無料化も、少子化対策を理由にした政治家の人気取りでしかなく、考えられる人間の教育と言う点ではあまり意味がないように思えます。

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    2024年02月12日
  • 国際政治 改版 恐怖と希望

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    人は利己的で、国家はその集まり。その国家が複数あつまって構成される世界において平和を実現しよう、或いは平和を妨害する要因を排除しようと考えること自体が無謀であり、非現実的。それでは人は、または国は、世界は、どうすれば争いを"小さく"していけるか。本書の主眼はここに尽きると思う。
    どっかの野党みたく真の世界平和が実現される日を夢みるような理想主義者には全く以て無益な本だが、少しでも冷静に現実的に物事を考察できる人には共感できるところが多いはず。国際政治を学ぶ人にとっての入門書と言われている(らしい)のも頷ける。
    過去の戦争を多数例に引いて、裏でどういう動きがあったのかを詳しく説明しているので、教科書や下手な解説書を読むよりずっとわかりやすい。
    後半は国際連合がどのような役割を果たしているかに可也のページを割いて説明を加えている。
    面白いのは、明治の日本人政治家たちは国際政治の本質を理解していたのに、時代がくだるにつれそこがわからなくなり、果ては国家を転覆させたということ。今の政治家はどうだろう。
    もう一つ興味深く思ったのは、世論はあてにならないということ。産業革命で交通や技術が発展してことで、民衆が政治に参加するようになり、その力をして国家は大規模化し、やがて帝国主義にもつながっていく。民衆が政治を動かせば正しい方向に発展していくはずだと大見得きって起こしたフランス革命も結局は史上初の徴兵制を設けた末にナポレオンの快進撃に酔いしれたというから皮肉すぎる。老子は庶民に政治を語らせるな、拘らせるなと説いたらしいが、紀元前後のあの頃にすでにこのような達観をもっていたというのもすごい。反対に、あれから二千年経ち、まったく進歩していない中国というのもすごい。

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    2024年02月09日
  • 世界地図の中で考える

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    タスマニアへの英国の入植、世界大戦でのアメリカの役割、ベトナム戦争、インドにおける英国など、各文明と各地における影響などが幅広く取り上げられ、考察されていて、あれこれ考えるヒントになりました。
    1960年代後半の作品ですが、2020年代の今から見ても通じる内容が数多くあり、最近の出来事や技術革新などを背景に考えながら読み進めていました。最後の文明には光の面と闇の面があり、場所によりそれが変わりうるという指摘は、非常に深い内容だと印象深く読みました。

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    2024年01月21日
  • 歴史としての二十世紀(新潮選書)

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    講演録で読みやすさ◎
    国際問題に関心がある高校生とかにぜひオススメしたいです!矛盾だらけの世界で泳ぐための、柔軟な思考のカタを教わる感じでした。91年頃の時事ネタも入ってますが、その辺は適度に読み飛ばしでもOKかなと。。

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    2023年12月31日
  • 国際政治 改版 恐怖と希望

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    「名著」と呼ばれるにふさわしい、濃密な本でした。
    大学時代に読みたかった…。
    サラッとすごいことが書かれていて驚いてマーカーを引く箇所が高頻度で出現するので、疲れましたが、充実した読書体験でした。

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    2023年12月31日
  • 世界史の中から考える

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    高坂正堯は新潮選書に4冊の著書を残しているが、そのうち最も有名なのは『 文明が衰亡するとき 』だろう。没後20年を機に復刊された本書は高坂34歳の作品で、最も早い時期に書かれたものだが、師猪木正道をして「文字通り一気に読み通した。そしてこの書物の面白さと、密度の高さに驚くとともに、私は今さらながら高坂正堯氏の国際政治学者としての実力に舌を巻いた」と言わしめたように、既に大家の風格を備えている。

    隔離された環境下で生きてきたタスマニアの原住民が滅亡した原因は、ヨーロッパ人が持ち込んだ病原菌であるという事実から、 高坂は生体の免疫システムの微妙なバランスに着目する。「人間にとって有害なバクテリアも、より有害なバクテリアを抑制するという機能を果たしている。 だから、それらが絶滅すればさらに有力なバクテリアが人間を苦しめる・・・」これは「悪」を他の「悪」との相対的な関係性において捉えるものであり、様々な「悪」を含んだ多様性こそが「悪」への免疫力を高めるという理解へと通じる。こうした発想は高坂の文明論と国際政治論の根底にも流れている。

    高坂の国際政治学は伝統的なリアリストの系譜に連なるもので、勢力均衡を重視するが、それは単なるパワー・ポリティクスではない。単一の勢力による一元的支配の忌避、つまりは多様性の尊重なのである。高坂の父正顕は高名なカント研究者だが、高坂は世界平和を唱えたカントが決して世界国家を志向しなかったのも、国家間の競争、即ち多様性が文明の原動力であると考えていたからだと言う。外部の世界に対して自国の論理の一元的な貫徹を主張しがちなアメリカの強さが、実は内部の多様性であることも見逃さない。

