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コーヒー市場に革命をもたらしたスターバックス。
同社の特徴は、徹底した社員本位の経営。社員の利益を図ることは、コスト増で利益減となるどころか、経営者が予想もしなかったほどの活性剤になっています。自分の会社が好きになり、会社の方針・目標に共感した社員は、会社発展のために努力するようになる。社員が自尊心と誇りを持てば、さらに家庭や社会への貢献につながる…。
企業が大きく成長するには、利益追求が第一ではなく、正しい価値観と人材を基盤とした経営が必要でることは言うまでもありません。その要は真心。ハワード・シュルツCEOの自伝のかたちを取りながら、古風ともいえる同社の戦略を詳細に描きます。
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Posted by ブクログ
20年も前に出版された本だが、感動した。著者のシュルツ氏は、今年6月まで30年以上もスターバックスを経営した。彼は低所得者用のアパートで育ったが、仕事でシアトルを訪ねた時に出会ったスターバックスに心を奪われ、自分を売り込み、雇ってもらった。当時、スターバックスはシアトルに店舗ほどの小さいビジネスだったが、イタリアで飲まれているエスプレッソをアメリカに初めて紹介した。スターバックスで働いた後独立して自分のコーヒーショップを出し、その後その会社がスターバックスを買収した。会社の経営や資金調達の経験が無かった著者は、様々な苦労をするが、彼同様に香り豊かなコーヒーに魅せられた同僚たちがサポートしてくれた。
シュルツ氏のアメリカ人的な前向きさと情熱がまぶしい。こんな会社で働きたいと強く思った。著者は、従業員をパートナーと呼び、福利厚生や慈善活動も充実させながら、会社をどんどん拡大していった。品質には妥協しなかったが、細かなところに目が届かなくなり、批判もされる。株式は上場され、仲間たちと会社を発展させていく。
シュルツ氏はユダヤ人で、さすがにユダヤ人は商才に長けているなと感じた。社長を退いた今、アメリカ大統領選に立候補することを検討しているそうだ。私が初めてスターバックスのコーヒーを飲んだのは1994年の夏、サンディエゴでである。今は、日本の実家の近くにすら店舗がある。この本を読んだら、どうしてもスターバックスのコーヒー、しかもエスプレッソドリンクが飲みたくなり、仕事の前に店に立ち寄って、雰囲気を楽しんだ。贅沢なひと時を味わえた。
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