大谷能生のレビュー一覧

  • M/D 上

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    マイルスが”マイルス”になっていく過程が、ミュージシャンならではの勝手な共感の元にうまく解釈されていて面白い。リディアン・クロマチックと濱瀬理論によるそれぞれの『ソーラー』の分析が付録についていて貴重。

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    2021年11月15日
  • 東京大学のアルバート・アイラー : 東大ジャズ講義録・キーワード編

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    はじめて本著を読んだとき世の中にこんな面白い本があるのかと衝撃を受けた。論旨は明確で、小気味良い。死ぬ気で勉強して東大にもし行けたらこんな面白い講義に触れる機会があったのかなと、ちょっと悲しい気持ちにもなったが・・・。内容には賛否両論あると思うが、一つの方向性を学ぶことができるのではないかと感じた。

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    2021年09月03日
  • 東京大学のアルバート・アイラー : 東大ジャズ講義録・歴史編

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    はじめて本著を読んだとき世の中にこんな面白い本があるのかと衝撃を受けた。論旨は明確で、小気味良い。死ぬ気で勉強して東大にもし行けたらこんな面白い講義に触れる機会があったのかなと、ちょっと悲しい気持ちにもなったが・・・。内容には賛否両論あると思うが、一つの方向性を学ぶことができるのではないかと感じた。

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    2021年09月03日
  • 東京大学のアルバート・アイラー : 東大ジャズ講義録・歴史編

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    すごく面白い。

    ただ、文字だけで音源がないとあんまり入ってこない。

    憂鬱と官能~もそう。
    この講義自体があった頃はあんまりだった気がするが、
    今ならyoutubeとかで聞きながら読めるかもw

    CSで番組やってたやつも見たいんだけどなーw

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    2012年01月03日
  • 憂鬱と官能を教えた学校 上

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    ネタバレ

    バークリーメソッドとは、アメリカのバークリー音楽院で教えられている音楽理論。20世紀商業音楽の作曲、編曲に多大な影響を与えたと言われている。この本は、とにかく二人の講義内容、語り口が面白い。

    『さて、商業音楽が発展する起爆剤っていうか、根本的なエネルギーは何か? それは今あるものに飽きるってことです。飽きなければ商業音楽は発展しません。えー、なぜソヴィエト映画はつまらないのか? 「飽きる」という市場原理をソヴィエト連邦が持たなかったからですね。誰も何も飽きない。という前提でソヴィエト連邦は国民に対する娯楽を国家が制作したわけですけれども、国民はそんなのにもう飽き飽きしながら、でも、「これは面

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    2010年12月19日
  • 東京大学のアルバート・アイラー : 東大ジャズ講義録・歴史編

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    浅いJazz聴きですが、知った曲も多々あり、読みやすく。
    また、音の表現方法・理論も納得しきり。
    そして、新たな切り口にはびっくり。菊地氏・大谷氏・・・一筋ではいかない方だなぁ。そこが好き。
    嗚呼、学生だったら絶対モグり混んでいた講義だわ。
    こうやって活字にしてくれるのが、ありがたい。

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    2010年11月21日
  • 東京大学のアルバート・アイラー : 東大ジャズ講義録・キーワード編

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    まだ、読んでないのですが、この授業はほぼ全部行って聞きました。ほんとに楽しかった授業でした。とくに、大友良英さんと最後の濱瀬元彦さんの授業が印象的でした。あと、ナンのはなしとか。

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    2009年10月21日
  • 東京大学のアルバート・アイラー : 東大ジャズ講義録・キーワード編

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    二〇世紀、記号化への欲望がジャズのモダニズムをドライヴした。菊地・大谷コンビによる東大ジャズ講義シリーズ第一弾。十二音平均律―バークリー・メソッド―MIDI、新たな視点でジャズ史を捉え直す。
    (「BOOK」データベースより)

    資料番号:010820447
    請求記号:764.7/キ
    形態:図書

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    2009年10月04日
  • 東京大学のアルバート・アイラー : 東大ジャズ講義録・歴史編

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    二〇〇四年度、東大教養学部でおよそ三〇〇人の学生とモグリを熱狂させたジャズ史講義、ついに刊行!ジャズ史の新たなスタンダード。
    (「BOOK」データベースより)

    資料番号:010820264
    請求記号:764.7/キ
    形態:図書

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    2009年10月04日
  • 東京大学のアルバート・アイラー : 東大ジャズ講義録・キーワード編

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    講義毎にゲストを呼んで講釈して頂くスタイルなので、菊地さんの語り口は少ないですが、前期の歴史編よりは難しい内容となっています。
    特に倍音についての解釈については、学生の頃にピアノプレイヤーに説明してもらったのですが、その内容がこの本のおかげでやっと繋がりました。

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    2009年10月04日
  • 東京大学のアルバート・アイラー : 東大ジャズ講義録・歴史編

