ササクラのレビュー一覧

  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

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    「てのひら怪談」よりもさらにミニマムな「ゆびさき怪談」。140文字以内という制約があるけれど、それでも、というかだからこそ描き出されるさまざまな恐怖が魅力的です。描かれない部分も多いけれど、その分想像力が恐怖を増幅させることも。
    怖いと思ったのは織守きょうや「首がない」「橋姫」、澤村伊智「地獄」「ファミレス」、堀井拓馬「ネタバレイヤー」などなど。岩城裕明「ヒールはやめて」はなんだか可愛くて和みました。矢部嵩の作品はどれも不気味で素敵。そして白井智之「白塗りの悪魔」「川辺の砂」って……不可思議なホラーとしても読めますが。ミステリファンにはいろいろ気づけて楽しい作品では。

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    2021年08月31日
  • アジュアの死神

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    タイトルは違うが「緋色のスプーク」の続編。
    前作の知識は必須ではない

    前作同様、ラノベらしくない落ち着いたテンションだが、
    前作のような怒涛の展開を期待していると肩透かしを食らう。

    ただし、ストーリー展開自体は良く練られており
    普通に面白い。
    本作→前作と読む方が楽しめるだろう。

    前作の登場人物全員に触れてきたのは高評価。

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    2013年11月08日
  • 緋色のスプーク

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    一気読み推奨。
    ページ数は少ないが、濃厚な人間関係がそれを感じさせない。

    整備工視点で描かれる空戦はなかなか新鮮で良い。
    複雑な国や人間関係が面白い。
    帯には空戦とあるが実際はスパイ物。

    文芸作品としては文句なしに☆5だが、ライトノベルとしては難解過ぎる気がする。
    読み終わった後に読み返したくなる作品。

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    2012年05月12日
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

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    あっという間に読み終わった。
    14人の作家さんのホラーアンソロジー。1話140字以内で書かれていた。なかには1行のみの作品もあった。
    まるで歌詞のようで、理解しがたいものもあったけれど、さまざまな作家さんの作風を味わえて良かった。

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    2024年08月03日
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

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    140文字で描く怪談。ほとんど歌詞のような意味不明な内容のものからオチまでちゃんと着いた物語になってるものまで作家それぞれ個性が出ていて面白かった。
    もちろん私の好みは短くとも物語になっているものだ。下手の横好きではあるが物を書いたこともあるので僅かな字数で書くことの難しさはわかる。でもこの短編集はおそらく一般ウケは狙ってないように思う。ああ、でもWebで人気の意味怖に近いものがあるかもしれない。短すぎるだけに文章の裏を読む想像力は必要だ。
    澤村伊智のは短いながらもやはりキレがあった。あとは一田和樹、岩城裕明の作品が個人的には好みだった。

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    2024年06月17日
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

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    百壁さんのは私には合わなかった。
    「せめてもの」と「星の声」は繋がっているのか、と思ったが作者が違うしたまたまだろうな。

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    2023年04月02日
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

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    短くても結構怖かったが、他の本を読む合間にちょっとずつ読むのにちょうど良かった。円山さんの「生産管理部主任…」は怖くなく、うざがられてる主任がツボだった。

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    2021年08月21日
  • 5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 呪いの螺旋

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    ネタバレ

    呪い。それは確かに存在する。知らない間に、貴方はそれに触れてしまっているかもしれない。あるいは、触れられてしまっているかも。もし、呪いに魅入られてしまったら、逃げることはできないだろう。
    ***
    「世にも奇妙なストーリー」シリーズ第5弾。これが最終巻の様子。今回はメンバーが大きく変わり、最近名前を見るようになった作家さんが多数書かれた作品の様だ。どれがどの作家さんの話かは分からないが、どれも面白い作品ばかりだった。怖い話も多くあったが、怖いが不思議と感じる話も多かった。
    お気に入りの話は、「顔ナシの鏡」「その話、知ってるよ」「かえさずの指輪」。 「顔ナシの鏡」は語り手の通う学校が林間学校で利

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    2021年02月11日
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

    購入済み

    想像力や文章の合う合わない

    が一致しないとゾッとするには難しい。
    怖いよりもどういう意味?ってなってしまうと考えるのに時間使って、この文章を読み解くのにこんな時間を…?その時間を使ったことにはゾッとしそうだけど…
    良いところはタイトル通り指先、短いから隙間時間に読めるところ。
    個人的に解説載ってた方が楽しめたのかな〜とは思った。

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    2023年06月23日