三浦裕子のレビュー一覧

  • 四維街一号に暮らす五人

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    人と人が交流の末にお互いを大切に思いあうところがステキな話だった。
    しかし、台湾について考えるとその歴史を考えてしまう。

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    2026年04月19日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    前半は、主人公・千鶴子のズケズケとした物言いや振る舞いに強い違和感があり、なかなか読み進めることができなかった。
    しかし、ふたりの関係に決定的な亀裂が入って以降は一気に引き込まれ、夢中で読み進めた。

    物語を通して見えてきたのは、ふたりの関係が本質的には対等ではあり得ないという構造である。
    それにもかかわらず、千鶴子の開けっぴろげで率直な性格、そして後半に見せる反省と真っ直ぐな気持ちによって、一瞬ではあっても確かな絆が生まれたことが印象に残った。

    前半の読みにくさは、単なる性格の問題ではなく、支配階級に属する者としての無意識の傲慢さが滲んでいたためだと、読み終えてから納得できた。

    また、こ

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    2026年08月15日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    楽しい気持ちにしつつも寂寥感や過去への複雑な感情(フィクション・ノンフィクションともに)を揺さぶってくるのが巧いなあと。
    漫遊鉄道〜が分厚めだったのでこっちを選んだんだけど、とっかかりには良かった。次はあっち読もう。
    百合作家さんとは知らなかったので、へーーーでしたね

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    2026年02月28日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    面白かった。台湾のおしゃれ感とレトロ感がほどよい。出てくるご飯も食べたくなる。エピソード多すぎて回収できてないようにも思うけど魅力ある小説だった。

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    2026年01月27日
  • 海風クラブ

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    台湾の巨人が住むとされる田舎町が開発され抵抗するも時代の波にのまれてしまうようなお話。あまりあらすじはよくわからなかったけど、自然も大事で、でも生きていくためには産業やお金も必要で・・という葛藤が描かれていたのかな。巨人の存在が哀しげだった。

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    2026年01月09日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    台湾を舞台に旧日本式家屋に住む4人の女性と大家の女性の物語。お金のこと、過去の古傷などそれぞれ悩みを抱えながらも、ゆるく繋がる女性たちが少しずつ歩を進めていく。

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    2026年01月04日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    古い日本家屋の女性用シェアハウスに集った美しい女性5人と、さらにもう1人の物語。
    それぞれに魅力的な登場人物たちがお互いの出会いを通じて変わっていく様子が語られます。
    そして、最後の章で、なぜ台中の古い日本家屋がシェアハウスになって、この話の舞台になっているのか、その理由となる悲しい物語が出てきます。

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    2025年12月07日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    台湾の台中にある古い日本式家屋で暮らす女性5人。独特な建物の中で暮らす5人の個性がぶつかり合って日々の生活の様子がとても面白い。台湾の過去、現在、そしてこれからについても思いを馳せられる本。台湾ならではの文化や食べ物の描写も素敵。

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    2025年11月27日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    ネタバレ

    知衣と小鳳は良い百合
    「台湾の少年」を読んだところだったので、外省人の家系は政権交代に対してああいう反応になることもあるのかと驚いてしまった。

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    2025年11月03日
  • 海風クラブ

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    まず、ルドンから着想を得た表紙の絵に惹きつけられました。
    台湾の土着の民族が漢民族や日本人達によって搾取され追いやられていく様子が、山に住むという伝説の巨人の終焉と絡めて壮大な物語になっている。
    最初の2人の子供の出会うシーンはとても良かった。だんだんありきたりの展開になって少し残念。
    過去や現在が入り乱れ沢山の登場人物がそれぞれの人生を語り名前が変わったりするので、ごちゃごちゃして紛らわしかった。訳者さんの後書きで工夫されたところだと思うけど、読みづらかった。

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    2025年10月29日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    台湾台中市の路地"四維街一号"に佇む日式建築。台湾が日本帝国統治下にあった昔に建てられたこの建物には、今、大家の"安修儀"とともに近くの国立大の女子大学院生4人が住む。一階一〇一号室には、クールで浮世離れしたBL作家の"郭知衣"。一○二号室には、お嬢様育ちでありながら異性同性問わず複数のセックスフレンドを持つ奔放な"虞小鳳"。二階二○一号室は、貧しい身の上のためお金が無いことを気にするプライドの高い"徐家樺"。そして、二○二号室に、シャイで人付き合いの苦手な"瀟乃云"

