烏賀陽弘道のレビュー一覧

  • カラオケ秘史―創意工夫の世界革命―

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    [ 内容 ]
    世界中の音楽はもちろん、生活スタイルまでも変えてしまったカラオケ。
    その成り立ちを調べ始めた著者は、次々と意外な事実を発見する。
    これまで伝えられていなかった「真の発明者」の存在、カラオケボックスが岡山のうどん屋から生まれた背景、原子力博士が通信カラオケを開発した事情…。
    音楽を愛し、創意工夫を欠かさなかった男たちの情熱とアイディアが結実するまでを描く。
    カラオケの正史にして決定版。

    [ 目次 ]
    序章 日本人はなぜ「聴く」より「歌う」のが好きなのか
    第1章 「カラオケの発明者」になりそこねた男
    第2章 カラオケボックスを考案した弁当屋のおじさん
    第3章 原子力博士はなぜミシン

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    2011年05月22日
  • フェイクニュースの見分け方

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    情報化社会でデマに騙されないために読んでみた。
    趣旨としては、時間軸と空間軸で類似の情報を収集し、俯瞰して比較することでフェイクかどうかの判断ができるというもの。分かってはいたが、他人の言葉で聞かされると頭に腹落ちしやすい。

    <アンダーライン>
    ★★★
    もし発言者が他者を説得したいなら、「なぜ聞き手である私はあなたを信じなくてはならないのか」の理由を提示しなくてはならない。

    ★★★
    一般に、根拠となる事実が弱いと、修飾語が過剰に強く、大げさになる傾向がある。

    ★★★★
    「記者が何を書いたか」ではなく、むしろ「何を書かなかったのか」に注意を向ける習慣を身につける

    ★★★★
    メディアは「わ

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    2024年03月07日
  • 敷金・職質・保証人 ― 知らないあなたがはめられる - 自衛のための「法律リテラシー」を備えよ -

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    「契約書にハンコと署名をしたらもう最後」契約相手だけでなく裁判官もそう判断する。99%負ける。
    後から覆ることはないので、よく考えてからハンコ押す。

    賃貸住宅などで「すぐに契約されないと人気物件ですから他のお客様が契約してしまいますよ」と急かされることがあるが、焦らず1万か2万円を内金として渡し、領収書を貰い、契約の意思があることを証拠付け「本契約は契約書を検討してからにします」という。契約するなら、仲介手数料から差し引いて精算。しないなら「気が変わりました」と領収書を見せ、返金して貰えばよい。

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    2023年12月29日
  • フェイクニュースの見分け方

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    ファクトの裏付けは自分で確認しないと信じられないかもね、という話。正しいとは思いますが、そもそも意見や主張や思惑が全く含まれてない報道は一つもないと考えるべき。日本人は騙されやすいので注意!

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    2022年08月15日
  • 敷金・職質・保証人 ― 知らないあなたがはめられる - 自衛のための「法律リテラシー」を備えよ -

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    あまりに当たり前で知っていることばかりだった。
    まず敷金の返還について。
    引っ越しと退去をしたことがあるのならば、一度くらい敷金礼金についてググったことがあるのではないだろうか?
    私はある。
    そして本書はググればわかる程度の内容なので、当然知っていることだった。
    契約書に敷金をクリーニングに記載があることは多い。
    それにガイドラインでこうだから、と交渉すればいい、と本書は述べているが、現実的ではない。
    ガイドラインはあくまでガイドライン。別にそれと異なる契約書を作ろうがなんの問題もない。
    そこでゴネたら契約できなくなるだけ。
    仲介業者も大家も面倒くさい客にそこまでして契約してほしくない、トラブ

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    2021年06月17日
  • 敷金・職質・保証人 ― 知らないあなたがはめられる - 自衛のための「法律リテラシー」を備えよ -

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    日本は法治国家なので法律について知っておくというのは大事ですね!
    参考になりました。
    ぜひぜひ読んでみてください

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    2021年06月07日
  • フェイクニュースの見分け方

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    ネタバレ

    具体例も多くて参考になるところが多かった。個人的には弘中さんのあたりがいちばん興味深かったかな。あともう一個,終盤で参考になって引用したかったところがあった気がするのだけど,思い出せない。

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    2021年06月07日
  • フェイクニュースの見分け方

