三浦裕子のレビュー一覧

  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    台湾旅行の道中で読みました。
    美食と台湾の情景の描写が圧倒的に豊かで、
    旅行の楽しさが何倍にもなりました。

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    2026年04月20日
  • バウムクーヘンの文化史 パン・料理・菓子、越境する銘菓

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    バウムクーヘンがどういう経緯で生まれ、ドイツのお菓子の代表になったり日本で普及したりしたのかの歴史。バウムクーヘンになるまでに串焼きパンや串焼き菓子の歴史があり、ひいてはお菓子の歴史にも触れる必要があるため周辺も詳しい。短いけど読みやすくていい本だったと思います。

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    2026年04月17日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    台湾百合控えめに言って最高だった、、、。大家さん含めて一人ひとりの事情を鑑みると、なんて美しくも儚いシェアハウスなんだろうと思う。四維街一号の家造りも、自分が想像しているもの以上に美しい建物なんだろうな。台湾に行ってもう一度読み直したい。台湾料理もすぐ()書きで日本人に分かりやすいように説明が書き加えられているから、想像力を掻き立てられた、訳もとっても良かった。。読みやすい中でも、核心を付くようなセリフがあるから、余計夢中になって読んでしまった。

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    2026年04月14日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    初の台湾文学。素晴らしい作品でした。
    昭和13年の台湾が舞台で、作家・青山千鶴子と台湾人通訳・王千鶴が、台湾の美食に魅了されながら仲を深めていく物語です。
    日本の統治下にあった台湾の様子がわかりやすく描かれており、歴史に疎い私はとても勉強になりました。心の奥を見せない千鶴の本音が、統治する側とされる側の違いをまざまざと感じさせます。
    どんなにわかり合いたくても分かり合えない状況がある。作中にある『自分の心に潜む傲慢や偏見に気付いていない、凡俗な人間だったのだ』という言葉は、まさに自分のことだと気付かされました。
    重たいテーマではあるものの、ユーモアのある会話や台湾の美食がとにかく美味しそうで楽

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    2026年03月12日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    一つの言葉では表せない人間模様の複雑さ及びクソデカ感情が好きな人に超おすすめ。5人の入居者それぞれの一人称視点から構成されていて、新入り視点から始まるので読者もすんなり四維街一号に馴染むことができる。作中には台湾料理の丁寧な描写がかなり多く興味&食欲をそそられるし、台湾の民族構成や歴史の話が深く関わるので、知識を増やしてから再読するとまた新たな発見が多いと思う。

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    2026年02月17日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    読みながらよだれが出そうになる一冊。
    台湾に行ってみたくなる。
    明るくて三浦しをんさんに似た文体で、終始楽しく読めた。
    おすすめの一冊!

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    2026年02月17日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    初めて台湾文学を手にしました。日本の植民地時代の台湾に滞在する日本人女性作家と台湾人女性翻訳人の話。台湾中を鉄道で旅しながら台湾の料理を食する文章でしか伝わらないけどお腹が空いてきました。日本の植民地を美化してない作品とのことで反日的な要素があるのか心配したけどそうでもなかった。台湾は親日家で統治時代は日本がインフラを整備し発展に貢献したと言う私達日本人は多いけど当時の台湾は皇民化政策の影響で少しずつ文化や言語が失われてく光景や主人公作家の千鶴子みたいに傲慢な内地人(日本人)もいたと思うし日本に対して複雑な感情を抱く当時の台湾人は多くいたことでしょう。

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    2026年02月01日
  • 海風クラブ

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    『少年があの犬を見かけて既に三日になる。巨人ダナマイもこの三日間ずっと、彼らを注視し続けている』―『第一章 初秋』

    切れぎれの不連続に流れる時間。埋もれてしまった過去の日常の記憶。呼び起こされる郷愁。

    故・天野健太郎翻訳による「歩道橋の魔術師」「自転車泥棒」以来、呉明益を読んで思うことはいつも同じ。翻訳された順番に読んでいるので「複眼人」が翻訳された時に少し驚いたけれど、台湾の自然と固有の民族、そして超人的な存在、というのもこの作家を特徴付ける要素だろう。

    作家による解説というのは翻訳書では滅多お目にかからないけれど、本書では執筆の経緯や描かれた事実などについて著者自らの説明が巻末にある

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    2026年01月18日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    2人で「アイヤ〜アイヤ〜♪」って歌ってるのが可愛すぎる
    胸いっぱいになりながら読んだけど、最後の認識のすれ違いはズーンときちゃった

    読んでる時の雰囲気が共通してると思ったので、こうの史代先生に漫画化してほしい…(こうの史代先生の百合漫画は最高)

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    2025年12月12日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    台湾グルメ紀行文かと思いきや、なかなか気づくことがあった。
    日本人の多くが青山千鶴子みたくなってないか?
    親切心のつもりで「日本」を押し付けてないか?
    某国は日本のお陰で文明化したとか無邪気に言っちゃってないか?
    そうなのかもしれないし、新日かもしれないし、そこには日本のものが溢れているかもしれない。でも「ほら、よかったでしょう?」とか言われちゃう方はモヤるだろうな、と物語の中でさりげなく見せてくれた。
    パターナリズム:父が子に対するように、温情のつもりで干渉すること。雇用関係や、医師と患者の関係などにみられる(三省堂国語辞典)

