高橋伸夫のレビュー一覧

  • オーガニゼーションズ 第2版

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    読まにゃいけんなあ、でも絶版だしなあ、古本高いしなあ、と逡巡してるうちに新版が出版された。これまで未訳だった第2版に大量の訳注をつけたかなり本気な一冊。なんとなく旧共産圏のプロパガンダポスターぽい字体と色づかいの装丁もかっこよし。
    いずれにしても、古典中の古典が読めるようになったのは朗報。マーチ&サイモンといったら、サイアート&マーチとセットでどの文献でも真っ先に参照されてるもんね。
    内容は、評判どおりに難しい。議論の抽象度が高いうえ、文章の交互の関連性もたかいので、気を抜いて読んでるととたんに迷子になる。もとが古いから、その後に開発されたいろいろな概念や道具立てを使ってないと

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    2014年10月22日
  • 組織力 ──宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ

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    いつもながら読みやすい語り口で、組織力を「宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ」ことの大切さを説きます。確かにじっくりと時間をかけることができればその通りだと思うのだけど…

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    2013年10月07日
  • 組織力 ──宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ

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    組織というものについてわかりやすい文章で書かれた本。
    シンプルで事例も多く再確認する意味ではよかったです。
    人と人との関わり方・影響・化学反応は、永遠のテーマです。

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    2012年10月28日
  • 虚妄の成果主義 ──日本型年功制復活のススメ

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    この本は、読み方を間違えるととんでもない誤解を招く。というのも、諸理論を一通り学べば、著者がマネジメントの理論について、かなり恣意的な解釈のもとに持論を展開していることが理解できる。しかしそこら辺の勉強をしていない人にとっては、まさに内容をそっくりそのまま鵜呑みにしてしまうような書き方がされているからだ。

    「成果主義」と一緒くたにした制度を、テイラーの科学的管理法以下と断定するところなどは、さすがに苦笑せざるを得ない。

    盲目的な成果主義に関する批判は、その通り。だからといって高度成長期の人事制度を、まったく経済状況が異なる現在にも適用しようとする論理展開は、さすがに無茶があるだろう。もっと

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    2012年10月16日
  • 組織力 ──宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ

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    いい仕事は、一人じゃできない。経営の本質とは、一人ひとりでは突破できない難関を、みんなでなんとか切り抜けることにある。そのためには組織力を高めることが欠かせない。本書はビジネスの神髄を理論的に解説する。

    第一章から第四章までは組織力について分かりやすくエピソードもまじえ解説しています。当たり前のような内容も多いですが、サラリーマンとしては元気が出ます。

    付章は本書を学術的に解説しているのだと思われますが、私的には難解なため断念して、読み飛ばしました。本書は註が充実している事も含め、良識的なまとめ方がされていると思います。

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    2011年08月16日
  • ダメになる会社 ――企業はなぜ転落するのか?

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    成功したはずの会社がなぜ失速するのか?その原因は経営者の精神にある。 大切なことは、まともな人間を経営者に選ぶということなのだ。

    会社とは何か。根本的な事を考えさせられた本である。弱肉強食の社会ではあるが、世の中にはスポーツマンシップというか、ジェントルマンというか、世間様に申し訳ないというか、モラルが無いといけないのであろう。

    ところが、今の世の中では度を超えて利己的な社会になってしまっていている気がする。

    牛肉に限らず、市場に流通させてはいけないものが流通してしまう世の中に、本書は大切なエッセンスが詰まった一冊である。

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    2011年07月31日
  • ダメになる会社 ――企業はなぜ転落するのか?

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    学術的で面白くない。経営者はモラルのある人間を選べ…ってのが主張なのか?ただ、経営史を学びたいかたにはお勧め

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    2011年01月22日
  • 組織力 ──宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ

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    人事・組織に関して強い関心があります。昔から組織の運営と個人の育成など、いろんなことを考えてます。そういったことから、組織論の本を見かけるとついつい興味を持ってしまいます。ブックフェアに行った際に、ほぼ衝動買いしました。

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    2010年08月12日
  • 〈育てる経営〉の戦略 ポスト成果主義への道

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    若者を、次世代を、既存社員を「育てる経営」こそが企業の明日を開くという主張。正しいとは思います。ただ残念ながら、そのいわば古き良き価値が感じられない世代が増えてきているのが現状のはず。両方の価値観を体験してきた自分の職歴を振り返り、間に合うか?と心配。

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    2010年08月11日
  • 〈育てる経営〉の戦略 ポスト成果主義への道

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    [ 内容 ]
    「客観評価」「評価のフィードバック」を掲げ、給料格差と勤労意欲の連動を信じた成果主義はいちばん大切な人材育成機能を破壊した。
    いま、企業はどのようなシステムを再構築すべきなのか。
    「やり過ごし」「尻ぬぐい」など先達の知恵と経営戦略論が明かす“育てる経営”の思想。

    [ 目次 ]
    第1章 客観評価の虚妄
    第2章 貧困な発想
    第3章 『虚妄の成果主義』が批判したもの
    第4章 目的はモチベーション
    第5章 人的資源は買えない
    第6章 競争優位の源泉としての資源・能力蓄積過程
    第7章 例解:発明の対価
    第8章 育てる経営

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすす

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    2010年07月14日
  • 〈育てる経営〉の戦略 ポスト成果主義への道

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    筆者は「成果主義」をボコボコに(笑)批判しています。それでうまくいっている会社はないし、社内の問題を何でも人事制度のせいにするな、と。
    給料に差をつけるより次の仕事に差をつける方がモチベーションは上る、という主張には考えさせられました。
    何がいいかは人それぞれ違うと思うけれど、私個人としては、生活の安定のために一定の給料は保障されて、次の仕事で差をつけられる、という筆者の言う「日本型年功制(注:年功序列とは違う)」の方が頑張れる気がしました。
    ただ、自分なりにその年度の目標を立てたり、performanceを振り返って上司や同僚と話し合う機会はあったら有意義かも。

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    2009年10月04日