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    【本書の概要】
    世の中にはフェイクニュースがあふれている。
    以前は新聞・テレビなどの旧メディアが発信者であったが、SNSの台頭により、誰もが気軽に発信できてしまうようになった。そうした世の中では、フェイクニュースを見分ける目を持つことが何よりも大切である。
    フェイクニュースの見分け方の基本は、「ファクトを信じること」である。本書ではこれに沿って、具体的な事例を交えながら見分け方の詳細を解説していく。


    【本書の詳細】
    ①ただの主張しかない記事は捨てる
    ・証拠となる事実の記載がない主張(オピニオン)は全部無視する。
    →記事中に主張を補完する根拠(バックデータ、いつ誰が発言したか、等)の無いもの

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    2021年01月03日
  • 報道の脳死

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    これも2012年ごろに出版されてる本、ようやく読み終わった。たぶん、このころ私はすでに烏賀陽さんをツイッターでフォローしてたけど、時々ふざけたことを言うカエルのおじさん・・という印象。真価を知ったのは、去年くらいから見始めた「一月万冊」でご本人を知ってから・・。安全保障のご本を読んでさらに「こういう方貴重だな」と思うようになった。動画でのおちゃらけにはついていけないところが多いけど・・。
    前半「パクリ記事」「えくぼ記事」などの話も興味深かったけど、終盤のアメリカでの取材(インタビュー)に基づいたジャーナリストに関しての解説が良かった。今日、たまたま出先で地元の新聞社の若い記者さんをお見かけした

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    2020年08月29日
  • 「Jポップ」は死んだ

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    Jポップについて色んな角度から語った一冊。

    Jポップの音楽的な話かと思いきや、構造的な話が多かった。

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    2018年05月02日
  • フェイクニュースの見分け方

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    ニュース記事のどこに注目すべきかという点を解説している。聞いたことがある話もあれば、新鮮で勉強になった話もある。が、伝えたいことを説明するのにこの文章量が必要だったのかは疑問。前半は、著者が意図せずとも政権を養護したり個人のバッシング(そういう意味ではないという説明の記載があっても)に受け取られやすい印象。後半の方が、より面白い文章に感じられた。5W1Hと誰が何を根拠にした発言かということには今まで以上に注意してニュースに向き合いたいと思いました。

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    2017年09月24日
  • フェイクニュースの見分け方

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    さっと読める本で、且つ
    教養としての必要度⭐️⭐️⭐️⭐️なので、
    読んでおくべき本。

    1.ファクトとオピニオンを分けて書いてあるか。
    2.オピニオン部分は捨てる。
    3.発信者はだれか。不明なら捨てる。
    また発信者のキャリアを確認する。その分野について発言する資格はあるか。
    4.大きな絵との矛盾を探す。
    5.フェアネスをチェックする。
    6.引用は正確か。
    7.宣伝ではないか。
    8.ロジックの逆、裏、対偶を立ててみる。
    9.ないものがある、と仮定してみる。

    スラップ訴訟(相手を黙らせるための訴訟)

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    2017年11月07日
  • フェイクニュースの見分け方

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    ・タイトルは「フェイクニュースの見分け方」だが、どちらかといえば既存マスメディアのニュースの信用度をはかる話ばかりで、フェイクニュースの話題は出てこない。これは「ニュースリテラシーの身につけ方」である
     ・ここに書いてること全部守りつつ、完全に嘘っぱちなフェイクニュース作られれば対処は難しそう

    ・ニュースリテラシーに関する本としては誠実だし良い感じだが、看板には偽りがある

    ・お、6章で発信者の話題になった。ここからはいよいよフェイクニュース特有の話題になるか?
     ・…が、結局、マスメディア上などで発言する人の信用性の話題にシフトしていった…うーん

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    2017年07月10日
  • カラオケ秘史―創意工夫の世界革命―

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    カラオケの発明は、世界に誇る日本の発明かもしれないが、その発明者は何人もいると言われている。

    そんな疑問を多くの人にインタビューの形で正史を造ろうとした試みの本。秘史とはあるが、どこかで聞いた話が多いが、インタビューを通じてカラオケに携わった人の苦労がわかるような本である。

