塩野米松のレビュー一覧

  • おじいちゃんの小さかったとき

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    70、80歳くらいの人が子ども時代だと思われる。
    ここ数十年で変わりすぎた。
    自由だな、のびのびとしているなと思うところもあるけれど、自由なぶんいじめもあっただろうし、大怪我をしたこともあるだろう。
    子ども達の周りにはいつも大人がいてあれはダメこれはダメだという。知識でダメなことは分かっていても、体験でダメが分からない。
    生身の人間の力が必要になるとき、昔の子ども達の方が生きていけると思う。

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    2025年03月11日
  • くじらのいるこみち

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    すごく、すごく良い絵本!
    はたこうしろうさんの絵が本当に良い!
    ゆかちゃんの一つ一つの表情が輝いて眩しくて、
    「わたしのうみ」に魚がいたと気付いた時の顔に脱帽!
    そして、くじらを見るゆかちゃんと両親の表情はここでしか描けない最高の時間が描かれている!
    そこからの最後のページのへたさんとゆかちゃんの顔に感服◎

    土の道は嫌だなと大人心に思ってしまうけれど、土はとても大切な場所だと改めて思わせてくれる絵本。
    これから大きくなるゆかちゃんにとってこの場所で過ごした時間、へたさんとの時間は一生の宝物になるだろうことがとても伝わる一冊。
    素晴らしい絵本にまた出会えたことに感謝します◎

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    2025年02月15日
  • 少年時代 ~飛行機雲はるか~

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    「藤の木山砦の三銃士」に大幅に加筆したものということでした。前作も読んでいるのですが、全く違った作品のように楽しむことができました。既視感というようなものを感じたのはわずかだったように思います。自分の記憶力の減退のせいかもしれませんが、極めて新鮮に、そして一場面一場面を印象的に読み終えました。
    登場人物たちは私と比べるとおそらく一まわり上の年代となりましょう。それでも描かれていることの一つ一つに思い当たることがあり、我がことのように懐かしい気持ちで満たされました。これは大切な記録として残しておきたい物語です。忘れてはならない物語だと思います。
    少年時代に特有の揉め事もあり、当時の解決方法で解決

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    2023年02月13日
  • 少年時代 ~飛行機雲はるか~

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     この物語の少年たちより、自分は少し後の世代だけれど、子どもの頃、先輩に教えてもらったこと等を思い出した。記憶の蓋が開き、出てきた思い出はセピア色だった。
     この物語やトムソーヤの冒険、映画スタンド・バイ・ミーのように、大冒険を経て手に入れた大人への階段は貴いものである。

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    2024年08月20日
  • おじいちゃんの小さかったとき

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    20191012 新聞で紹介されていたので読んでみた。聞書の名手が自分の話を記録する。場面場面が自分にもわかるシチュエーションなので、読んでいて考えてしまった。今更ながら子供時代は自由気ままで良いのではないかと思った。スマホ世代がどんな反応を示すか気になります。

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    2019年10月12日
  • かぐやのかご

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    ネタバレ

    偶然出会ったおばあさんと話していく中で清香の心がほぐれていきます。
    このようなおばあさんの存在は素晴らしいなって思いました。

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    2015年09月03日
  • かぐやのかご

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    子どもの頃の、嫌な奴に会って体が硬直する感じ。とてもリアルで、私まで硬直してしまった。
    いいおばあちゃんだなぁ。
    強いて言うなら、他人の罪を背負うと美しくなる…というのが、腑に落ちなかった。なんで、と思ってしまう。

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    2015年08月15日
  • かぐやのかご

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    転校生のさやかと竹かご編みのばあちゃんとの出会い。光る竹の話とかぐや姫。ばあちゃんの話とへっぷりに心温まる。

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    2015年07月01日
  • かぐやのかご

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    想像することができるって素晴らしいことですね。

    それで、おばあちゃんの名前は何とおっしゃるのだろう。

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    2015年02月02日
  • 失われた手仕事の思想

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    手仕事に生きる職人たちを筆者が一人一人訪ね歩き、話を聞き書きしたものを纏めた文庫版です。僕は偶然本書を手にすることが出来ましたが、新しいものと古いものの間で揺れ動き続けるものを記録した貴重な一冊です。

    僕がこの本を読むきっかけとなったのはとある施設に用事があって、暇をもてあましていたときにそこに所蔵してあるライブラリーの中の一冊であったからでございます。ここに記されているのは野鍛冶、萱葺き、箕作り…といった連綿と続く手仕事の世界に生きる職人たちを筆者が訪ね歩き、彼等の話を聞き、まとめ、自らの考察を加えたものを文庫した一冊です。

    こういうことを言うのは自分でも口幅ったいことですが、職人のなり

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    2013年11月06日
  • ネジと人工衛星  世界一の工場町を歩く

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    もの造りをやってる人間に取って、非常に重要なコメントがてんこ盛り。

    同世代の方が多く登場されてるし、益々のご活躍を祈ります!

