あらすじ
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自然の中のなりわいや野遊びの伝道師として、聞き書きの名手として、自然と人、人と人、子どもたちのありようを見つめ続けてきた塩野米松さん。昭和、平成、令和……、人新世ともいわれる現代、その先の未来。時代や社会、環境が大きく変わっても、したたかな命を宿して変わらずあり続ける大切なものを、5つの珠玉のおはなしに託して、自然といのちの輝きを圧倒的な画力で描いてきた当代一流の絵本作家5名との夢の共演により、子どもたちに語り伝える豪華絵本5巻シリーズ。第2回配本は『くじらのいるこみち』。住宅街の外れ。「へたさん」というおじいさんの家の前だけ土の道が残り、草木の花が咲く。頑として舗装を許可しない。近所に越してきた「ゆかちゃん」は土の道が大好き。雨後の水たまりはゆかちゃんの「海」。金魚を放そうとして止められる。翌日、たくさんの魚が、次の日には大きなクジラが現われる。自在なタッチで自然・人・いのちを鮮明に描く、はたこうしろうによる路地の小宇宙。
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Posted by ブクログ
すごく、すごく良い絵本!
はたこうしろうさんの絵が本当に良い!
ゆかちゃんの一つ一つの表情が輝いて眩しくて、
「わたしのうみ」に魚がいたと気付いた時の顔に脱帽!
そして、くじらを見るゆかちゃんと両親の表情はここでしか描けない最高の時間が描かれている!
そこからの最後のページのへたさんとゆかちゃんの顔に感服◎
土の道は嫌だなと大人心に思ってしまうけれど、土はとても大切な場所だと改めて思わせてくれる絵本。
これから大きくなるゆかちゃんにとってこの場所で過ごした時間、へたさんとの時間は一生の宝物になるだろうことがとても伝わる一冊。
素晴らしい絵本にまた出会えたことに感謝します◎