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    Jazz研の学生の頃に読んでいれば良かったなあとつくづく思いました。そのときに疑問に思った事が全て語られてます。
    講義がそのまま説明として掲載されていますので、読み進めやすいです。

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    2009年10月04日
  • 東京大学のアルバート・アイラー : 東大ジャズ講義録・キーワード編

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    ついにでました。東大講義の後編です。
    前回は歴史、今回はキーワードということで
    大きく四つのキーワードをもとに書かれています。
    1. ブルース ゲスト:飯野友幸
    バークリーメソッドだけではうまく説明できない内容と、ラングメソッドの前段階として。

    2. ダンス ゲスト:野田努
    世界のダンスと、音楽とダンスの関係。

    3. 即興 ゲスト:大友良英
    即興のいろいろなことから派生する菊地氏と大友氏の対談のような、インプロビゼーション イン ジャパン(?)な話。

    4. カウンター/ポストバークリー ゲスト:濱瀬元彦
    バークリーに対するリディアンクロマチックコンセプトの秘教性と、ラングメソッドの概要紹

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    2009年10月04日
  • ニッポンの音楽批評150年100冊

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    江戸から今までの日本における音楽の変遷が、詳しくまとめられている本。知らなかったことばかりで非常に勉強になった。

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    2023年01月21日
  • ニッポンの音楽批評150年100冊

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    ペリー来航からストリーミング・メディアに至るまでの、ニッポンの音楽が歩んだ150年を振り返るのが今回の本だ。




    これだけ見ると学者によるアカデミックな本に思うがそうではない。評論家と批評・音楽活動をしている2人があるトークイベントで「最近は良い音楽批評の本がたくさん出ているよね」という会話から始まった本だ。





    洋楽との出会いは幕末のペリーが1853年に来航したことがきっかけだった。久里浜に上陸したとき、軍楽隊による演奏が行われたそうだ。




    演奏された曲は「ヘイル・コロンビア」や「ヤンキー・ドゥードゥル」などだそうだ。日本において初めて洋楽が演奏された瞬間だ。




    今では

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    2022年05月07日
  • M/D 下

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    「ミスティフィカシオン」とか、そういうオレオレ用語がすごい気になった。何語?! 下巻は、おそらく著者の意図とは違ってマイルスがどんどん大したことのない奴に見えてきて面白い。けっこう張り子のトラで、ジミヘンとスライになりたくて『ビッチェズ・ブリュー』『アガルタ』『パンゲア』を生み出し、プリンスとマイケルになりたくて後期の一連の作品を生み出した、というのはけっこう実感として納得。ただ、『デコイ』のソロなんか聞くと、そんなに廃人には思えないんだよね。これも録音マジックなの?!

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    2021年11月15日
  • 東京大学のアルバート・アイラー : 東大ジャズ講義録・キーワード編

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    確かに前編と比べると難しかった!特に最後の講義。ただ、常識を疑えと言うアティチュードも含めて、最後の講義のためにこの授業があったのだということも心から納得。

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    2021年05月25日
  • 東京大学のアルバート・アイラー : 東大ジャズ講義録・歴史編

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    東大(前期課程)教養学部での菊地によるジャズに係る講義を記録し出版したもの。

    「テスト」のときに話した「批評とは」という話が印象的。客観的な(外からの)情報・知識と、自己の(内面からの)感情との相克を、文章としてねじ込むこと――それが(菊地のいう)批評。どちらかだけ、ではダメなのだ。

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    2015年01月06日
  • M/D 上

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    持っているのは文庫ではなく(ご本人曰く)レンガのようなハードカバーの本です。

    まず装丁の美しさは、持っている本の中ではダントツかもしれません。

    読み応えは十分。

    楽器や音楽の経験があったほうがのみこみやすいかもしれませんが、そうでなくてもジャズの巨星MD(マイルス・デイビス)がより面白く、そして身近に感じられることでしょう。

    星が一つないのは、本が厚いので、寝ながら読んだり、読書の場所が悪いとせっかくの美しい本を破壊しそうで怖いからです。

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    2014年03月31日
  • 憂鬱と官能を教えた学校 下

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    記号音楽史をアナロジーとしたポストモダン思想書、として、最後のところは結構感動させる。
    菊地さんの精神疾患は神の恩寵だったのかもしれない。(ていうのはユング的)

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    2013年09月23日
  • 憂鬱と官能を教えた学校 上

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    「何をいまさら」という言われようには抵抗力がある方で、「何をいまさら精神分析?」でも「何をいまさら実存主義?」でも一向にへっちゃらだが、「何をいまさらバークリー?」と来られるとちょっと痛いかもしれない。
    そういうことを重々承知で作られている本だと思うので、ポスト・バークリーの理論書を期待したい。
    ペン大の教科書というのはそうなのかな?

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    2013年09月17日