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    2013年05月26日
  • ネジと人工衛星  世界一の工場町を歩く

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    高井田の町工場のおっちゃん達へのインタビュー。平成20年の統計では東大阪は工場の数は全国4位、密度では大田区の5割ましでダントツの1位。しかし全盛期の半分に減っている。
    紹介されているのはバネ、金型周り、金属加工などなど。
    生き残るための考え方は各社それぞれだが共通するのは、機械を買って来て機械任せでは大手や中国に勝てないこと。
    また、中国の技術が上がってきていることもわかっていてそれでも勝てる部分は有ると。
    ちょっと気になったのは工場が減った分住居が増えて工場に対する苦情が増えていること。
    おっちゃん達の多くは同世代からちょっと上が中心なので中国に負けん様に頑張って欲しいもんですわ。

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    2013年02月19日
  • ネジと人工衛星  世界一の工場町を歩く

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    20121201 仕事ってなんだろう。技術立国日本、言葉では簡単、今の政治家に読んで感じて貰いたい。
    (´-`).。oO(

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    2012年12月01日
  • ネジと人工衛星  世界一の工場町を歩く

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    生まれ育ったのがこの地域の近隣だったのですが、そのことが自分の考え方や行動に大きく影響しているのだとはじめて気づきました。
    この本に登場する話は仕事の話しなんだけど、いわゆるビジネスの香りがまったくしない。
    最先端のテクノロジーほどそれを具現化できる職人を必要としているのが現実で、昔みたいな手の感覚だけじゃないITツールを駆使して定量化された近代的な職人のニーズはもっと高まるのだと思う

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    2012年11月17日
  • 失われた手仕事の思想

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    懐古、感傷、寂寥の強い香りに多少たじろぐ。

    効率化はされているし、消費第一の世の中ではあるが、大量生産の現場においてもそれでもいいものを作ろうと試行錯誤している職人がいないわけではないことを知っているので、この本に完全同意!とはならないけれど、それでも弟子の教育については思うところあった。

    100年後のものづくりはどんななんだろうなあ。

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    2012年11月10日
  • 失われた手仕事の思想

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    高度経済成長期を抜けてきて、生活の中の大切な何かが、根っこのようなものがないような不安定な感じをもっている方、ぜひ読んでみてください。

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    2020年09月07日
  • くじらのいるこみち

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    ネタバレ

    へたさんがちょっと気持ち悪いのを除けば、小石に描かれた魚が水溜まりにたくさん浮かんでるっていうオチはイラストも可愛くて良かった。

    こういう小さくて可愛いアイデアをオチに持ってこれるのが絵本の良い点だなと思う。

    くじらの存在が地味だったから、タイトルは【さかなのいるこみち】の方がピンとくるなと思った。

    ありがとうございました。

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    2025年07月07日
  • わく

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    気持ちのわくわくと何かが生まれる、湧くや色んなわくを表しているんだと思います。子どもにはちょっと難しかったようです。哲学的な絵本だと思いました。
    〇未就学児~

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    2025年05月31日
  • 少年時代 ~飛行機雲はるか~

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    ネタバレ

    1995年の藤の木山の三銃士って聞いたことがあるんだけど~明夫は喧嘩も弱く運動も苦手で同じ小5の弘と孝治と孝治の弟の秀治と三銃士を名乗っている。水の遊び場を巡る争いで小3の秀治が活躍し御徒町と引き分け,喜多町も使えることになった。川の淵の調査と主を突こうと頑張り,明夫は天体望遠鏡作り,弘はラジオ作りに夢中になる。孝治は野球に誘われ,中2の大将光一郎は御徒町の解散に合わせて,喜多町も小中で組を分け,砦も壊すことにした~そのリライトだそうです。私の世代より10年程度上の話です

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    2023年01月24日
  • 失われた手仕事の思想

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    従弟制度とはなんだったのか、昔の師弟関係のこと、考え方、今の師弟関係のあり方、なぜ職人がそのような師弟関係を築いて仕事をしていたのか、どのような生活でどのような教わり方をしていたのか、なぜ職人はいなくなっていったのか、生き方、考え方、などなど
    後半の章が面白かった。
    社会が変わり、買い手の考え方も変わったから、作り手も存在できなくなってしまう。

    親方は先生ではない。教えるプロではない。
    ただ、現場を与え、仕事をする姿を見せる。
    職人としての生き方を見せる。
    教わる側次第で一人前にもなれるし、やめることもできる。やる気がない人を鼓舞する必要なんてない。学校の先生じゃないから。

    なんとなく詳し

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    2020年12月03日