烏賀陽弘道のレビュー一覧

  • 報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪

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    3.11以降のテレビ、新聞等のマスメディアの報道に「ちょっとこの報じ方はおかしいかもしれないな?」と疑問をもたれた方に特にお奨めしたい1冊。
    また、普段文章にあまり馴染みがない方でも2人の対話形式にて収録されている為大変読みやすいと思う。
    この本を読み終えた後に今までとは違う角度から既存のマスメディアの報じ方の検証をするのも面白いと思う。

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    2011年09月27日
  • 報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪

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    今回の災害で問題視されている「報道」について,上杉さんと鳥賀陽さんが対談形式で語る本。
    冗談交じりに,笑えない現実をつきつけられる。
    僕らが情報を知るのは「報道」を仲介してからだから,「報道」は真実を中立的に(時にはどちらかの立場で)伝えなければいけないのだが,記者クラブ制度がそれを邪魔しているらしい。報道記者の認識にも問題があるようだが。。
    最近の日本はホントにおかしい。

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    2011年09月19日
  • 報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪

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    震災以前からメディアについて、疑問は持っていたが東日本大震災における報道によって普段マスコミに対し疑問に思っていなかった人も少しずつ気がつき始めたのではないかと思う。でもまだまだ洗脳されてる人もいるけどね。

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    2011年08月30日
  • 報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪

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    大震災によって、日本社会での最大の問題が露呈したのを理解できる真実の対談。FBで烏賀陽大学に入れていただきましたが、いっそう総長にお会いしたくなりました。
    この二人と比べると、今夜の席でFBでは自分の思いは明かせないと言い訳しに来た地元紙記者は、本当にジャーナリストじゃないと思います。

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    2011年08月19日
  • 報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪

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    恐らくこれが真実。これがデマだというならそうとうなシナリオライターだが、時系列に起こった事象を論理的に判断すればこういう結論になる。どうせ数年後にこの醜事も「検証」の名の下、まるで我が手柄のように日本の広報機関によって報じられる事になるのだろうが、時既に遅し、検証もしないし今後にも生かさない。残念だね、日本。

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    2011年08月19日
  • 報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪

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    一読して、悔しくて、口惜しくて、本当に情けなくて、涙が出た。
    震災後の政府、東京電力の対応や、マスメディアの姿勢に対する憤り、それについて、多くを知らず深く考えることもしなかった自分への驚き、怒り、いろいろな感情が渦巻いた。
    小説以外の本を読んで、こんな気持ちになったのは久しぶり。

    日本のジャーナリズムの現状、問題点を、対談形式で詳らかにした内容。
    著者らの経験、見方から「日本の報道機関」を知ることができ、貴重。

    インターネットも利用して情報収集すると、最近のテレビや新聞などのマスメディアによる情報は、どこまで信用していいのか、なにを信用すればいいのか分からない、と感じていたので、この本に

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    2011年08月09日
  • カラオケ秘史―創意工夫の世界革命―

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    通信カラオケのmidiファイルが、楽譜なしで曲を聴くだけで採譜よろしく書き取られて作成されているというのにびっくり。そんなアナログな作業で作られていたとは。インターネットが普及する前の電話回線の時代から、どうやって音楽データを送って再現したのかといった工夫の歴史も、思いがけない企業が絡んだりして興味津々。

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    2009年10月04日
  • プロパガンダの見抜き方(新潮新書)

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    事例などもわかりやすく、新書ゆえに入門編としてはとても読みやすかった。
    文中にもあるが、マーケティングとプロパガンダってほんと同じだね。
    自分たちが有利な立場になるよう、好まれるように情報を伝えることがプロパガンダ。
    ひいては宗教の思想を広めることだってプロパガンダである。

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    2025年06月02日
  • プロパガンダの見抜き方(新潮新書)

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    情報の洪水に溺れる現代人にとってそれへの向き合い方が問われる状況は今後も続くと思われるが、プロパガンダという語句に対する一般的なイメージである政治的なメッセージ以外にも我々が気をつけるべきことは多々ある。
    結論部分はある種凡庸でもあるが、プロパガンダの公式と呼ぶべきスタイルをさらいながら、種々のプロパガンダ的手法を洗い出すことで改めてこのような手法が世間に溢れていることに気付かされる。

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    2025年05月28日
  • フェイクニュースの見分け方

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    正しい情報、信憑性の高い情報を得るためのポイントについては、これまで読んだ他の本と共通していて尖ってはいないが、一つ一つのポイントを解説するにあたって、具体的な事例を出してくれるため、どう読むか、即ちどこを疑い、どのように考えるかという道筋がとてもよくわかる。

    SNSなど、ネット上の情報は素人がなんの裏付けもなしに好き勝手発言・拡散できてしまうため、信憑性がない。一方、新聞や出版社から出る書籍には、会社としてのチェック機能、お墨付きの機能がある。これは自明なことではあるが、一ブログで文章を書いている者としては、自分の不甲斐なさとメディア企業への畏敬の念を改めて痛感させられる。