    結局のところ、「流し」と呼ばれる人たちが全盛時代の頃、機械で演奏するハード部分と曲のソフト部分を誰が発明したのか、コンテナでカラオケを始めたのは誰か、通信カラオケという形はどのようにして始まったのか、今も曲を作る人たちの現状という4章をベースにコラムで関係の深い人や話を紹介している形である。

    カラオケといえども侮りが

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    2015年01月31日
  • 「朝日」ともあろうものが。

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    朝日新聞の捏造記事というのは、この社が伝える伝統芸能らしい。新人記者に、がらがらな展覧会に人がたくさんいるような写真を撮らせ、これが取材のやり方だと教える。そして、ありもしない広島の百円ラーメンの記事が、捏造の名作として伝えられる。挙げ句の果てに例のサンゴ事件。やはり無くなった方がいいですな、この新聞社は。

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    2014年11月01日
  • 原発難民 放射能雲の下で何が起きたのか

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    原発事故で故郷を追われた人たちの苦悩を綴る前半と、余りにも稚拙であった事故対応について原発災害のスペシャリストが語る後半の2部構成。
    特に後半のインタビューは呆気にとられる。何故「格納容器は壊れない」ということになっていたのか?何故住民への避難指示は遅れたのか?またSPEEDIがありながら半径20キロ避難という理解し難い避難指示がなされたのか?その答えがいとも簡潔に語られている。

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    2013年03月23日
  • 報道の脳死

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    ●:引用 →:感想
    ●かつて朝日新聞の記者として、いまフリーランス記者として働く私が身をもって実感したのは、会社員=組織員ではない個人記者のほうが、はるかに即断即決、意思決定のスピードが速いことだ。3.11という進行の速い事件に対応すること。インターネットという技術革新の速いマスメディアを使うこと。どちらにもいえる。
    →「原発報道とメディア」と同様、”「コンテンツ」(中身)””「コンテナ」(入れ物)””「コンベア」(流通)”を一人で行えるジャーナリストをつくることが結論。

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    2012年12月25日
  • 報道の脳死

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    いつだったか、ソフトバンクのテザリングについての方針を孫社長のツイッターで呼んだ翌日、朝刊で「ソフトバンク、ついにテザリング解禁」との見出しを目にした。あるいは、小沢一郎のインターネット配信での記者会見をリアルタイムで見た数時間後に、全国紙のウェブサイトでPC画面をキャプチャした写真を見た。このような、まるで間抜けな、理解に苦しむ事態がなぜ起こるか?311以降の僕の疑問に、本書はさらりと答える。なるほど「脳死」しているのか!
    テレビ、新聞といったマスメディアが持っていた権力、言い換えると「価値」は、大量情報の即時伝達手段であり、インターネットの出現により、完全にその価値を失っている。インターネ

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    2012年12月23日
  • 報道の脳死

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    3.11後の新聞のダメさ加減から、著者は「報道は脳死状態だ」と判断を下した。
    前半はどこがダメなのかを解説し、後半は今後の報道のあり方について考察している。

    新聞のダメな点

    1.どの新聞でもほぼ同じ記事を掲載。
    写真もほぼ同じだったり、他社のカメラマンが写り込んでいたりもする。

    2.セレモニー記事。官庁、企業が設定し、広報したセレモニーを取材しただけの受動的な記事。

    3.えくぼ記事。読者にポジティブな印象を与え、被取材者も喜ぶ記事。
    いわゆる美談で、どこからも抗議が来ない。

    4.カレンダー記事。あれから何ヶ月、何年という記事。

    なぜこういった記事が増えたかというと、コスト削減で取材

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    2012年10月03日
  • 報道の脳死

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    62点。この本が中心的に扱っているのは3・11に関する報道です。
    こういう本が出るのは少なからずマスコミ報道に違和感を感じる人が増えたってことなんだろうなぁ。
    でもメディアは役に立たないと言ったってどこからか情報は得ないといけない。結局は受け取り手のリテラシーなんだろう。
    記者は人の不幸で飯を食う賤業だ、と言うけれど人の不幸を他人に知らせるという卑しい仕事をするという自己犠牲を払いながらも、それが多くの人々の利益になると信じて職責を果たすというのは難しい。
    これが、世のため人のために役に立つ仕事だと感じながら仕事をしているならば単なる自己愛的な振る舞いになりかねないわけでさ、根拠みたいなのが見

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    2012年08月31日