大川修二のレビュー一覧
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■マーケティングコンセプト
自分が買い手だったらこのように売ってほしいと思う方法で、顧客にモノを売れ
A.広告:広告の目的は、顧客にソリューションや夢を売ることである。
B.ブランド:ブランドとは、広告だけでなく、スポンサーシップ、イベント、社会貢献活動など様々なツールの組み合わせによって総合的に築くものである。
C.競争優位:1 つの基本コンセプトの下に複数の優位性を組み合わせることで、持続的な競争優位を確立できる。
D.競合他社:競合他社には常に注意を払い、サービスなど「製品に付加されたもの」で差別化を図る。
E.創造性:品質や効率が差別化の決め手とならない今、卓越した「独自性、 -
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シナジーを促進するためのベースとなるマインドセット。
「いいことの量は限られている」と思うか?「いいことは相互に開くことで増える」と思うか?
前者で捉えているとどんどん視野が狭くなっていく。
語彙が豊富な人ほど学習能力が高まる。
世の中に対する認識を高められるから。
企業秘密は何もない。いい経営管理手法や製造法は継続的に改善が加えられている。他社が模倣しても完成した頃には自社はさらに先に行っている。
責任をもって与えられたミッションをやりきる、そのことには全身全霊で取り組む。
ミッションが達成される、とは何かを履き違えないこと。自分が納得するまで考え尽くす、自分の納得する答 -
Posted by ブクログ
ネタバレマズローというと、「自己実現」という概念や「欲求5段階説」が
有名です。人間の欲求は、生理、安全、所属、承認、自己実現とい
う5段階からなっており、それらの欲求は低次から高次のものに進
化する、というものです。自己実現を頂点にしたピラミッドの図で
描かれ、色々な場面で引用されるので、聞いたことのある方も多い
ことでしょう。マズローがいなければ、「自己実現」という言葉は
これほどまでに広まらなかったと思います。
しかし、マズローその人の著書となるとほとんど知られていません。
広く名前が知られているのに、原典は読まれていない。古典と呼ば
れるものはたいがいそういうものですが、マズローの場合、その -
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「個々のセラピストの力ではどうすることもできないような問題でも、良き共同体、良き組織、良きチームが解決してくれるのである。(『完全なる経営』P6)」
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うーん、共同体はともかくとしてマズローは組織にそういうものを求めているのか。それは間違いな気がするな。組織は従業員の人格には関与しない。重要なのは成果をあげられるかどうか。企業は、慣れ合うために存在しているのではなく、成果をあげるために存在しているのであって、マズローが期待しているものを求めるのならそれはプライベートで求めるのが妥当のように思う。パーソナリティ障害は、よい組織によって少しは改善されるかもしれないが、それ以上に企業に -
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あなたが知っている(と思っている)「自己実現」は本当の「自己実現」とは違うかもしれません。
この本には、マズロー本人が本当に世の中に伝えたかった「自己実現」とはどういうものなのか、ということが詰まっています。
タイトルからもわかるように、経営に活かせることができる経営書でもありますが、人間のあり方を説き、よき人間が作る組織・社会がよき経営のあり方につながる事を人間性心理学の観点から、非常に重みを持って伝えてくれる良書です。
現在、私たちが生きる社会に「健康な人」は何人いるのでしょうか。
なぜ、「健康な人」として成長できないでいるのでしょうか。
このような問いについて考えるよいキッカケと -
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ここまで“人材”を重要視している経営者が居ることに驚いた。
コーヒー豆の小売店から知る人ぞ知る大企業に成長させた、その手腕に慄いてしまう。
ブルーカラー出身だからこそのハングリー精神なのか、とんでもない熱意と努力と真心で以て、築き上げた成功なんだなと。
店舗で接客対応しているパートナー(従業員達)をスタバの顔だと言い切って、大事にできるところも凄い。
ボトムアップは当然として、CEOになっても自己改革をする。
正直スタバほどの規模の会社が、末端まで社訓を浸透させるって無茶だと思ってる。
でも実際スタバに行くと、いつも気持ちの良い対応をしてもらえるという事実がある。
だから本書を読んだ時は「そう -
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スターバックスを小売業から飲食店に変え、業績を大きく拡大させたハワード・シュルツ氏が、成功する経緯をまとめたもの。スタバ経営への想いと、困難との戦い、決断など、成功に導いた経営者の活動が理解できる。勉強になった。
「人々がスターバックスを訪れるのは、店の特色が気に入っているからだ。それはコーヒーの品質だけではない。コーヒーを飲みながらスターバックスならではの暖かい雰囲気と情緒を味わえるのだ」p5
「(社員との信頼関係)パートタイマーを含む総合的な健康保険制度や全社員を対象とするストックオプションなど画期的な制度を導入してきた。倉庫係も入社したばかりの小売店員も人間として敬意を持って待遇されて -
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#感想
体系だった内容ではないが、マーケティングの基礎的な概念について新たな示唆を与えてくれる一冊。
引用部分や心に残った言葉をメモに記録して読み進めていくのが良いと感じた。
#メモ
広告
「広告の結果引き起こされた行動よりも、広告に対する意見や記憶といった的外れな項目をわざわざ調べあげるようなリサーチが多いということだ」(スタン・ラップ / トーマス・コリンズ)
ブランド
「ブランドは冷蔵庫の貯蔵庫のようなものだ。信頼の重要性は、選択肢の多様化にともなって、ますます高まりつつある。消費者は単純な生活を送りたがっているのだ。」(ユニリーバ会長 ナイル・フィッツジェラルド)
競合他社
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Posted by ブクログ
友人と話していると、スターバックスにいる人はスターバックスにいる自分がかっこいいと思って座っている、とよく言っていた。
その時私も納得していたが、この本を読んでそれはスターバックスの基本的な価値観にも通ずる所があり、スターバックスという場所は人々の憩いの場であると同時に優越感にも浸れる特別な店を想定してつくられていると知った。
ハワードさんから学んだことは、自分が信じた価値観を決して曲げないことと、自らの意見だけに頼らずきちんと周りの意見に耳を傾けて実行していく力。
危機に直面するとつい安直な方向に進みがちだが、スターバックスは価値観を基準にブレることなく乗り越えてきた。
現在コロナウイ