あらすじ
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ぬるま湯感は職務満足・組織活性化の母、そのメカニズムを体系的に解明した力作。豊富な調査に裏付けられた理論は実践的指摘に満ち、新たな方向を示唆。*第25回経営科学文献賞受賞
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Posted by ブクログ
「熱い人材」こそが企業内で活躍する・・・とは限らないことをフィールドワークで実証しようとした本。
簡単に言うと「変化のある企業=熱湯」に保守的なぬるい人間は暑苦しくて居つかないし、「変化のない企業=ぬるま湯」が創造的な人材を採用してもすぐ辞められてしまうか能力を発揮できない、という話。
東大教授の書いた経済学の本なのでやや難しい記述はあるけど、内容的には組織論に初めて「適温」の概念を持ち込んだという意味で結構チャレンジング。現在主流のアメリカ行動主義的な組織論とはちと違うかも。
本人いわく「最初学会では笑いものになった」というのも頷ける。