小坂俊史のレビュー一覧

  • れんげヌードルライフ

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    小坂作品コンプリートもカウントダウンに入ってきた。その中では地味な作品だけれど、わりと打率も高いし内容もポップなので読みやすいほうだと思う。これを1冊目にしても小坂作品にはハマらないかもしれないけれど、とにかく王道醤油ラーメンの趣きなので、食べやすい一杯。

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    2018年04月17日
  • せんせいになれません (10)

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    「今日から宿題を廃止する」
    「勉強をわざわざ家に持ち帰るなんてナンセンス お前らの将来の何の役にも立たん‼」


    「今日からは宿題はやめて残業にする」
    こういうところが河田の好きなところさ。今のうちから理不尽になれておけ、ってね。本人は、やってないけどな‼

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    2016年08月22日
  • せんせいになれません (10)

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    内容は面白かったのですが、おまけに入っていた「中堅になりました」があまりにも歳をとった内容になっていて、ちょっとぞっとしてしまった。小坂せんせい、僅かな時間に老いすぎてしまったのでは……。

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    2016年06月11日
  • まどいのよそじー惑いの四十路ー 1

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    不惑とも呼ばれる40歳ではあるけれど、孔子ならぬ身ではなかなかそういう訳にもいかない。捨て切れないささやかな野望も、割り切れない拘りも、すべて抱えながら生きてゆく。そんな愛すべき四十路男女の物語を、4コマで綴った連作短篇集。

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    2016年03月10日
  • これでおわりです。

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    非常に似たタイプの作品が同日発売していて、ちょっとビターだけどハッピーエンド多め、という塩梅がとても気持ちよかったので、こちらほうが好きかな。『ふたりごと自由帳』のような衝撃のある作品はなく全体的に丸めですが、脱帽するような瞬間は何度もあります。地の足のついた掌編集。

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    2016年03月06日
  • ラジ娘のひみつ(2)

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    内気なお嬢様タレントが毒舌ラジオパーソナリティに大変身!なお話の2巻目にして最終巻。
    小坂さんならではの女性キャラの可愛らしさと一筋縄ではいかない加減もたっぷり堪能できます。
    安定のレギュラーに時々キャラの立ったゲストが絡んでいい感じに掻き回す展開が定着してきた所だったので、掲載誌休刊による連載終了は残念です。

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    2015年08月01日
  • 月刊すてきな終活

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    ネタバレ

    笑いながら自分の人生の終わり方について考えさせられる作品。最近肉親を亡くしたばかりなので「死んだ後の事」はきちんと考えておかないと、とは思っていたが、やはり「死ぬまでどう生きるか」も大事だとつくづく思う。
    お気に入りは、遺言を書く小説家の話と、遺影を撮り続ける女の話、それから仮釈放された無期囚の話。
    でも全話が面白い。様々な形で死を見つめ右往左往する人間の滑稽さと優しさを描いたちょっといい話に、時にブラックユーモアや百合ネタ、そして不意打ちで鋭く心にえぐりこむメッセージの味付けが巧みに仕込まれているのが良いのだ。

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    2014年12月28日
  • ハルコビヨリ (4)

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    理不尽にイライラする女。ズボラと個性をはき違える男。同棲はそんな二人のギャップを埋め直す大事な時間。次々に出てくる、同棲あるある。小坂氏はたぐいまれなる観察力で、友人たちの凸凹同居生活をのぞいているようだ。

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    2013年10月05日
  • ラジ娘のひみつ(1)

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    この人の道具建てがすごく好き。やる気があったら、いつまでも続けられるアイデアをキレイに仕上げた上でフワフワと繰り返し積み上げるストーリー。流石王子!

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    2013年07月27日
  • れんげヌードルライフ

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    ネタバレ

    読後もそんなにラーメンが食べたくならないラーメン漫画です(笑)。
    何だかんだで仲良しなお父さんとれんげがいい。成戸くんの変態ラーメン愛も鉄板。
    他の小坂作品に比べてオヤジ率が高いのは、掲載誌がビッグコミック増刊であるが故でしょうか。
    作中で言及される事のなかったあの人が帰ってきた時は「いたんだ!」と驚きましたが、そこで物語はラストだったりします。

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    2013年06月22日
  • モノローグジェネレーション

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    ひたすら切ない抒情に満ちた佳作。いじめなどの辛辣な心理描写もあるけれど可愛い絵柄と寸止めでさらりとソフトにまとめているのはこの作者の力量に他ならない。接点なく語られていたメインキャラ8人の人生が僅か8コマで一気に繋がるラストに「そう来たか!」とただびっくり。

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    2013年06月08日
  • コミックいわて2

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    今回は震災の話が多かったけれど、心がじんわり暖かくなるのは相変わらず(^^)どの話もイイ!カレーひっつみ食べてみたい(^q^) コミックいわて続刊希望!

