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はじめて本著を読んだとき世の中にこんな面白い本があるのかと衝撃を受けた。論旨は明確で、小気味良い。死ぬ気で勉強して東大にもし行けたらこんな面白い講義に触れる機会があったのかなと、ちょっと悲しい気持ちにもなったが・・・。内容には賛否両論あると思うが、一つの方向性を学ぶことができるのではないかと感じた。
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まだ、読んでないのですが、この授業はほぼ全部行って聞きました。ほんとに楽しかった授業でした。とくに、大友良英さんと最後の濱瀬元彦さんの授業が印象的でした。あと、ナンのはなしとか。
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二〇世紀、記号化への欲望がジャズのモダニズムをドライヴした。菊地・大谷コンビによる東大ジャズ講義シリーズ第一弾。十二音平均律―バークリー・メソッド―MIDI、新たな視点でジャズ史を捉え直す。
(「BOOK」データベースより)
資料番号:010820447
請求記号:764.7/キ
形態:図書
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講義毎にゲストを呼んで講釈して頂くスタイルなので、菊地さんの語り口は少ないですが、前期の歴史編よりは難しい内容となっています。
特に倍音についての解釈については、学生の頃にピアノプレイヤーに説明してもらったのですが、その内容がこの本のおかげでやっと繋がりました。
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ついにでました。東大講義の後編です。
前回は歴史、今回はキーワードということで
大きく四つのキーワードをもとに書かれています。
1. ブルース ゲスト:飯野友幸
バークリーメソッドだけではうまく説明できない内容と、ラングメソッドの前段階として。
2. ダンス ゲスト:野田努
世界のダンスと、音楽とダンスの関係。
3. 即興 ゲスト:大友良英
即興のいろいろなことから派生する菊地氏と大友氏の対談のような、インプロビゼーション イン ジャパン(?)な話。
4. カウンター/ポストバークリー ゲスト:濱瀬元彦
バークリーに対するリディアンクロマチックコンセプトの秘教性と、ラングメソッドの概要紹介
この赤アイラーではバークリーメソッドでは回収できない最近の音楽の話をたくさんしていて、なおかつちゃんと理論づけて展開されてるので、とても面白いです。
でも本の帯には
「あんま簡単に僕らの話を信用しないようにね、いつも疑ってかかる精神はわすれずに。」
とあります。(笑)
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確かに前編と比べると難しかった!特に最後の講義。ただ、常識を疑えと言うアティチュードも含めて、最後の講義のためにこの授業があったのだということも心から納得。
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目から鱗!鱗の嵐!自分の本を読む動機は、「疑問に思っていたことが愕然とわかる(わからないことがなにか認識させられるということすらある)その地平が開ける感じ」が核にあって、年に数回もないのだけど、これは7年くらい聴きまくってきた音楽を歴史眼的にまとめてくれた、というかそんな見方できんだと鱗な本。音楽にかかわらず、90年代以降のカルチャーが薬理的でその場がよければいい的な考え方で、文脈を切り落としてものを考える傾向がある、っていう考え方は、ウェブの世界に使っている自分には刺激的でかつ今後物事をどう考えていくべきか示唆的でした。やばい。
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後期。内容は難解になる。「ダンス」と「即興」の項がおもしろかった。20世紀に入ってからのさまざまな世界の動き-技術・思想・カルチャー・etc…-を音楽史を軸にダンスや即興を題材に話す。ジャズの定義は「常に新しいものを生み出す」ならば、定義が定義の不在を示しているのだな。と思う。われわれが「jazz」と呼ぶのはその歴史の断片の1ジャンルに過ぎないのですよ。
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長いことほったらかしてたけれど、この3日間くらいでがーっと読んだ。最後の講義、ラング・メソッドについては楽理の知識がないからか、ちょっと難しくてよくわからなかったけれど、やっぱり根本的に面白い。流れを知るってことは、歴史なんかもそうだけど、いつの間にかその流れ自体に飲み込まれて(魅入られて)、夢中になってしまう。(06/12/11)