【感想・ネタバレ】月刊すてきな終活のレビュー

あらすじ

「中央モノローグ線」をはじめとするモノローグ三部作で新境地を開いた著者が放つ、女子中学生から無期懲役囚までさまざまな人生の”終わり”への想いを描いたオムニバス4コマ全17編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

笑いながら自分の人生の終わり方について考えさせられる作品。最近肉親を亡くしたばかりなので「死んだ後の事」はきちんと考えておかないと、とは思っていたが、やはり「死ぬまでどう生きるか」も大事だとつくづく思う。
お気に入りは、遺言を書く小説家の話と、遺影を撮り続ける女の話、それから仮釈放された無期囚の話。
でも全話が面白い。様々な形で死を見つめ右往左往する人間の滑稽さと優しさを描いたちょっといい話に、時にブラックユーモアや百合ネタ、そして不意打ちで鋭く心にえぐりこむメッセージの味付けが巧みに仕込まれているのが良いのだ。

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2014年12月28日

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