高橋伸夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「熱い人材」こそが企業内で活躍する・・・とは限らないことをフィールドワークで実証しようとした本。
簡単に言うと「変化のある企業=熱湯」に保守的なぬるい人間は暑苦しくて居つかないし、「変化のない企業=ぬるま湯」が創造的な人材を採用してもすぐ辞められてしまうか能力を発揮できない、という話。
東大教授の書いた経済学の本なのでやや難しい記述はあるけど、内容的には組織論に初めて「適温」の概念を持ち込んだという意味で結構チャレンジング。現在主流のアメリカ行動主義的な組織論とはちと違うかも。
本人いわく「最初学会では笑いものになった」というのも頷ける。 -
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Posted by ブクログ
本書は大学で学ぶ経営学とはどんなものか大まかにマンガ一冊で理解できてしまうともの。東大の先生と、過去のカフェ経営を失敗している漫画家夫婦の軽妙なやりとりで進むので楽しく読みやすい。理論を紹介しておいて、「今では否定されている」とすぐにダメだししたりするなど、正直で分かりやすい。経営学とは会社をい組織して経営していく際にどうすれば上手く行くのか、ということに関する研究の集まりで、どんどん変化し行く学問分野のようです。MBAとか何じゃラホイと思っていた自分自身、「経”済”学」と「経”営”学」の違いを良く分かっていなかったことが良く分かった。
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Posted by ブクログ
経営学で出てくる概念がざっと押さえられてよかった。手早く軽く全体像を把握できた。
全体的なつながりはほぼ皆無で各論点がぶつ切りになってしまっているのはやむを得ないと思う。この分量で概観するんだからそりゃね。
後半になるに従って新出の概念の定義が書かれなくなるので読みづらくなる。なんで?当たり前のように知らない概念を並べられてもわかりまへんがな。。。
単なる概念の紹介ではなく、現代では誤りが証明され否定された理論や根拠の乏しい理論については筆者がきちんとその旨述べてくれるのもよい。この手の導入本には珍しい作り。
次は本格的な教科書を読んでみる。 -
Posted by ブクログ
読まにゃいけんなあ、でも絶版だしなあ、古本高いしなあ、と逡巡してるうちに新版が出版された。これまで未訳だった第2版に大量の訳注をつけたかなり本気な一冊。なんとなく旧共産圏のプロパガンダポスターぽい字体と色づかいの装丁もかっこよし。
いずれにしても、古典中の古典が読めるようになったのは朗報。マーチ&サイモンといったら、サイアート&マーチとセットでどの文献でも真っ先に参照されてるもんね。
内容は、評判どおりに難しい。議論の抽象度が高いうえ、文章の交互の関連性もたかいので、気を抜いて読んでるととたんに迷子になる。もとが古いから、その後に開発されたいろいろな概念や道具立てを使ってないと