あらすじ
未邦訳の歴史的名著の第2版がついに登場。統計的決定理論、ゲーム理論、経済学、心理学、政治学、行政学、社会学、経営学の学際的知識を結集。ノーベル経済学賞受賞者らの手になる本書によって、組織を科学的に多方面からとらえる研究がここから始まった。
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Posted by ブクログ
組織論の論文では,必ず出てくる本。一次文献もきちんと読まなければ・・という思いと,高橋先生の和訳がすばらしい!というレビューに後押しされて手に取った。がんばってレジュメにまとめながら読破したが,半分も理解できたとは思えない。それくらい難解。もう一度読まなければいけない。
Posted by ブクログ
読まにゃいけんなあ、でも絶版だしなあ、古本高いしなあ、と逡巡してるうちに新版が出版された。これまで未訳だった第2版に大量の訳注をつけたかなり本気な一冊。なんとなく旧共産圏のプロパガンダポスターぽい字体と色づかいの装丁もかっこよし。
いずれにしても、古典中の古典が読めるようになったのは朗報。マーチ&サイモンといったら、サイアート&マーチとセットでどの文献でも真っ先に参照されてるもんね。
内容は、評判どおりに難しい。議論の抽象度が高いうえ、文章の交互の関連性もたかいので、気を抜いて読んでるととたんに迷子になる。もとが古いから、その後に開発されたいろいろな概念や道具立てを使ってないというのも、理解しにくい理由だろう。とはいえ、原典を知っておくという意味では避けては通れない一冊だと思うのでえんやこらと。
ついでにサイアート&マーチも出してくれないだろうか。