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    2025年05月14日
  • フェイクニュースの見分け方

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    文字通り、フェイクニュースの見分け方について。

    わかいやすいものから、メディアによる恣意的なものまで、色んな事例があることを学んだ。

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    2024年08月05日
  • フェイクニュースの見分け方

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    朝日新聞の元記者である著者が朝日新聞を含めて様々なメディア側の嘘を指摘する本作は経験に基づく具体的かつ痛烈な書き方が面白かった。
    はじめはネットにはびこるフェイクニュースの見分け方について書かれたのかと思ったが、内容は地上波・新聞にもおよび、具体的に書かれた事例まで出して指摘している内容はわかりやすかった。

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    2022年03月25日
  • フェイクニュースの見分け方

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    各章のまとめは、時々読み返そう。
    公開情報を十分に分析しているか確認。Gサーチ使ってみる。匿名情報には最低限の信頼を与える。反論再反論は自自が何かを読者が判断する材料を提供する。強い修飾言葉に注意。主語がない時注意。検証には、時間軸、空間軸を広げる。メディアはわからないといいたがらない。嘘でも本当でもないこともある。アキュラシーでなく真実性。なぜ誤ったのかを考えるために、間違った主張もなされる必要がある。編集者や校閲者を置いている媒体には一日の長あり。この人は精度の高い事実に基づいて発言する、という人を分野ごとに見つけておく。日本ではステマは法規制されていない。発問のゴールを動かさない。

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    2022年02月16日
  • フェイクニュースの見分け方

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    ネット、SNSの時代になり、旧メディア媒体が衰退して久しい。いや、根拠なき流布が蔓延するネット社会が急躍している。
    3.11以降、SNSによるフェイクニュースがより急拡大したように感じる。
    報道と権力はいつの世も変わらないが、昨今では真実を掴む洞察力、分析力、調査力が重要な時代だ。

    本書には常日頃思っていたことを、正しく代弁していてくれて気持ちが良い。
    書籍を読んでいても、〜らしい、〜と思われる、〜と語られる、など丸々一冊伝聞系で書かれ、引用元もなければ、参考文献もない、著者の主観だらけの作文じゃねーかという、よくも編集者、校閲、校正を通して出版にこぎつけたなと思う、低俗なものに出会う。

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    2020年01月22日
  • カラオケ秘史―創意工夫の世界革命―

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    ブラザーのTAKERUがジョイサウンドの布石になって、技術者のアンダー・ザ・テーブルな仕込みによってバックボーンを支える拠点となっていくくだりは胸熱。設置店の負担が最小になるようにアナログ回線で夜間オートパイロットする巧みな仕込みとか。

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    2019年01月20日
  • フェイクニュースの見分け方

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    SNSで流されているフェイクを判断する基準が示されている。一番いい方法は匿名の情報は信用しない。定義がはっきりしているか確かめる。言葉の定義を疑う。主語のない文書は疑だ。例文もたくさん載っている。なるほど詐欺師とはこんな風に騙すのかと参考になった。

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    2019年07月02日
  • フェイクニュースの見分け方

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    メディアリテラシー。
    長く現場記者をされていた経験から、ファクトの重視を主張。
    なるほどだな。
    なんとなく読んでいると、何気に誘導されて行くのを防ぐ、いくつかのポイントを実例を挙げて論じてくれる。
    こう言う読み方だけが常に必要というわけではないだろうが、重要な観点であることに間違いはない。

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    2017年12月07日
  • 「Jポップ」は死んだ

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    ‪現代の邦楽を批判する本ではない。むしろ著者は邦楽を「多様性や自由度を増し、どんどん面白くなっている」と評している。音楽の流通からメディアの変化を考察した一冊。特に第3章は音楽に詳しい・疎い関係なく勉強になる。辻野晃一郎氏が語るウォークマンがiPodに負けた理由も興味深かった。‬

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    2017年10月10日
  • フェイクニュースの見分け方

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    僕を含め一般の人は、報道されるニュースについて、違和感を持ったとしても、深く調べようとはしません。『そんな出来事があったんだー』くらいにしか思わないので、フェイクニュースをそうだとは思わずに、報道通りに受け取ってしまいます。
    だからこそ報道陣には公平性や正確性を求めます。信じられる情報をしてくれないと、『このニュースは怪しい。自分で調べなくてはならない』となれば、もう報道の意味が無くなるし、二度手間です。
    その意味で、前読した『統計数字を疑う』もそうですが、統計の定義と実体が離れていては無意味です。平均貯蓄額が一般感覚とズレているのと同じで、これって結局鵜呑みにはできなくて、参考になりません。

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    2017年09月22日
  • フェイクニュースの見分け方

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    ネタバレ

    一見もっともらしいニュースや論評には、フェイク(虚偽の情報)が大量に含まれている。新聞、ネットなどあらゆるフィールドの第一線で記者として活躍してきた著者が、正しい情報を選別するためのノウハウを伝授する。

    フェイクニュースの見分け方ということでしたが,あらゆることにその考え方を当てはめるといいのではと思った。

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    2017年09月11日