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    2025年11月27日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    素晴らしい小説でした。
    日本時代の台湾を舞台に、妙齢の日本人女性作家青山千鶴子と教養あふれる台湾人女性通訳王千鶴の旅と美食と、お互いが寄せ合う心情の機微とが描かれます。二人の立場の違いのせいで、心を寄せ合っていながらも離れざるを得ない二人がなんとも悲しかったです。
    初めて読んだときはこの機微に気づかずに、ちょっと鈍感な青山さんのように、王さんがなぜ離れていくのかわからず、最後の場面で二人の真情に触れた思いでしたが、今回はそれぞれの場面で王さんの思いが行間からにじみ出てきて胸に迫るものを感じながら読み進めました。
    再読することで感動が増し、すっかり作者の楊双子さんのひいきになってしまいました。

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    2025年11月27日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    とてもよかった。

    堂々たる四十路のおっさんである手前、百合な部分はどうぞどうぞご自由にということで、繊細な恋愛の機微も、友情の萌芽も、そんなものなんですねと受け止めつつ、、、
    五人全員が魅力的なキャラクターだったが、それぞれがしっかりと、学問に身を置いた経験があるからこそ滲む、知性のようなものが見え隠れしてて、ただのイマドキな若者たちではない芯のようなものを感じて眩しかった。(全員が学部生ではなく、大学院生、または大学院経験者ってのがいいですよね)
    個人的に、後書きに出てきた雲林科技大に仕事で訪れたことがあり、四人の通う大学って、などと想像したりしつつ、楽しかった。

    きっとこれから、ドラマ

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    2025年11月05日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    昭和初期。母と叔母と住んでいる青山千鶴は小説家。おうちにいるとお見合いの釣書ばかり見せられるのに嫌気がさし、小説「青春記」が映画化された記念に台湾より招聘されたのを良いことに台湾へと旅立つ。そこで共に大食いの王千鶴さんが通訳としてつく。台湾国内を漫遊しつつ、「台湾漫遊記」を連載。公演などしながら、台湾の旅や食を楽しむふたりだが、もっと仲良くなりたい千鶴と、職業上の関係を保ちたい王の間ですれ違いが起こる。帝国と島、男性と女性、内地人と本島人の差別に敏感なふたりに友情は育まれるのか?あとがきに「青山洋子(千鶴娘)」と「王千鶴」によるものがあったので、本当にあったことなのか!!と驚いたところで、種明

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    2025年11月01日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    日本の植民地時代の台湾を描いたものである。政治的な説明ではなく、本省人と内地人という立場で、日本人の女性が台湾を旅行して台湾の食べ物を食べ尽くすという形式である。隣国の・・・という本で紹介されていた。フィクションではあるがよく書かれていて台湾に行った気になる。

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    2025年10月30日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    漢方を普段から取り入れてたり(蟹は冷えるから酒蒸しにして温めたとか)、漢詩を諳んじたりしててすごすぎる 教養…!
    でも日本のアニメの話もしたり


    ほっこりするけどそれだけじゃなく複雑なところもあって、台湾の歴史のほうも本読まなきゃなって思った

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    2025年10月10日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    台湾漫遊鉄道のふたりぶりの楊双子先生の作品でした。台湾の歴史、食事、そして百合。古いシェアハウスで暮らす5人の連作短編集のような形態で、出自も性格も違う女性たちが描かれています。現実の時勢と重なる部分もあり、大変面白かったです。

    #エモい #感動する

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    2025年09月24日
  • 海風クラブ

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    “ある場所は、いったん人が踏み込んでしまったら、もう無傷ではいられない”
    山に擬した伝説の巨人の身体に足を踏み入れた少年と少女は成長し、様々な人々と出会う。
    丁寧に一人ひとりのストーリーを追いながら、台湾の先住民族に対する負の歴史へ、更に日本による占領統治時代へと物語は奥行きを増してゆく。

    同時に、原住民であるタロコ族(トゥルク)の村が国策と企業の利権を伴う大規模な開発により押し潰されてゆく様が描かれる。
    ここでも無慈悲で大きな力の前で揺れ動く一人ひとりの心情に寄り添い、掬いあげてゆく。

    鋭く現実の社会問題に斬り込みながら、ウー・ミンイーはファンタジーと融合することを恐れない。それは決して

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    2025年06月28日
  • 海風クラブ

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    自然と開発、神話と現代、貧富や人種とさまざまな対比を描きつつ、主要人物それぞれの過去と現在、全てを抱え込んだ呉明益渾身の小説世界。

    とても私なんかがこの本の良さを表現できないが、最後、振り返って小さな2人が入れ替わった意味を考えてしまった。

    しかし実家の山も巨人だったのかな。3本足の小動物は見かけなかったが、コウモリはいたしな。

    いやー、讃!!

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    2025年05月24日
  • 台湾はだか湯めぐり 北部篇

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    台湾の何ヶ所かの温泉地に行ったことがあり、
    台湾はだか湯めぐりに登場する施設にも、
    偶然行ったことがあったので、
    とても身近に感じ、より楽しく読むことができました。

    ただ、
    知らない場所、知らないことが多すぎて、
    紹介されている施設に行ってみたくなりました。

    次回台湾訪問の際には実際にいくつかの施設を
    体験してきたいと思える、とても楽しい本でした。

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    2024年07月16日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    鉄道旅行、美食、百合をキーワードにした少女たちの物語。
    日本の植民地化にある台湾を舞台に、日本人の女流作家千鶴子と台湾人の千鶴が関係を深めていきます。
    台湾の美食、美しい景観はもちろんですが、二人の関係が最も美しいです。支配者、被支配者の関係であるのにもかかわらず、対等だと無神経な発言を繰り返す千鶴子と、柔らかな笑顔の下に頑固で冷ややかな心を隠す千鶴の対照が面白かったです。友達以上の関係性が特別で切なく思いました。
    小説内小説では日本も台湾も変わらず封建的な社会で女性の権利が抑圧されていますが、小説内後書き(後世)では女性の社会進出が進んでいることが表現されていて印象的でした。

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    2023年05月24日