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    2025年10月25日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    4人の入居者について楽しみながら読んで、大家さんのとこで、あっ、こんなのが最後に来るんだ、と。台湾への飛行機の中で読んで思いがけずも涙があふれた。
    台湾のこと知りたいと思うと、どうしたって戦争や中国について知らなければ理解が深まらないだろう。
    興味を外へも伸ばしていきたい。

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    2025年10月14日
  • 海風クラブ

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    プリミティブな美しさが時の流れとともに侵されていく。それでもなお人は生きつづける。金儲けに踊らされる(その結果を唯々諾々と受け入れる)人間の営為は巨人の体を削り、その体内に異物を放り込むようなものだというメッセージはあまりに直截的で、読むべきはむしろ強く逞しく生きていく人たちのその姿なのだろう。物語は円環を描くように閉じていく。父(母)祖の闘いを引き継いだ次の世代に強い生き方を託しながら。

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    2025年09月10日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    同時期に読んだダガー賞受賞作のシスターフッドものがあまりにピンと来なかったことも影響しているのか、翻って、本作はものすごく良かった。ヤクザの世界を通して男性性をことさら強く意識付け、メインキャストの性を相対化させる件の作を評価した英国ミステリー界を全く理解できない我が身としては、多様性を一個性として認めながら人間同士の魂の交流、成長のあゆみをつぶさに描き出す本作、大衆百合文学こそを激推ししたい。メシもうまそうだし言うことない。肝はやはり「舞台裏」。政治的に無気力な自分は本作者のような熱量を物語にこめることは、不可能、なのだろうか。自らのアイデンティティを見つめ続ける姿勢に何よりの敬意を覚えた。

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    2025年09月07日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    g-mapで見たら建物ありますね。
    1996年に大陸からミサイルが飛んできて、2000年には民進党に政権交代した。この間も当地に住んでいて台湾の大きな変化を肌で感じていた。

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    2025年08月25日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    ネタバレ

     なんとなく『海街diary』を思い出した。(ただしこちらの5人はまったくの他人であるが)ただ、なんとなく。
     自分は何者なのか?(エスニック・グループであったり性的志向であったり……)が、シェアハウスの店子4人と大家、それぞれの(時間的なズレはあるものの)意識の表面に(自然と、あるいは他からの刺激によって)顕れてくる。登場人物全員が女性なので「百合もの」の色合いは帯びるものの、それがテーマではない。
     登場人物ごとに章を割いて描いていくが、人数が多いせいか、『台湾漫遊鉄道のふたり』ほどの彫り込みには至っていない印象。
     作中にでてくる1914年出版のレシピ本、実在するそうなので(解説文)、翻

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    2025年08月09日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    ネタバレ

    国際ブッカー賞受賞。国際ブッカー賞が何かも知らず…勝手なイメージで表紙や挿絵が賞を取ったのかな?位な気持ちで手に取った本。元はイギリスのブッカー社がスポンサーの文学賞で英語翻訳が評価されたらしい。

    台湾も食べ物も好きなので紀行と友情を交えた爽やかな物語になるかなと思っていたが…

    植民地、家、性差なども 関係性や真逆な性格もあり、なかなか。。。

    食べ物の名前や読み方が難しくなかなかすっと入ってこなかったのと、何度も千鶴子の友達になろうと口頭で確認したり、それに対して千鶴の頑なに態度が硬化するやり取りに読んでいて疲れてしまった。。。

    モキュメンタリーの手法も表紙に著者と訳者の記載があるので

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    2026年08月18日
  • 海風クラブ

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    海外小説は苦手で挫折してばかりだったけど、これは読破できました!台湾の歴史に詳しくないし、結末?的には悲劇的ではあるのに読後、じんわり豊かな気持ちになる不思議な本。
    人間の営みによって失われていく自然。共存できるはずなのに、浅はかな経済活動によって自然はもとより自身の生活をも脅かす人間の愚かさ。「死により多くの復活や再生が引き起こされる」を、信じたい。台湾の濃い緑の大地はほんとうに美しいから。

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    2026年08月13日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    ネタバレ

    日本統治下の台湾を舞台に、二重三重の虚構の上に成り立つ現代に書かれた翻訳百合小説。
    でありながら、見かけはエンタメで観光と食にほとんどのページを費やし、なおかつ、良い人だけど自分の見たいものだけを、見たいように見る、という視点もあり、一筋縄でいかないという複雑なものでした。

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    2026年08月13日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    ネタバレ

    良い本なんだろうけど、私はそこまでではなく、食べ物の記述もしっかり読んだ方がいいんだろうけど分からなすぎて読み飛ばしてしまったのが原因か。その視点知ってる、というのもある気がするのだが、やっぱり読み方が浅いんだろうなぁ。

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    2026年08月11日