    だがこうした多様性への愛は「個性の尊重」や「民族自決」といった抽象的な原理や価値観、あるいはヒューマニスティックな理想主義からくるのでは必ずしもない。多様性が「悪」への免疫力を育み、何より変化や危機への文明の対応力と耐性を高めることに高坂は注目する。その意味で高坂はやはり徹底したリアリストである。一見すると統一感を欠く雑多なオムニバス形式の書物だが、高坂の文明観、国際政治観を貫く思考スタイルが凝縮された名著である。

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    2023年12月30日
  • 文明が衰亡するとき

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     本書は1981年に書かれた本だが、2023年の今読んでも真新しさを感じる。正に古典。
     大きな版図を誇ったローマ文明、日本に似た海洋通商国家ヴェネツィア、現在文化を代表するアメリカを題材に文明が隆盛する事情、衰亡に至る過程と要因を丁寧に、粘り強く書かれている。
     特にヴェネツィアは日本に環境が似た資源がない貿易立国であることから、その盛衰の過程は興味深く感じた。
     印象残った点は、資源や人口などの確固たる基盤がない国が隆盛するのは、その時々の環境に適応したときであること、しかし環境は必ず変化すること。
     ヴェネツィアの場合は、東方諸国の加工品を西洋諸国に転売(反対に西洋からは原料を仕入れて転売)する図式が崩れたとき(東方からはオスマンの版図拡大への武力対抗を迫られ、西方では希望峰ルートの開拓のため独占的な貿易ルートが崩された)であった。ヴェネツィアも希望峰ルートでの貿易へ参画できれば以後の繁栄も続いた可能性があるが、それまでに確立した国の運営体制を続けたため、海上貿易の競争力を維持できなかった。即ち、長期的展望が見通せない場合は、目先の苦労や落ち込みがあっても、変化が必要であるということ。



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    2024年05月11日
  • 国際政治 改版 恐怖と希望

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    60年代、まだ冷戦に差し掛かった頃にかかれたものだが、現在にも大いに通じる部分がある。
    政治とはその国だけのものではもはや無く、他国との関わり合いの中で、いくら方向性や思想が違い、恐怖が訪れようとも、人間の務めとして「希望」を捨ててはならない、と強く語る。
    正義は一つではない。あらゆる価値体系の中で、自己の理念と利益を守りながら、国際連合の権威を高めていかねばならない。

    「自己の問題は自国の中で解決すること、他国を羨望しないことは、平和な国家の重要な条件である。」

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    2023年02月09日
  • 国際政治 改版 恐怖と希望

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    1966年に書かれた国際政治についての入門的書籍
    平易なことばで冷戦下における軍備のありようと
    平和の実現へのとるべき方策が解説されている
    2度の大戦を経て勢力均衡から自由貿易という形に
    理想の平和は移行したが
    自由貿易という概念が隅々まで行き渡ることで
    自動的に平和が達成されるわけではないことは
    本書が書かれ半世紀を経て
    いよいよ庶民にも明らかになっている
    どこの誰もが同等の情報を得られるようになっても
    経済と民族の制約から諸国民が自由であることは
    かぎりなく難しい
    現在の全ての軍事的な戦いの原因は
    あるいは企業単位の枠組みを超えた争いのすべては
    無能な責任者や宗教や経済的利益のせいなのだろうか
    核による抑止力は前提として
    国際社会からの孤立だけが
    国際政治における互いの利益均衡のための手段なのか
    全体利益の最大化のため
    どこまで自分自身の少なくない損害に目をつぶるか
    お上の判断にふんいきで乗るのでなく
    無名のいち庶民であっても目先の正義にとらわれず
    よりよき「正しい」判断をかさねること
    まず「正しさ」について判断しようとすることが
    遠大な道の先に軍事的争いのない状態という
    おおむね全員の理想とする目標に近づくこととなる

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    2020年04月13日
  • 国際政治 改版 恐怖と希望

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    「国際政治論」の参考文献。
    1966年の初版発行から52年を経た今も、大学で参考文献に指定される名著。

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    2018年07月13日
  • 世界史の中から考える

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    久しぶりにまともな歴史分析の本を読んだ。世界や日本の歴史が、結局は今までの人類のどこかで起こったことのアナロジーでしかないということがよくわかった。ただし、どのイベントのアナロジーであるかということは、結局はある程度の時間が経った後でないとわからないので、すぐに歴史が役立つかとなると少々疑問な気がする。いずれにしても著者の歴史に対する知識の深さに感銘した。

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    2018年06月24日
  • 歴史としての二十世紀(新潮選書)

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    1990年なので35年前の講演を書籍化したものですが、確かにこの頃は冷戦が終わった後、ソ連崩壊の前という期待と不安の入り交じる時期でした。その頃とは各国の力関係なども変化しましたがここまで訳のわからない世界になるとは当時は思ってもなかったです。戦争しない状態を継続するには戦争すると自滅するかもしれないという他国の存在が必要というのは昔も今も変わらないです。

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    2025年12月09日
  • 国際政治 改版 恐怖と希望

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    ネタバレ

    人類は平和を願いながら、なぜ戦争が絶えないのか。本書はその問いを、国家間の力・利害・正義の関係から分析する。
    「常識の数だけ正義がある」「国連や国際法では共通基準を作り出すのは難しい」という指摘に共感した。
    完全な平和は難しくても、それでも人類は平和を目指すべきだという著者の言葉が心に残る。1966年の刊行ながら、今も鋭い示唆に満ちている。

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    2025年10月13日