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    2012年12月30日
  • オフィスのざしきわらし

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    え~、オフィイス物ですね。ただ、普通のものではありません。

    そういう意味では、ぶれないんで、いいですよ。

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    2012年07月29日
  • わびれもの

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    まず表紙で笑い、中身のハードボイルド具合に驚く。大丈夫、「孤独のグルメ」と意外とタメ張ってるかもですよ!
    「遠野モノがたり」をイメージさせるようなエッセイコミック。こういうのが大好きで、新たに行って見たい場所も出来た、うれしい! 小坂俊史の、同じものを観ていてどうしてこういう風に描けるんだろう、という観察眼の素晴らしさを存分に堪能することが出来る。もっともっと見たかったなぁ。
    あえて書くなら、他の小坂作品と比べたら、やっぱり、ノンフィクションがフィクションを超えていく瞬間みたいなものは、なかったかもしれない。

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    2012年06月18日
  • コミックいわて2

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    盛岡さわや書店にて購入。

    前巻から震災を挟んで発行された本巻では、沿岸部を題材にした作品も収録。(前巻では沿岸部が舞台の作品は1つもなかった)

    個人的なベスト作品は、とりのなん子「うみがきた日」。海とその近くで暮らす人々に向けられた、作者の眼差しが暖かい。
    10ページの小品で、登場人物の会話があるのは2コマだけ。その2つの台詞の対比が、何とも言えない。

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    2012年04月30日
  • コミックいわて2

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    アテルイ&モレが相変わらずイケメン。あと座敷わらしちゃんが可愛い! とりのなん子さんの叙情性が好きです。とりぱん以外の短編もっと読んでみたいと思ってたのでありがたい。
    岩手のいいところがたくさん入ってると思います。
    もちろん岩手ならではの駄目な所ってのも住んでるとたくさん見えるんだけど(わたしがもともと岩手人じゃないからかもしれないが)、これ読んでる間はいいところだけに逃避できるというか…。
    田舎のなんてことない風景から世界を創り出すマンガ家さんたちの腕はすごいと思いました。ポジティブに地元を見るきっかけになるかもしれない。あとは自分の気の持ちようか。

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    2012年03月31日
  • 中央モノローグ線

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    JR中央線沿線にすむ女子のお話、です。各駅の特徴をとらえつつ、まったりふんわりとした雰囲気がたまらず、わたくしのお気に入りでございます。

    個人的には「殿堂入り」なんですが、それは自分が中央線沿線でずっと暮らしているからに他ならず・・・全然関係ない地方の方が読んだらどんな感想なんだろう?レビューみるとそういう方でも結構楽しんでいるような感じなんですが・・・素直に感想聞いてみたいです。

    ところで、わたくしは「茜」さんと「境子」さんがお気に入りです。はい。

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    2010年12月08日
  • わびれもの

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    小坂俊史の持つ、マイナーコード的魅力に溢れた一冊。廃線や無人駅、寂れた商店街などの姿が、小坂のフィルターを通すことによってイキイキと見えてくる。出来ればもっと連載が続いて欲しかった。表紙の出来も出色。

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    2010年06月28日
  • 中央モノローグ線

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    中央線の中野から武蔵境までの8つの駅に住む8人の女性ーイラストレーター、古着屋店主、OL、大学生、中学生などーのつぶやきで構成された4コマ漫画集。私がこの中で実際に少しでも歩いたことがあるのは中野と吉祥寺くらいで、他の町は全然知らない。それでもなんか妙にリアルな感じがする。もちろん、いかにも漫画的で、現実にはありえないようなエピソードも含まれているけれど、知らない町なのに、なんかそういうのありそうだなぁ、と思えたり、それをつぶやいている人の気持ちに共感できたり。

    すごく笑える展開も劇的な展開もなく、日々の暮らしが季節の流れとともに淡々と綴られるだけなのに、舞台がローカルな漫画というのはどこか

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    2010年05月31日
  • わびれもの

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    掲載雑誌の中でも、超がつくほど浮きまくっていました。作者さん本人もわかっていたらしく、よくコミック化されたなぁと。

    内容的にはわびれたりさびれたりしているところへ、出かけるエッセイです。個人的には「生駒山上遊園地」が、お勧めです。住んでいるところから1時間もかからずにいける場所です。

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    2010年05月30日